海の豊かさを守ろう

サンゴ礁の絶滅危機を救うために!原因と対策を知ろう

今回は「サンゴ礁の絶滅」という環境問題をテーマに解説します。

サンゴ礁の絶滅は、日本人として他人事ではありません。

地球温暖化が最大の原因であり、その影響は海洋の生態系を崩すだけでなく、われわれの暮らしにも関係します。

本記事を読んで、サンゴ礁の絶滅を防ぐための知識と対策を知りましょう。

サンゴ礁が絶滅の危機?日本の海洋の現状とは

サンゴ礁が絶滅の危機?日本の海洋の現状とは

結論から言うと、日本のサンゴ礁は着実に絶滅へと近づいています。
地球温暖化を始めるとする環境破壊により、サンゴ礁へのダメージが蓄積しているからです。

サンゴ礁を救うためにも、まずは日本の海洋におけるサンゴ礁の現状を知りましょう。
対策と解決方法を探すためには、現状把握が不可欠です。

そして、「今のペースだと、サンゴ礁は一体どうなるのか」という将来像をはっきりさせると、より現実的な目線からこの問題を理解できるでしょう。

そもそもサンゴとは?

本題に入る前に、そもそもサンゴとは何かを知りましょう。

サンゴとは、イソギンチャクやクラゲと同じ刺胞動物の1種です。
ポリプと呼ばれる本体と、石灰質の骨格が組み合わさって生存しています。

そしてサンゴ礁とは、このサンゴが作った石灰質の骨格が、積み重なって出来上がった地形のことを言います。

つまり、サンゴ礁は「サンゴの集合体により形成された地形」と言い換えられます。

日本の海洋の現状と将来性

日本の有名なサンゴ礁といえば、沖縄の石垣島や西表島、東京都の小笠原諸島などでしょうか。

結論から言うと、これらのサンゴ礁は絶滅してはいないものの、少しずつ不安視されているのが現状です。

近年、地球温暖化の影響により海水温が上昇したり、台風雨の巨大化に伴うサンゴの破壊が起きたりなど、環境ストレスが見過ごせない状況になりました。

一説によると、このままでは「サンゴが死滅して、世界の3分の1が絶滅してしまう」とも言われています。

本格的なサンゴ礁の死滅が始まる前に、対策を打つ必要があるでしょう。

サンゴ礁がなくなると発生する問題は?絶滅の影響とは

サンゴ礁がなくなると発生する問題は?絶滅の影響とは

それでは、仮にサンゴ礁が失われるとどんな問題が発生するのか考えてみましょう。

日本よりもサンゴ礁の絶滅が進んでいる海外の状況を見ると、主に下記2点の問題が生まれると予想されます。

・魚や甲殻類などの、海の生態系が崩れる
・観光資源や漁業の場がしだいになくなる

それぞれの問題について、詳しく解説します。

魚や甲殻類などの、海の生態系が崩れる

サンゴ礁が失われることで、魚や甲殻類などの海の生態系が崩れると予想されます。

サンゴ礁が海で担っている役割は多様です。
小さな海洋生物の隠れ場所になったり、それを餌とするエビや大きな魚が集まったりしています。

また、物質循環による水質浄化の機能も果たしています。
サンゴは「藻」と共存しており、この藻が二酸化炭素を吸収して、酸素を作り出す働きをしているのです。

こういった働きを持つサンゴが失われれば、生態系のバランスが崩れ、他の生物の生存にも関わってきます。

サンゴ礁は、生態系を支える土台とも言える特別な存在なのです。

観光資源や漁業の場がしだいになくなる

サンゴ礁が失われれば、それを目当てにした観光客は減少するでしょう。
シュノーケリングやダイビングなどのアクティビティも、以前のような人気はなくなるかもしれません。

また生態系が崩れることで、漁業の場として機能しなくなります。
食卓に並ぶような魚や甲殻類の漁獲量は、サンゴ礁の絶滅とともに減少していきます。

こういった「人間側への影響」も多大に考えられます。
海の生物を食したり、海に関わる仕事をしたり、海で癒やされたりしている人間には、大きなデメリットとなり得るでしょう。

サンゴ礁が絶滅する3つの原因

サンゴ礁が絶滅する3つの原因

サンゴは繊細な動物であり、小さな環境変化や外的要因により簡単に死滅します。
そのため、サンゴ礁が絶滅する原因も、1つではなく複合的なものです。

サンゴ礁が絶滅する原因はたくさんありますが、主に下記の3点が主要だと言われています。

・海水温の上昇
・台風雨の巨大化
・地域的なストレス

それぞれの原因について、詳しく解説します。

海水温の上昇

サンゴ礁が絶滅する原因1つ目は、海水温の上昇です。

サンゴが共存している「褐虫藻」と呼ばれる藻は、海水温の上昇により体内から喪失されます。
その結果、栄養を受け取ることができず、サンゴは死滅してしまうのです。

死滅したサンゴは、骨格が透けて白く見える、白化現象が起こります。
サンゴの白化現象が進むにつれてサンゴ礁は衰退を招き、絶滅へと近づいてゆくのです。

台風の巨大化

サンゴ礁が絶滅する原因2つ目は、台風の巨大化です。

近年、気候変動や異常気象により台風が巨大化している傾向にあります
そして台風の巨大化により、より大きな高波が生まれやすく、波圧や流速は勢いを増しています。

その結果、海水中ではサンゴ礁が根本から折れて破壊されてしまうことがあります。

台風が強ければ強いほど危険性が高まるので、台風の巨大化はサンゴ礁の絶滅と直結しているといえます。

地域的なストレス

サンゴ礁が絶滅する原因3つ目は、地域的なストレスです。
地域的なストレスによっても、サンゴ礁はダメージを負います。

一口に地域的なストレスといっても、その要因はさまざまです。

たとえば、下記のとおりです。

・食害生物の増加
・赤土の流入
・サンゴの病気
・海藻類の増加
・富栄養化

繊細なサンゴは、上記のようなストレスにより、簡単に死滅してしまいます。
そのため、サンゴ礁の絶滅を防ぐのは簡単ではありません。

原因は人為的ものだけでなく、自然環境によるものも多数存在します。

サンゴ礁の絶滅を防ぐために、できることを始めよう

サンゴ礁の絶滅を防ぐために、できることを始めよう

最後に、本記事のポイントをおさらいしましょう。

・日本においてもサンゴ礁絶滅の危機が迫っている
・サンゴ礁が絶滅すれば、生態系が崩れ、観光業や漁業に影響を及ぼす
・サンゴが死滅する原因は、人為的なものだけでなく、自然環境によるものもある

本記事を読んで分かるとおり、サンゴ礁を守るための取り組みは、そう簡単ではありません。
一個人がサンゴ礁を直接保護するのは、極めて難しいでしょう。

しかし地球温暖化に伴う環境破壊が、サンゴの死滅となっている原因は、他人事ではありません。
私たち一人ひとりの行動が、地球環境に影響を及ぼしているのです。

ゴミを減らしたり、CO2の排出を削減したりなど、個人でできることもたくさんあります。

サンゴ礁の絶滅を防ぐためにも、地球温暖化を防ぐ行動、いわゆるエコ活動に努めましょう。

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