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企業・団体事例

JALのSDGsに対する取り組み事例をご紹介!持続可能な社会の実現のために

JALと言えばみなさん、航空会社、飛行機、出張、旅行などをイメージされるかと思います。

JALとSDGs、どのような関連性があるかあなたはご存知でしょうか?本記事では、JALのSDGsに関する取り組みを具体的に紹介します。

この記事を読むことで、JALが具体的にSDGsに関して持続可能な社会の実現に貢献するためにどのような取り組みをしているかを理解いただけると共に、JALやSDGsに関して、あなたにより興味を持っていただけるでしょう。

SDGsに関するJALの具体的な取り組みを紹介

SDGsに関するJALの具体的な取り組みを紹介

JALは2030年のSDGs達成に向け、スピード感を上げて、事業を通じて社会の課題解決に取り組むために、「環境」「人」「地域社会」「ガバナンス」の4つの重点領域と22の課題を定め、取り組みを加速させています。

本記事では、その中でもメインの取り組み内容を3つ紹介します。

【JALのSDGsへの取り組み①】2050年のCO2排出量実質ゼロに向けて

1つ目は、2050年にCO2排出量をゼロにするための取り組みです。

CO2、つまり二酸化炭素の排出無しでは、現在の技術では飛行機は飛ぶことができません。
このCO2は温室効果ガスの1つであり、太陽光に温められた地球が放出熱の1部を吸収するので、地球温暖化の大きな原因であるとみなされています。

そういった背景を踏まえ、JALはCO2排出抑制を含む気候変動への対応を最重要課題と捉え、2020年6月に「2050年までにCO2排出量実績ゼロ」を目指すことを宣言したのです。
参照元:JAL Times 2021年6月号

この目標を達成するために、下記4つの具体的な目標を設定しました。

・省燃費機材への更新
・バイオジェット燃料の開発促進と活用
・日々の運行での消費燃料を抑制する創意工夫
・排出量取引への対応

この中でも効果が大きいであろう“省燃費機材への更新”に関して詳しく見ていきましょう。

省燃費機材とは、2019年に国内線に就航したエアバスA350型機や、2012年から導入しているボーイング787型機といった、燃費のよい航空機のことを指します。
従来機と比較してCO2排出量を15~25%程度削減することができ、CO2排出を抑制する上で主要な役割を担っています。

JALはこの省燃費機材の航空機を計画的に導入することで、2019年度末時点での省燃費機材保有率は、全機材の83%程度にまで上昇しているのです。

【JALのSDGsへの取り組み②】使い捨てプラスチック削減

2つ目は “使い捨てプラスチック削減” です。

本記事では、機内やラウンジで取り組まれている3R(Reduce/Reuse/Recycle)の活動に関してご紹介いたします。

Reduce

Reduceは減らすこと。

JALでは使い捨てプラスチックの使用を削減することに取り組んでいます。

使い捨てプラスチックはさまざまなサービスアイテムにおいて使用されていますが、「それ、本当に必要なもの?」「他の部材で代替できない??」などの視点で、サービス実態に合わせ不要なプラスチック製品を廃止・代替していくことに着手。

例えば以下のようなものを削減・代替しました。

・機内に搭載していたカミソリセット(2019年度実績:0.1トン)を廃止
・和食のお蕎麦にお付けしていたそばつゆのボトル(2019年度実績:4.9トン)を廃止【そばつゆをジュレにするという斬新な発想!】

このように、サービスを抜本的に見直すことで、次々とプラスチック製品の使用や廃棄を削減しているのです。

Reuse

資源を効率的かつ有効に利用し繰り返し使用できるようにすることは、使い捨てプラスチックからの脱却を意味します。

上述のReduceできないプラスチック製品を再利用できるように仕様検討し、サービスアイテムを設計・製造をすることは、SDGsの観点から極めて重要な取り組みです。

Reuseに関しては、具体的には下記の取り組みを実施しています。

・ビジネスクラスのウェルカムドリンクカップ(2019年度実績:0.3トン)を使い捨てから再利用できるカップへ変更
・エコノミークラスのサラダ・デザートカップの蓋(2019年度実績:70.2トン)についてもReuse可能なタイプに変更

Recycle

最後のリサイクルは、一般家庭でもお馴染みです。JALも一般家庭同様、分別廃棄の徹底を重要視しています。

これまで、航空機が到着して排出したペットボトルごみは、通常日本では焼却されていました。
これに対して、資源循環の観点からJAL独自の取り組みとして、客室乗務員が分別回収し、機内食会社やリサイクル会社などの協力を得てリサイクルを実現したのです。

具体的な成果として、航空機が到着して排出した26.0トン分のペットボトルごみを飲料メーカーの再生ペットボトルなどに活用しました。

【JALのSDGsへの取り組み③】食品廃棄削減を推進

「フライトの楽しみはやっぱり機内食♪」そう思われる方も多いではないでしょうか?
筆者である私も旅行やビジネスで飛行機を利用する際、機内食をとても楽しみにしています。

そんな機内食、実はビジネス利用の多い短距離路線では、睡眠を優先して機内食を断る人も多く、その数なんと約10%。
これまでは不要となった機内食は検疫の問題ですべて焼却処分となっており、多くのCO2を排出していました。

JALはこの食品廃棄とそれに起因するCO2の発生を削減したいと考え、新たに2021年2月から、一部の路線を対象に機内食を事前キャンセルできるサービス、【JAL Ethical Choice ~Meal Skip Option~】を開始しました。

このサービスは、なんと航空会社として世界発の取り組みです。

Webサイトや電話で機内食を事前キャンセルすることで搭乗客が機内でゆっくり快適に過ごすことができ、かつ機内食が無駄になることもなくなり、食品廃棄削減・CO2排出削減に寄与する素晴らしい取り組みです。

さらには、無駄な食品・食材を機内に準備する必要も無くなるので、結果として航空機の搭載重量が減ることで、CO2の削減にもなり、SDGsの観点からも非常に有益といえるでしょう。

さらに最新の話題として、JALは、国際線中長距離路線のプレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの機内食を2021年10月1日からリニューアルしました。

おいしさに加えて食品ロス削減や食文化の継承など、SDGs達成を念頭に「未来に残す機内食」をテーマとしたメニューを提供されますので、これからビジネスや旅行でJALに搭乗予定のみなさんは、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

JALのSDGsに関する最新の取り組み【乳がん検診のすすめ】

JALのSDGsに関する最新の取り組み【乳がん検診のすすめ】

最後は、JALの【乳がん検診のすすめ】を紹介します。

JALは“女性が活躍する企業”として、2004年から現在まで17年間、乳がんキャンペーンを実施してきました。
10月のキャンペーン月間には乗務員全員がピンクリボンバッチを胸につけ、啓発活動に努めています。

このように女性も含めた“すべての人に健康と福祉を”(SDGs目標03)を達成すること、および女性の“働き甲斐と経済成長を”(SDGs目標08)向上させる取り組みをJALは率先して推進しているのです。

こうした取り組みが認められ、今年もJALは日本健康会議より「健康経営優良法人2021」に認定されたのです。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は下記に関して、順番に解説いたしました。

【JALのSDGsへの取り組み①】2050年のCO2排出量実質ゼロに向けて
【JALのSDGsへの取り組み②】使い捨てプラスチック削減
【JALのSDGsへの取り組み③】食品廃棄削減を推進
JALのSDGsに関する最新の取り組み【乳がん検診のすすめ】

今回紹介した取り組みだけでなく、JALはSDGsの17の目標に関して、多角的にさまざまな取り組みを率先して実施しています。

JALは、旅客機で世界中の人々を交通の面で繋いでいるだけでなく、SDGsの観点で持続可能な社会を達成することに貢献していること、その結果として過去と未来を繋いでいくことに関して、重要な役割を果たしていることを理解いただけたかと存じます。

本記事を通じてJALのSDGsに関する取り組み内容をご理解いただけること、また本記事があなた自身や御社がSDGsに関する活動に取り組む際の手助けとなれば幸いです。

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