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児童労働とは?実態を知り、解決に向けて私たちにもできることとは?

児童労働とは、世界の貧困や紛争などが原因で、18歳未満の子どもたちが危険な労働をしたり、劣悪な環境下で働かされたりすることです。

本来であれば義務教育を受けながら、保護者や社会に守られ健全な育成をされるべき子どもたち。
なぜ、教育が受けられず、過酷な労働を強いられるのでしょうか?
そして、この問題を解決するために、わたしたちにできることは何があるのでしょうか?

この記事を読めば、児童労働は日本人である私たちも無関係ではいられないということがわかります。

児童労働の実態について

児童労働の実態について
まず、そもそも児童労働というものが、どれほどの実態であるのかをデータで確認していきましょう。

ILO(国際労働機関)が2017年に発表した『Global Estimates of Child Labour: Results and trends, 2012-2016』では、主に下記ようなことがレポートされています。

出典元:『Global Estimates of Child Labour: Results and trends, 2012-2016』

・世界中で1億5200万人の子どもが労働している。そのうちの7200万人は極めて有害で危険な労働環境にある。
・1億52000万人の子どものうち、48%は5才~11才である。
・8800万人の男子と6400万人の女子が労働している。
・農業(70.9%)、工業(11.9%)、サービス業(17.2%)に従事している
・児童労働の割合は、アフリカ地域(19.6%)、アメリカ地域(5.3%)、アラブ地域(2.9%)、アジア太平洋地域(7.4%)、欧州中央アジア地域(4.1%)

世界の子どもの10人に1人が児童労働を強いられているというのが実態なのです。

日本に生まれ育った私たちには、まるで別世界のことに感じる方も多いことでしょう。しかし、日本でも児童労働は存在します。

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そして、遠い国や地域の児童労働であっても、実は私たちの生活に密接に関係しているのです。だから、私たち日本人も、児童労働についてまったく無関係ではいられないのです。

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児童労働の実態と日本の関係性

児童労働の実態と日本の関係性

それでは、世界中で報告されている児童労働の実態と、私たち日本との関係性について考えていきましょう。

児童労働の実態

児童労働は、学校に通えないような貧困状態にある子どもたちが、自分や家族が生きるために労働することを選ばざるを得ない状況から生まれます。

強制的に人身売買されたり、性的搾取を受けたりすることもあり、子どもたちを虐待や暴力から守るために国際的な問題になっています。

生きるために過酷な労働をするしかない子どもたちは、朝は早くから炎天下や劣悪な条件で働き、夜遅くまで作業に追われます。
自由はほとんどありません。

賃金は低く、学校に行くことはできません。
病気をしたりケガをしたりしても、病院に行くこともできず、休むこともできません。

奴隷は世界的に禁じられていますが、まさに奴隷と言っても過言ではないのが児童労働の実態なのです。

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児童労働と日本の関係

子どもたちの自由を奪い、教育を受ける権利さえも叶わない児童労働。
恵まれた環境で育った人が多い日本人は、児童労働と無関係なのでしょうか?

いいえ、実は私たち日本人も、児童労働と深い関わりがあるのです。

なぜなら、日本人は高品質であるにも関わらず『安い』ことにこだわる傾向が強いからです。
そのしわ寄せが、世界中で多くの児童労働を生んでいるのです。

児童労働と安くておしゃれなファッション

安くておしゃれで、多くの人に愛されるファッションスタイルが人気です。

こうした安価なファッションで使われる素材として綿(コットン)があります。
自然素材で肌触りが良く、人気の素材がコットンです。

コットンというナチュラルな響きから、良い印象を持たれる方も多いことでしょう。
ですが、綿の栽培や収穫には膨大な労働力が必要です。
そのため、人件費の安い中国やインド、パキスタンなどの地域で生産が盛んです。

多くの場合、大量の農薬にまみれながら、手作業で綿を収穫します。
収穫した綿は糸にしたり、縫製したり、色を付けたりします。綿の加工にも膨大な労働力を必要とします。

そんな綿の生産には、できるだけ安い労働力が必要です。
なぜなら、綿が安くなければ、私たちが手軽に買えるファッションの値段にならないからです。

学校に行けないほど貧しい子どもたちは、安価な労働力としてうってつけなのです。

日本人であれば、安くて快適な綿の肌着や洋服を誰もがひとつは持っていることでしょう。

しかし、その安くて快適な綿素材のファッションは、過酷な児童労働によって生み出されたものかもしれないのです。

児童労働とみんなが大好きなチョコレート

甘くておいしいチョコレート。
日本では子どもはもちろん、大人も大好きな人が多いです。

チョコレートの原料はカカオ。
カカオは主に中南米、西アフリカ、東南アジアで多く生産されます。

カカオを生産するためには、農地を開墾し、カカオを育て、実を収穫して運び、加工をする必要があります。
熱帯地域での過酷な条件下でたくさんの労働が必要になります。

世界的な気候や価格の変動により、カカオの生産効率は悪化していると言われています。
そのため、安くて手ごろな価格でチョコレートを生産するためには、学校に行けないほど貧しい子どもたちの安価な労働力としてうってつけなのです。

私たち日本人はとてもチョコレートが好きです。
チョコレートとして食べることはもちろん、パフェやアイスクリーム、料理にまでチョコレートを使います。

しかし、その安くておいしいチョコレートは、過酷な児童労働によって生み出されたものかもしれないのです。

児童労働を解決するには?

児童労働を解決するには?

では児童労働を解決するには、いったい何をすれば良いのでしょうか?
安いファッションやチョコレートを買わなければ良いのでしょうか?

そんなことが世界中で起きたら、綿やカカオの生産作業をするしかない子どもたちの生きる術を奪ってしまいます。

では、綿やチョコレートをもっと買えば良いのでしょうか?
そんなことをしたら、もっと過酷な労働を大勢の子どもたちに強いることになるでしょう。

寄付をしたり、人権保護を訴えれば良いのでしょうか?
一定の効果はありますが、根本的な解決には至らないでしょう。

では、どうすれば良いのか?

児童労働を解決するには、子どもたちに教育の機会を作る必要があります。
なぜなら、教育を受けられない子どもたちが大人になり、その子どもたちがまた貧困層になってしまうからです。

貧困の世襲を断ち切るためには、字を書いたり、計算ができるように教育を受けるチャンスを作る必要があります。

貧しい子どもたちが教育を受けられるようにするには、彼らが労働する時間を減らし、教育が受けられる時間を増やす必要があります。

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児童労働に対して、私たち日本人にできることは?

児童労働に対して、私たち日本人にできることは?

世界中で行われている児童労働。教育を受けられないばかりか、危険な労働を行ったり、虐待され自由を奪われたりする児童労働は、絶対にあってはいけません。

そんな児童労働を無くすために、私たち日本人にできることはあるのでしょうか?

貧しい子どもたちに直接何かをしてあげることはできませんが、

・安易に安いものを喜んで買わない
・できるだけゴミを減らし、リサイクルをする
・世界の問題にもっと関心を持つ

このような小さな努力を積み重ねることは、私たち日本人にも可能です。
私たちの生活は巡り巡って貧しい子どもたちの生活に影響を与えているのです。

綿しかり、チョコレートしかりです。安いから買う、美味しいから食べる、いらないから捨てる。

日本のような豊かな国の人々がこのような生活をしている限り、世界の貧困は無くなっていきません。
なぜなら、安いものを好んで大量に買い、いらないものを大量に捨てることで、安い労働力を必要とする原材料のニーズを高めているからです。

私たち日本人のひとり一人がモノを大切に扱い、本当に必要な価値あるものを買うようにし、無駄をなくしていけば世界に良い影響を与えることができます。

価値あるものに富が分散され、世界の貧しい人々の労働賃金が上がり、児童労働を減らすことができるでしょう。

私たちの小さな努力の積み重ねが、児童労働を無くすことに繋がっていくのです。

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まとめ 児童労働とは?日本人の私たちにもできる解決策を考えてみよう

まとめ 児童労働とは?日本人の私たちにもできる解決策を考えてみよう

今回は児童労働について解説しました。児童労働は、働かざるを得ない貧しい環境に置かれた子どもたちが、劣悪で危険な労働を強いられる状況を言います。

その原因は、日本人である私たちにも関係があります。なぜなら、安いものを好んで大量に買い、いらないものを大量に捨てることで、安い労働力を必要とする原材料のニーズを高めているからです。

私たちが直接的に遠い外国で起きている児童労働の問題に切り込むことは難しいでしょう。しかし、私たちの日々の生活のすべてが、児童労働を生み出していることを知れば、何かできることが見つかるかもしれません。

その第一歩として、安物買いを少しやめてみたり、少しでもゴミを減らしリサイクルに努めるようにしてみてはいかがでしょうか?

以上、児童労働の現状と私たちにできる解決策について考えてみました。

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