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リデュースに関する企業と個人それぞれの取り組み事例を解説!

リデュースは“ゴミを減らす”ことを意味し、3Rの中ではリデュースが最も優先度が高いとされています。
2020年にはレジ袋が有料化され、国によってゴミを削減する動きがありました。

現在では、国だけでなく様々な自治体や企業がリデュースに関する取り組みを行っていますが、どのようなことが行われているのかを知らない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、リデュースの取り組み事例を「企業」と「個人」に分けてご紹介します。今後の生活に取り入れていただけたら嬉しいです。

企業のリデュースに対する取り組み事例

【企業】リデュースの取り組み事例

本来、企業は多くの商品を購入してもらうことで利益が生まれます。

しかし地球環境への配慮や消費者のニーズのために、様々な企業がリデュースに取り組んでいます。
場合によっては、経費削減に繋がる場合もあるようです。

まずは、企業によるリデュースの取り組み事例を見ていきましょう。

商品の寿命を長くする

耐久性のある製品作ることで、買い替えや修理の回数を抑えることができます。

例えば、FPR(繊維強化プラスチック)の使用などは商品の耐久性を高めるのに最適です。
FPRは、軽量で強度の低いプラスチックにガラス繊維などの強化材を加えた素材で、軽量ながらも耐久性のある商品を作成することができます。

1970年代に静岡県の小学校に設置されたプールにはEPRが使用されており、今現在も使用されています。

修理や点検などのアフターサービスの実施

アウトドアブランドのPatagonia(パタゴニア)では、商品を長く使ってもらうため、修理サービス「WORN WEAR」を展開しています。

スタッフによる修理サービスだけでなはなく、インターネット上で修理方法を公表することで、消費者自身でも修理を行えるようになっています。
実際の写真と共に説明されているので、初めて修理する人でも安心して実施できるでしょう。

参照元:パタゴニア製品のお手入れと修理|WORN WEAR

形を変えて、ゴミを減らす

ローソンでは、2019年からMACHI caféで提供するドリンクのフタに、飲み口を付けています。

従来の形状だと、アイスドリンクの場合ストローの使用が必須でした。
しかし、ホットドリンクと同じ形状のフタをアイスドリンクに使用することで、ストローが無くても飲めるようになりました。

ローソンでは、2030年目標として「容器包装プラスチッック2017年対比30%削減」「オリジナル商品環境配慮型素材50%使用」に取り組んでいます。

参照元:地球環境保全の取り組み|ローソン

包装・梱包材の軽量化

サントリーでは、550mlのペットボトルで国内最軽量を実現しました。

“植物由来素材を30%使用した11.9gの国産最軽量のペットボトル。
従来品と比べて石油由来原料の使用量を550ml1本あたり約4割削減することができました。”

引用:環境にやさしいボトル・包装|サントリー天然水

また、ペットボトル梱包用の段ボールを透明フィルムにすることで、梱包資材の製造から輸送、そして購入後のリサイクルまででCO2排出量を半減しています。

ユニークで新たな取り組み事例

リデュースの新たな取り組み

SDGsの浸透をはじめ、近年環境意識の高まりに伴い、リデュースに取り組む新たなビジネスが数多く誕生しています。
新たな発想に基づいたユニークな事例もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

水Do!の取り組み

脱使い捨てペットボトルを理念とし、「水の域産域消」を目指して水道水の利用を推進する活動を行なっています。
各地でイベントを行なっているほか、水Do!のステッカーをマイボトルに貼るアクションの促進、給水所の設置、飲食店などの給水スポット化などに取り組んでいます。

街中だけではなく、大学などでの取り組みも行なっているため、活動の認知度も向上中です。

参照元:水Do! 水Do!とは?|水Do!HP

TABETEの取り組み

食品ロスの削減に向けて、フードシェアリングサービスを展開しているTABETE。
製造し過ぎてしまった食品や、予約のキャンセルが出てしまった食事、食材の端材でできたオリジナル商品などをおトクに購入することができます。

店舗にとっては、味や品質に影響が無いのに訳あって廃棄しなければならない食材ロスを防ぐことができ、消費者にとっては安価に食材を手に入れられるほか、新しいお店との出会いも生むという、まさにwin-winなビジネスモデルになっています。

参照元:TABETE FAQ|TABETE HP

個人のリデュースに対する取り組み事例

【個人】リデュースへの取り組み事例

続いて、個人でできるリデュースへの取り組みについてご紹介します。

大切なのは「ゴミになるものを家庭に持ち込まないこと」。
家庭で出るゴミが減れば、ゴミ出しに行く手間も省け、ゴミ袋や処分代の節約にもなります。

今回ご紹介するのは、以下の4つです。

・マイ〇〇を利用する
・食品ロスを減らす
・詰め替えやパッケージフリーの製品を選ぶ
・レンタルやシェアリングサービスを利用する

マイ〇〇を利用する

2020年7月よりレジ袋有料化し、マイバッグを持ち始めた方は多いのではないでしょうか?
マイバッグのようにマイ〇〇を利用することで、ゴミを減らせます。

例えば、マイボトル。
ローソンやスターバックスなどのカフェでは、マイタンブラーを持ってドリンクを注文すると、数十円の割引を受けることができます。

また、マイ容器OKの食品販売店も増えてきました。お住まいの地域に肉屋や魚屋、豆腐屋などがある方は、持参した容器に入れてもらえるか確認してみましょう。

食品ロスを減らす

食品ロスを減らすことも、個人でできるリデュースの取り組みです。

日本の年間食品ロス量は約600万トンと言われており、日本人全員が毎日お茶碗1杯分の食品を捨てている計算になります。

家庭での食品ロスは、使い残しや食べ残し、皮などの切り過ぎなどが主な原因です。
必要な量だけの食品を購入し、必要な分だけを調理するだけで、食品ロスを減らすことができます。

また生ゴミをコンポストに入れて堆肥として活用することも可能です。

詰め替えやパッケージフリーの製品を選ぶ

使い捨て商品は便利ですが、その分ゴミを増やしてしまいます。

現在は、調味料や洗剤など様々な商品に詰め替え商品が開発されています。
詰め替え用は容器に入ったものに比べて値段が安かったり、量が多いので、経済的にも良いといえます。

また、パッケージフリーの商品を選ぶこともおすすめ。

プラスチック包装大国の日本では、まだまだパッケージフリーの商品を見つけることは難しいかもしれません。
しかし、徐々にパッケージフリーや量り売り専門店は増えています。

レンタルやシェアリングサービスを利用する

普段使わない物は、レンタルやシェアリングサービスを利用しましょう。

東京都内では、自治体と企業が協力して行っている自転車シェアリングサービスがあります。
都内にある複数の駐輪場から、30分単位で自転車を利用することができ、返却は目的地付近の指定駐輪場なので、同じ場所に返す必要はありません。

アイカサは傘のシェアリングサービスです。
現在は関東を中心に愛知、大阪、兵庫、福岡で利用できます。

24時間70円で利用でき、ビニール傘を買わずにすみます。

まとめ

まとめ

国内外問わず、様々な企業がリデュースの取り組みを行っています。
しかし今後もリデュースを促進させるには、消費者である私たちが今回紹介したような企業のサービスを応援・利用することが必要です。

一人ひとりが意識すれば行動が変わり、そして社会全体を変える動きになります。
リデュースは、私たちが日常の中で少し意識するだけで行えるものがほとんどです。

今日から取り入れられることを1つでも良いので、行ってみませんか?

  • 記事を書いたライター
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フリーライター。過去の留学や世界一周などの海外経験から、環境問題をはじめとする社会問題に興味を持つ。 「人にも地球にも優しい暮らし」を見つけるために、日々情報を探しています。趣味は海外旅行とコーヒー、読書。 現在は健康や環境、食に関する情報を中心に発信しています。

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