SDGs企業事例

プラスチックの回収で海洋を守るSUSTAINABLE JAPANのSDGsの取り組みとは?

近年、地球温暖化が国際的な課題になっています。

温暖化の大きな原因とされているのが海洋ゴミ。海洋ゴミの多くはプラスチックです。

海洋に漂うプラスチックはもとは人が廃棄したもの。
海洋のプラスチックゴミは自然には分解されず、長期にわたって海に漂い続けます。

さらに海洋プラスチックゴミは、地球温暖化の一因であるメタンを始めとする温室効果ガスを発生するため、一刻も早く回収しなくてはなりません。

株式会社SUSTAINABLE JAPAN(以下、SUSTAINABLE JAPAN)では、SDGsの目標14である「海の豊かさを守ろう」のために、様々な事業を展開しています。

この記事では、SUSTAINABLE JAPANのSDGsに対する取り組みをご紹介します。

SUSTAINABLE JAPANとはどのような会社?

SUSTAINABLE JAPANは、海洋保全を目的として平成31年に熊本県で設立されました。
SUSTAINABLE JAPANは海洋浮遊ゴミ回収機SEABINの販売・リース、用排水路浮遊沈殿ゴミ回収機の製造販売を行っています。

SUSTAINABLE JAPANは社名の通り、持続可能な日本、そして世界を実現するために、マイクロプラスチックを始めとする海洋浮遊ゴミを回収する活動を行っています。

代表取締役の東濱孝明氏は、活動のコンセプトとして「未来の子どもたちに綺麗な海を残したい」と話しています。

マイクロプラスチックゴミがなぜ問題なのか?

マイクロプラスチックゴミがなぜ問題なのか?

マイクロプラスチックとは、5mm未満のプラスチックのことを言います。

現在、多量のマイクロプラスチックが海洋に浮遊していると考えられています。
プラスチックの多くは処分されずに使い捨てされており、最終的に海に流れ込んでいます。

世界には、合計1億5,000万トンのプラスチックごみが浮遊しており、新たに年間800万トンが捨てられていると考えられています。

ビニール袋や発砲スチロールといった梱包や包装、緩衝材に使われたプラスチックは、適切に処分されず海に流れ着きます。
海に浮遊するプラスチックは、波に打たれたり、紫外線を浴びたりして小さくなり、最終的に5㎜以下の粒子になります。
これがマイクロプラスチックです。

マイクロプラスチックは、洗剤に含まれることもあります。
このマイクロプラスチックに添加されている化学物質が海洋の生態系に影響したり、マイクロプラスチックを食べた魚介類を人が口にしたりすることで、人への健康被害が生じることが懸念されています。

マイクロプラスチックは自然には分解されないため、人の手で回収しなければ、何百年も海に浮遊し続けると言われています。

マイクロプラスチックの回収は、海洋環境保全のために急いで取り組むべき問題だと言えます。

用排水路浮遊沈殿ゴミ回収機で水を守る

マイクロプラスチックは海だけに存在するのではなく、私たちの身近な河川や用水路にも浮遊しています。
プラスチックは私たちの生活圏から海に流れていくと考えれば当然とも言えます。

マイクロプラスチックが海にたどり着く前に回収することが重要です。
SUSTAINABLE JAPANでは、用水路専用のゴミ回収機を開発し、実証実験中です。

海の豊かさを守る海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(目標14)

海の豊かさを守る海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(目標14)

SUSTAINABLE JAPANでは、「未来の子どもたちに綺麗な海を残す」をコンセプトに、積極的に海洋ゴミを回収する活動を行っています。

SUSTAINABLE JAPANは、熊本県宇城市にある松合漁港や、熊本県水俣市の丸島漁港、熊本市の江津湖、長崎県五島市福江島にて、地元の高校生たちとビーチクリーン活動に参加しました。

活動の一環として、高校生や地元の方々に海に浮遊するマイクロプラスチックを回収する重要性を説明し、海洋浮遊ゴミ回収機SEABINを設置しました。

国内で初めて海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)を使った実証実験を行っています

海洋浮遊ゴミ回収機SEABINとはどのような機械なのか?

海の豊かさを守る海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(目標14)

SEABINは、オーストラリアで開発されました。

製造はフランスのポーラル・マリーン社が行っています。

SEABINの高さは80㎝、幅60㎝の円筒形をしている機械です。
海面に浮かべて稼働させ、海水を取り入れて機械の中で濾過し、1度に最大20㎏のごみを回収します。

SEABINが回収する海洋ゴミは、木くずや海面の油、マイクロプラスチックなど様々です。

SEABINが回収するマイクロプラスチックの大きさは2㎜超です。
マイクロプラスチックは5㎜以下と言われているため、SEABINはマイクロプラスチックの中でもより小さなプラスチックが回収できると言えます。

まとめ

日々の生活において私たちが海洋ゴミの存在に気づく機会は少ないかも知れません。
ペットボトルやビニール袋、木くずは目に見えますが、マイクロプラスチックは小さくて肉眼では見えないため、マイクロプラスチックによる海洋汚染を知るのは難しいものです。

しかし、地球の酸素や気温など、地球環境は海洋によりコントロールされている部分が大きいと言われています。
海洋の浮遊ゴミを回収し、美しい海を守ることは、地球と人類が将来にわたって持続してくために大切なことです。

海のゴミにはどのようなものがあるのか、海洋ゴミを減らすために私たちにできることはないのか、まずは理解することから始めましょう。

今回ご紹介させていただいた株式会社SUSTAINABLE JAPANのホームページはこちら

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