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『ワールド・ドリーム・スクール』が紛争や貧困の連鎖を断つ!具体的な活動をご紹介!

SDGsでは、貧困や飢餓、人や国の不平等をなくし、平和を目指すことが目標に掲げられています。
しかし、世界の紛争地域には、貧困から抜け出すために武器を手にして収入を得ている若者が後を絶ちません。

貧困で教育が受けられなかったり差別されたりしている子どもたちが、「今の状況を変えたい」と、テロ組織に加入して紛争に加担してしまっているのも現実です。

今回ご紹介する『ワールド・ドリーム・スクール』は、カンボジアやフィリピン、ソマリア、イエメンなど、貧困や紛争などに苦しむ地域を中心に世界各国でオンライン・スクールを開校し、子どもや若者の支援を行っています。

「武器や犯罪ではなく、夢や希望を胸に。子どもや若者たちの経済的、精神的自立をサポートし、世界から戦争や差別、飢餓や貧困をなくすこと」ということを掲げています。

では詳しい活動内容や、今回新たにスタートをしているソマリアでのプロジェクトについて見ていきましょう。

ワールド・ドリーム・スクールとは

『ワールド・ドリーム・スクール』が紛争や貧困の連鎖を断つ!具体的な活動をご紹介!

出典元:WORLD DREAM SCHOOL

ワールド・ドリーム・スクールは、もともと前身として、2008年にNPO法人オンザロード代表の高橋歩氏が、インドとジャマイカで無料の学校を開校したことに始まります。

その後、高橋歩氏は、世界中の貧困や紛争地域、スラム街などで、学校に通えず夢を追いかけられない子どもたちが、学びや働く機会を得られるよう支援を開始。

豊かな国々で生きる人々が一緒に考え、時には現地でのスタディツアーに参加しながら、途上国の子どもたちの背中を押せる世界を創りたいという思いを胸に活動しています。

そして、NPO法人オンザロードは、2021年6月より新規事業『ワールド・ドリーム・スクール』をスタートさせました。
ワールド・ドリーム・スクールは世界中の逆境に立つ子どもと若者たちの夢を応援するスクールです。

これまでオンラインにてフィリピンとカンボジアで英語、ダンス、竹・籐細工、スラックラインなどスクールを開講してきました。さらに現在は、インド、ソマリア、イエメンで新たなクラス開講に向けて準備を進めています。

NPO法人オンザロード代表・高橋歩氏とは

NPO法人オンザロードの代表である高橋歩氏。高橋歩氏をひと言で表わすなら「自由人」です。1972年東京生まれの高橋歩氏は、20歳の頃大学を中退し、レストランバーや出版社を経営。

26歳で結婚し、最愛の妻とともに約2年にわたる世界一周の旅に出ます。帰国後は沖縄に移住し、音楽や作家活動、出版社やレストランバー、ゲストハウスの設立などを行いました。

2008年、結婚10周年のお祝いに、家族でキャンピングカーに乗り込み、世界一周の旅へ。約4年にわたる世界一周旅行の後、ハワイ・ビッグアイランドを拠点とし、現在はNPO法人オンザロードの代表理事を務めています。

高橋歩氏の著書は世界でも出版され、累計発行部数200万部を超えています。高橋歩氏は、世界を旅する中で体験したことを著作や活動を通じて人々と共有し、人々に夢や希望を与え続けています。

貧困の連鎖を断つ『ワールド・ドリーム・スクール』の活動(SDGs目標1,2,10,16)

貧困の連鎖を断つ『ワールド・ドリーム・スクール』の活動

出典元:クラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

ワールド・ドリーム・スクールは、世界各地の貧困や紛争地域、難民キャンプで主にオンラインで子どもや若者向けのクラスを開校しています。開校地域はカンボジアやフィリピンなど。

クラスの内容はダンスやアート、英語、カメラ、竹・藤細工で、担当するのは、EXILEのÜSAさんやツリーハウスの第一人者である小林 崇さんなど、一流の講師たち。
レッスンだけにとどまらず、その後も自立に向けてサポート。若者の夢を徹底的に応援するのが『ワールド・ドリーム・スクール』のスタンスです。

最近では新しくソマリアでのプロジェクトを開始。詳細をみてみましょう。

なぜソマリアを支援するのか

ソマリアは「世界一危険な国」とも言われています。ソマリアでは1980年代に内戦が勃発。戦闘はソマリア全土に拡大し、1991年から21年もの間、無政府状態になりました。

その後正式にソマリア政府が発足したものの、内戦状態は続き、混乱は深刻化。約7180人もの人々が命を落としました。あまりの惨状に世界の支援の手が届かず、「世界から忘れられた国」とも言われています。

ソマリアでは無政府状態が長く続いたため、学校や役所などの公共機関は機能していません。そのため子どもは教育を受けられず、若者は働く手段がありません。

過酷な環境の中、若者たちは未来に希望を見出せず、不満や不安を抱えて生きています。テロ組織は若者の不満につけ入り、組織に加入し戦闘に加わるよう誘います。悲惨な状況の中、他に選択肢のない若者たちが「今の状況を変えたい」と過激派組織に加入するケースが後を絶ちません。

若者の自立を支援して彼らがテロ組織へ加わるのを防げば、紛争を解決する一助となると高橋歩氏は確信。これがソマリアで支援を始めた理由です。

クラウドファンディングに挑戦中!「ソマリアの刑務所に夢の図書館を」

出典元:クラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

テロやギャングの元戦闘員だった若者たちが収容されているソマリアの刑務所。ソマリアでは新たな教育システムが開始されましたが、一度戦闘員になってしまった若者は社会から「危険な人」というレッテルが張られ、なかなか支援の手が届きません。

刑務所の若者たちには国際機関からの援助も届かず、まさに「世界から取り残された」状態にあります。
若者たちがテロやギャングの組織を脱退しても、彼らには人生を再出発する手立てがなく、再びテロ組織や犯罪に加担する可能性があります。貧困や紛争の連鎖を断つには、元戦闘員の若者たちが社会で生きていく術を身に着けて自立することが必要です。

そこで、ワールド・ドリーム・スクールは、NPO法人アクセプト・インターナショナルを現地パートナーとして、元戦闘員の若者たちへの支援を開始。若者が元戦闘員だったかどうかに関わらず、テロ組織に加入せざるを得なかった背景に心を寄せています。彼らを危険な存在だと社会から排除するのではなく、「一人の若者」として接し、自立に向けてサポートしています。

さらに、ワールド・ドリーム・スクールは、刑務所の若者たちへの支援のひとつとして「図書館プロジェクト」をスタート。本との出会いをきっかけとして、若者たちに夢や目標への一歩を踏み出してほしいという願いが込められています。

現在は、ソマリアの刑務所に『夢の図書館』を建てるためのクラウドファンディング「1冊の本から新たな夢や希望のきっかけを!ソマリアの刑務所に『夢の図書館』を!」に挑戦中です。遠い日本からでも、クラウドファンディングへの参加でソマリアの若者を支援できますので、ぜひチェックしてみてください。

クラウドファンディングサイトはこちらから:1冊の本から新たな夢や希望のきっかけを!ソマリアの刑務所に 「夢の図書館」を!

まとめ

世界には、飢餓や貧困など、自分の力ではどうにもならない環境に置かれ、未来に希望を持てずに苦しんでいる子どもや若者がいます。

ソマリアが世界から忘れられて支援の手が届かないように、私たち日本人も無関心では世界の貧困や紛争をなくすことはできません。日本からは遠い国の出来事かも知れませんが、まずは関心を寄せ、知ることから始めてみてはいかがでしょう。

今回ご紹介させて頂いた『ワールド・ドリーム・スクール』のウェブサイトはこちら

 

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