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実は歯磨き粉にもマイクロプラスチックが含まれる?企業による工夫なども詳しく解説

マイクロプラスチックが有害であるという認識は少しずつ広がっているものの、明確な研究データがまだ出ていないこともあり、あまり気にかけていない人も多いように感じます。

しかし、私たちが普段の生活の中で使用する身近な製品には、想像以上にマイクロプラスチックが含まれていることもあります。

マイクロプラスチックが含まれる製品について、企業による工夫なども含めて詳しく解説します。

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マイクロプラスチックが含まれる製品

マイクロプラスチックが含まれる製品

マイクロプラスチックが含まれる製品としては、主に歯磨き粉、化粧品、シャンプーなどがあります。

身近なものばかりで驚いている方もいるのではないでしょうか。

これらの製品について、一つずつ確認していきましょう。

歯磨き粉

歯磨き粉には、角質除去や洗浄の目的でスクラブ剤が配合されているものがあります。

そのスクラブ剤の一種に「マイクロプラスチックビーズ」という5mm以下の固形プラスチック粒子が含まれています。

歯を磨き、虫歯にならないよう口内環境を整えるのはとても大事なことです。
しかし、虫歯を防ぐための歯磨き粉によって、マイクロプラスチックを体内に取り込むことになってしまっては、本末転倒ではないでしょうか。

もちろん、全ての歯磨き粉にスクラブ剤が配合されているわけではありませんが、未だに含まれている歯磨き粉が販売されているという現状があります。

スクラブ剤を含まずに、角質除去や洗浄が可能な歯磨き粉も販売されていますので、できればそういった歯磨き粉を使用する方が良いでしょう。

化粧品

化粧品にもマイクロプラスチックが含まれている場合が多いです。

ファンデーション、アイシャドー、チーク、口紅、さらには化粧下地や日焼け止めにまで、様々な化粧品に基材としてマイクロプラスチックが使用されています。

具体的には、ナイロン、アクリル、シリコンなどです。
これらは、伸びを良くする滑り効果や、ブライトニング及び紫外線撹乱目的のための光拡散効果などがあるため、化粧品には欠かせません。
これらが配合されていないと、テクスチャーがゴワゴワしたり、上手く紫外線をブロックしない部分ができたりなど、化粧品の機能性が落ちてしまいます。

しかし、そこまでしてメイクすることが重要でしょうか。
肌を美しく見せるのは素晴らしいことですが、そのために肌を経由して体内にマイクロプラスチックを取り込んでしまう危険性があるのです。

生活リズムを整え、睡眠をしっかりと取り、あまりメイクをしなくても良いような肌環境を整えることの方が大切です。

シャンプー

シャンプーにもマイクロプラスチックが含まれている場合が多いです。
歯磨き粉と同様に、洗浄の目的でスクラブ剤が配合されているものがあります。

体の汚れを落とすことは衛生的に大切ですが、マイクロプラスチックが含まれたシャンプーで頭や体を洗うのは、できれば避けたいものです。

体への影響を考え、マイクロプラスチックを含まずに体を洗浄できるシャンプーも販売されていますので、そういった製品を使用した方が良いでしょう。

マイクロプラスチックに対する日本企業の工夫

日本の企業による工夫

このように、様々な製品にマイクロプラスチックが含まれていますが、できるだけ使用しないように工夫を凝らしている日本の企業がありますので、いくつかご紹介します。

資生堂

資生堂は2018年以来、洗い流すタイプの製品でマイクロプラスチックビーズを使用していません。

水生生物や食物連鎖による人体への影響を懸念し、マイクロプラスチックの研究や規制の進捗を注視しながら、迅速な対応が行えるように準備を進めています。

スターバックス

スターバックスは、2018年にプラスチック製ストローの廃止を決定しました。

2020年のうちに世界中の店舗で全廃され、現在は全ての店舗で紙製のストローが使用されています。

マイクロプラスチックだけでなく、2030年までに廃棄物を50%削減するグローバル目標追求のため、脱使い捨てプラスチックの取り組みを強化しています。

花王

花王グループの日本で販売している洗顔料や全身洗浄料に使用しているスクラブ剤は、天然由来の成分を使用して花王が開発したものです。

歯磨きの粉の顆粒も天然由来の成分で、いずれもマイクロプラスチックビーズに該当しません。

一部の製品にはマイクロプラスチックビーズに該当する成分を使用していましたが、2016年末までに全て代替素材に切り替えています。

コーセー

コーセーグループでは、国際的な社会の関心に配慮して、2014年に開発の新しい洗浄料からマイクロプラスチックビーズの配合を中止し、環境負荷の低い植物性原料などに置き換えるといった対応を行いました。

また、既存のマイクロプラスチックビーズを含む洗浄料の切替も完了しています。

2018年以降、マイクロプラスチックビーズを含む洗浄料の国内外への出荷を一切行っていません。

まとめ マイクロプラスチック問題

まとめ

この記事では、マイクロプラスチックが含まれる製品や、企業による工夫などについて詳しく解説しました。

歯磨き粉やシャンプーなど、私たちが毎日使用する身近な製品にも一部でマイクロプラスチックが含まれていることがあります。

近年、様々な企業が今回ご紹介したマイクロプラスチックなどの問題も含め、企業努力を重ねていますので、ぜひ私たちも常日頃から関心を寄せてみてはいかがでしょうか。

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