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教育格差の原因とは?教育格差のない社会を作ろう

なぜ教育格差が起きてしまうのでしょうか?

教育格差と聞くと、働くために勉強をすることができない発展途上国の子どもたちの話だと思う人もいるかもしれません。ですが、教育格差の問題は日本でも深刻化しています。

日本は義務教育制度があり、教育の機会は平等にあるはずです。しかし、教育格差は年々広がりつつあり、コロナ禍によって格差は大きくなっています

子どもたちと日本の未来を豊かなものにするためには、教育格差をなくす努力が必要です。教育格差の原因を知れば、問題を解消したり、改善したりすることができます。

本記事では教育格差の原因を解説するとともに、格差のない社会作りを考えていきます。

教育格差の原因とは?

教育格差の原因とは?

教育格差には主に3つの原因があります。

  • 世帯年収の違い
  • 地域の違い
  • 教育観念の違い

それぞれを詳しく解説します。

世帯年収の違い

家庭の経済状況は、学習に大きな影響を及ぼします。

義務教育では小学校から中学校まで通うことが義務付けられていますが、その後の進学を見据え、塾や英会話教室などに行っている子どもも多くなっています。

しかし、経済的に困窮している家庭は、こうした学校外教育を行えず、学力不足が原因で進学を諦めるケースが増えていきます

また、家計を助けるために働かなければならない、授業料が払えない、親が進学に理解を示してくれないといった理由で高校や大学に行けないという家庭もあるため、教育格差に繋がっていきます。

地域の違い

住んでいる地域によっても、教育格差が生まれる場合があります。
都会で生まれ育った子どもは、近くに多く教育機関があり、交通の便もよく、自宅通学が可能であるケースが多いです。

しかし、地方によっては、通いたい学校が遠方にしかなく、通学に時間もお金もかかってしまうケースもあります
行きたい学校があっても通い続けることが難しく、進学を諦めてしまいかねません。
また、進学率の高い地域では周りの人も当たり前のように進学しているため、高校や大学に行くべきだという風潮が強いです。

対して、進学率の低い地域では、一定以上の教育は受けなくてよいという考え方や中学や高校を卒業したらすぐに就職するのが普通だという風潮もあります。
生まれ育った環境の違いは、教育を受けるチャンスに差に繋がっているのです。

他にも、地域による収入差も教育に影響します。厚生労働省が出している「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、平均年収が1位の東京都と47位の青森県では年間で約140万円の収入差があるとされています

東京に生まれた子どもと地方に生まれた子どもが同じ大学に進学しようとした場合、学力が同じだったとしても、収入の差で諦めざるえないケースが考えられるのです。

参照元:令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

教育観念の違い

各家庭での教育観念の違いも、教育格差の原因となっています。

例えば、家業がある家では、子どもがそれを継ぐことも少なくありません。そのため進学する必要性を感じない、または進学するより家業の勉強をした方が良いからとすぐに就職を選ぶケースが考えられます。

他にも、親が教育を受けてこなかったために教育の重要性を理解しておらず、その子どもも教育を大切でないと考えてしまったり、子どもが進学をしたいと思ったとしても親が許してくれないというケースもあります。

世界で見られる教育格差の原因

教育格差の原因とは?教育格差のない社会を作ろう

世界でも教育格差は問題になっています。世界の教育格差については、下記の記事も参考にしてください。

紛争や貧困

紛争が起きている国では、一般の人の生命や財産が著しく脅かされている状況にあります。生きることに必死な中では、そもそも教育を受けていられるような状況ではありません。

貧困に苦しんでいる地域も教育が疎かになりがちです。明日の食事にも困っていたり、幼い子どもであっても生きるために働くしかない場合、教育を受けることは難しいでしょう。

紛争や貧困が原因で、そもそも学校が無かったり、学校があっても教師がいなかったりするケースもあります。

風習や伝統

世界には、未だ女子には教育が不要だと考えている地域や子どもは親のために働くものだと考えている地域があります。

こうした風習や伝統が地域に根付いてしまっていると、親も子どももそれが当然だと思ってしまうため、そこから抜け出したりするのは非常に困難です。

そして、その風習の中で育った子どもが親になり、同じような環境の中で次の世代も育っていくため、延々と教育格差が連鎖していってしまうことになります

ITの遅れ

ITやインフラが整備されていないと、ますます教育格差が広がってしまう可能性があります。
インターネットや電力が確保されていれば、どんな場所にいても一定の教育を受けるチャンスが作れます。

しかし、インターネットを使えるIT機器がなかったり、IT機器を動かす電力インフラが整備されていなかったりすれば、せっかくのチャンスも活かせないのです

ITの遅れは教育以外にも格差を広げる原因となりえます。詳しくは下記の記事も参考にしてください。

教育格差の原因を知ったら、何かできることを考えてみよう

教育格差の原因を知ったら、何かできることを考えてみよう

教育格差の原因を知ることができたら、何かできることを考えてみましょう。

個人である私たちには、学校を作ったり、子どもたちに勉強を教えたり、お金の問題を解決したり、社会インフラを整えたりすることは難しいでしょう。

しかし、子どもたちの未来に役立つような地元のボランティア活動に参加したり、恵まれない子どもたちへの募金に協力したり、自分の子どもにもっとたくさんの教育の機会を与えたりする努力はできます。

子どもは自分で環境を変えることも、お金を稼ぐこともできません。家庭環境や住んでいる地域、周囲の大人たちの考え次第で、受けられる教育内容が決まってしまうのです。

ですから、私たち大人が、もっと子どもたちの教育に関心を持ったり、子どもたちに教育の機会を与えたりすることが大切です

子どもたちが持つ無限の可能性を、大きく伸ばしてあげることが私たち大人の役割なのです。どんなに小さな行動でも良いので、子どもたちのためになることをしていきましょう。

まとめ 教育格差のない社会を作ろう

まとめ 教育格差のない社会を作ろう

教育格差は日本でも世界でも大きな問題です。SDGsでは持続可能な世界への歩みとして、「質の高い教育をみんなに」という目標を掲げています。

教育を受けるという選択肢がなかった人に道を提示し、教育を受けたいと考える全ての人が望む教育を受けられる環境にすることが大切です

ボランティア活動や募金、SDGsの活動など私たちにできることは多くあります。身近にある問題に目を向け、解決するにはどうすればよいか考えていきましょう。

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