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時代は3Rから5Rへ?浸透の背景や取り組み事例を紹介!

世界的に環境意識が高まり、万国共通の課題であるゴミ問題に関心が集まっています。
従来、ゴミの排出については「3R」と呼ばれる基本概念が浸透しており「リユース」「リデュース」「リサイクル」のワードは非常に認知度が高いでしょう。

それでは、3Rに対し2つのRを加えた「5R」についてはご存知でしょうか?

本記事では、新たな「5R」の概念をご紹介します。
3Rとの違いや、具体的な取り組み事例を取り上げますので、ぜひご参考ください!

5Rとは?

5Rとは?

5Rは、より環境負荷の少ないゴミの排出や処理を行うためにできることを集約したものです。

従来主流であった「Reduce(リデュース)」「Reuse(リユース)」「Recycle(リサイクル)」の3Rに、「Refuse(リフューズ)」「Repair(リペア)」が加わっています。

それぞれの定義を確認しましょう。

①Reduce(リデュース)

リデュースは、ゴミの排出量を減らすことです。
私たちは日常生活で無意識に多くのゴミを排出しています。
可能な限り繰り返し長く使っていく意識を持つことが大切です。

例えば、シャンプーなどの生活用品も詰め替え用を積極的に利用することで、無駄に容器がゴミになることを防ぐことができます。

②Reuce(リユース)

リユースは、不要になったものを廃棄せず繰り返し何度も使用することです。
この後にご紹介する「リサイクル」との違いは、元の形状のまま繰り返し使う点にあります。

例えば、近年多くの人が利用している「メルカリ」や「ラクマ」などのフリマサービスやリサイクルショップで不要品を売買することも、立派なリユースになります。

③Recycle(リサイクル)

リサイクルは、リユースと同様に不要になったものを繰り返し使用することです。
ただし、リユースとは違い、原材料として再生する点がポイント

例えば、不要になったペットボトルからできたTシャツを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
これは、ペットボトルをTシャツの原材料として再生するリサイクルの一例です。

私たちが排出するゴミの中には再生できるものが多く含まれているため、日頃からゴミの分別をきちんと行うことが大切なのです。

④Refuse(リフューズ)

リフューズとは、ゴミになり得るものをそもそも買わない・受け取らないことです。
近年レジ袋が有料化され、私たちの生活にも根付き始めたマイバックの持参も、無駄にレジ袋を利用しないリデュースの取り組みです。

また、食べ物も廃棄されればゴミになりますので、食事の際に食べられる量だけを購入することもリフューズに繋がります。

⑤Repair(リペア)

リペアとは、まだ使えるものを修理・修繕しながら可能な限り長く使っていくことです。
例えば、靴やバックなどの持ち物が一部分だけ壊れてしまった時に、すぐに新しいものを購入するのではなく、修理して使うという選択肢を持つことが大切です。

修理の専門店などを上手に活用しながら、一つのものを大切に使っていく意識が求められます。

5Rが浸透する理由

5Rが浸透する理由

従来の3Rに加え、なぜ今5Rの概念が浸透しているのでしょうか?
それは、近年SDGsを代表するように、環境問題を解決するためには政府や企業の取り組みはもちろん、個人の取り組みも重要である認識が広がっているからです。

5Rとして新たに加わっている「Refuse」や「Repair」は、3Rと比較しても個人の心がけで取り組みやすい内容になっています。

買い物をする時、食事をする時、持ち物が壊れてしまった時、どのような判断をしてどのような行動をするかを決めるのは個人です。
「Refuse」や「Repair」の概念が浸透することで、個人の行動がより良いものに変化することが期待できます。

このような背景のもと、既に欧米では3Rに代わって5Rが主流になりつつあるほか、5Rに留まらず「Rental」や「Rebuy」などのさまざまなRが加わり、「7R」や「10R」などが用いられることもあります。

5Rに関する企業の取り組み事例

5Rに関する企業の取り組み事例

アメリカ発のアウトドア用品店パタゴニアでは、企業として「Repair」に積極的に取り組んでいます。
その事例をご紹介しましょう。

パタゴニアでは、製品を可能な限り長く使ってもらうため、修理サービスを定常的に行っています。
郵送での送付や、店舗への持ち込みが可能です。

過去には「Worn Wear(新品よりずっと良い)」をコンセプトに「Worn Wear Snow Tour」を実施。
東北の7つのスキー場を回りながら、スキーウェアの修理を行いました。

また、同コンセプトのもと、ポップアップストアも開いています。
ポップアップストアでは、パタゴニアのスタッフから買取った製品の中古販売や、修理して長く着続けることの楽しみを伝える展示を行い「Repair」の浸透に繋がっています。

参照元:
修理サービス|パタゴニア公式HP
パタゴニア スノーウェアを修理する「Worn Wear Snow Tour」開催|PR TIMES
「パタゴニア」が新品を売らないポップアップストアをオープン|WWDJAPAN Digital

新しい「R」を実践してみよう!

新しい「R」を実践してみよう!
今回は、5Rの定義や具体的な実施事例をご紹介しました。
既に認知度の高い3Rに加え、5Rの理解は深まりましたか?

近年ではバリエーション豊富な「R」が登場していますが、基本的な考え方はいずれも共通しており、可能な限りゴミの排出量を抑えることで、循環型社会を実現することがゴールです。

特に今回ご紹介した「Refuse」や「Repair」は、私たちの日常生活において実践できることが多くあります。
ちょっとした心がけが5Rにつながりますので、ぜひできることから生活に取り入れてみてくださいね。

  • 記事を書いたライター
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ビジネス専門ライター。大企業のサステイナビリティー推進担当として、SDGsやESGに関する業務に携わった経験を持つ。インナーコミュニケーションやSDGs・ESGなどのテーマを中心に執筆しています。近年のトレンドには常にアンテナを張り、情報収集に勤しむ日々。一見難しそうに感じるテーマを、読者の方にとって身近に感じてもらうことが目標です。

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