貧困をなくそう

子供食堂の課題と解決策とは?解決後にみえる未来を考えよう!

「子供食堂」をご存じでしょうか?
子供食堂とは、助けが必要な子供たちやその両親、および地域の方々に対して、無料(もしくは安い価格)で食事を提供するコミュニティーのことです。

およそ10年前ごろからブームとなり、今では、全国にNPOや地域の方々によって運営されているたくさんのコミュニティーがあります。
一見、すばらしい活動で全く問題がないように感じられることでしょう。

しかし、急激に広がったがゆえに、規則や制度が整備されておらず、たくさんの問題点があるのでも事実です。

本記事では子供食堂の目的やメリットとデメリット、コロナ禍での現状・問題点、さらには解決するべき課題や具体的な解決策を紹介します。

子供食堂のそもそもの目的とは?

子供食堂のそもそもの目的とは?

 

まずは子供食堂の目的です。

子供食堂の目的は前述の通り、助けが必要な方々への食事の支援です。

また食事の支援だけではなく、地域の人々のコミュティーづくりにも有効で、子供食堂が人々の出会いの場、憩いの場となっている側面もあります。

子供食堂のメリットとデメリット

子供食堂のメリットとデメリット

ここまで子供食堂が何か解説しました。
次に子供食堂のメリットとデメリットを紹介します。

子供食堂のメリット

子供食堂の目的は、「助けが必要な人々(子供だけではありません)に食事を提供すること」ですが、他にもたくさんのメリットがあります。

・手作りの心のこもった食事を格安で(時には無料で!)食べることができる
・1人ではなく複数人で食事ができる
・地域の人々と繋がりができる【コミュニティーの和に参加できる】

ひとつずつ解説していきます。

手作りの心のこもった食事を格安で(時には無料で!)食べることができる

コンビニ弁当やお惣菜も便利ではありますが、手作りの味はやはり別格ですよね。

子供食堂では格安の料金でまた時には無料で、地域の方々やNPOのコミュニティーが提供している食事を食べることができるのです。

子供食堂の真心こもった食事は、育ち盛りの子供にとって体だけではなく心の癒しにもなるでしょう。

1人ではなく複数人で食事ができる

食事はみんなで食べたらおいしいですよね。

特に母子家庭や親が共働きの場合、1人で食事をとる子供たちにとって、子供食堂で大人数の食事をとることは心の成長にとっても重要。また、何か緊急事態が発生したとしても、周囲に大人の目があれば安心です。

近年核家族化や共働きが増え、1人だけで食事をとること、いわゆる「孤食」も増えています。

1人暮らしの老人の方にとっても、コミュニティー仲間で食事をとることは、癒しと安らぎに繋がります。

地域の人々と繋がりができる【コミュニティーの和に参加できる】

人間は社会性がある生き物です。誰であろうと、完全に1人で生活することはできません。

近年SNSの発達で、他人と直に触れ合わなくてもオンラインによるコミュニケーションがとれるようになりました。

しかし生のコミュニティーももちろん大事です。子供食堂を利用する方々の中には、金銭的理由でオンラインをうまく利用できない方々が大勢いるのも事実ではあります。

そういった現状で子供食堂は子供同士、またその親同士のリアルなコミュニティー広場として定着しており、今後もその意義は色あせることはないでしょう。

子供食堂のデメリット

子供食堂にもデメリットがあります。

子供食堂を利用する子供やその両親・地域の方々には、デメリットはありません。

しかし運営するNPOや地域団体の方々には、下記のようなデメリットがあるのです。

・場所やボランティア人員の確保が難しい
・運営費の確保や収益化が困難

こちらもひとつずつ解説します。

場所やボランティア人員の確保が難しい

子供食堂の運営サイドにとって場所や人員の確保が難しいことは、大きなデメリットです。

日本各地にたくさんの子供食堂がありますが、場所や人手に問題がないところは少ないのが現状です。

利益を追求している訳ではなく、主にボランティア活動の延長線上であるということが理由のひとつです。ボランティアは運営側のスタッフには別に本業を抱えている方も多く、どうしても家庭や仕事の事情で持続的に子供食堂の活動に専念できないこともあります。

また子供食堂の場所に関してもボランティアベースであるがゆえに、場所を購入したりレンタルしたりする費用の確保も難しい問題です。

運営費の確保や収益化が困難

前述のとおり、子供食堂の運営はボランティア活動がメインであるため、運営費の確保が困難という問題に直面します。また収益化を念頭においていないため、活動を広めたり、組織を大きくしたりするのが難しいという問題もあるのです。地域のサポートもありますが、十分ではないというのが実情です。

子供食堂のコロナ禍での現状と違和感

子供食堂のコロナ禍での現状と違和感

 

子供食堂にも緊急事態宣言の影響が出ています。

2020年6月25日のNHKアンケートによると、子供食堂の4割が、「再開の目途が立っていない」とのこと。現在(2021.5)もコロナの第4波による各地の再緊急事態宣言で多くの子供食堂は閉まったままです。

出典:NHK 暮らしのニュース 子ども食堂 約4割が再開めど立たず 新型コロナ影響(2020.7.14)

コロナ禍は、飲食店などの自営業者の方々だけでなく、日本中・世界中の人々の生活に影響を与えています。特に貧しい方々への影響は大きいです。

株や投資信託などの金融資産で富を築く人がいる一方で、子供食堂を必要としている方々は子供食堂の閉鎖し各種コミュニティーが利用できず苦労しているのが現状です。

このギャップに大変違和感を覚えますね。

子供食堂の課題とその解決策とは?

子供食堂の課題とその解決策とは?

子供食堂の課題は何か?

前述のデメリットの内容とコロナ禍の現状から次のことが考えられます。

・収益化による基盤の強化と規模の拡大
・オンラインツールの利用

ひとつずつみていきましょう。

収益化による基盤の強化と規模の拡大

子供食堂の運営はボランティアが中心であるため、人員や場所の確保が困難です。

そこで企業化や法人化により、利益を追求することも検討する必要があります。

ボランティア精神はもちろん大事です。しかし収益向上を検討する企業としての形をとらないと、無駄を排除するコスト意識も育ちません。また社員という形態をとり、専属で子供食堂の運営に取り組めば、より手厚いサポートができるのではないでしょうか。

子供食堂の仕組み上、難しい側面はありますが、チャレンジする価値はあるでしょう。

オンラインツールの利用

もう1つはオンラインツールを利用することです。

前述のNHKニュースによると、子供食堂を開催できない間、野菜やレトルト食品などの配付を行った団体は全体のおよそ半数に上るとのこと。この運動とオンラインを組み合わせるのです。

ZoomやTeamsなどのオンラインミーティングツールを利用すれば、離れた場所でもまるで近くで一緒に食事をとることができますよね。

配布した食材を使ってZoom上でオンライン料理教室を開催するのも、1つのアイディアです。完成した料理をZoomを通してみんなで感想を言い合いながら食べる、ということなら親子で楽しむことができますね。

子供食堂が必要な世帯は、オンライン普及率が低いという問題はあります。しかし地域社会が協力して取り組めば、実現可能ではないでしょうか。

まとめ

本記事では子供食堂の目的やメリットとデメリット、コロナ禍での現状・問題点、さらには解決するべき課題や具体的な解決策を紹介しました。

子供食堂の課題を解決するためには、国や企業だけでなく個人の取り組みも必要不可欠です。しかしSDGsは環境問題や社会問題と密接に結びついているので、多くの方は「個人でできることって何だろう?」と感じてしまうもの。

まずは、“一人一人SDGsに対してできること”を実施することが大事です。個人でSDGsに関して意識を高め、アンテナの感度を上げて情報を収集しましょう。日々少しずつ取り組むことが重要です。

まずは、下記の3ステップで考えてみてはいかがでしょうか?

Step1 SDGsを知る
・子供食堂やその他のSDGsの活動に関するオンラインセミナーに参加する
日々の環境の変化を意識する

Step2 自分にできることを考える
・スーパーで自産自消の商品を購入する(輸送にかかる二酸化炭素排出抑制の観点)
・移動手段を自転車にする

Step3 周囲に受け継ぐ
・家族や周囲の方々にSDGsのことを話してみる
・SNSで情報を発信する

SDGsが何か知る人が増えることが大事です。そうすれば世の中が少しずつ変わっていくものです。

本記事を通じてみなさんが少しでも子供食堂やSDGsに関する見識を深め、世界の貧困をなくす一歩を踏み出せていただければ幸いです。

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