貧困をなくそう

アジアの最貧国であるバングラデシュの実情について知ろう

日本は経済的に豊かな国ですが、アジアには貧しい国が沢山あります。

2020年代になった現在でも、まともにご飯が食べれなかったり、十分な教育を受けれなかったりする人たちがいます。

そんな貧しいアジアの国の中でも、特に貧しい最貧国と言われているバングラデシュの実情について解説します。

アジアの最貧国はバングラデシュ

アジアの最貧国はバングラデシュ
アジアの貧しい国の中でも、最も貧しい最貧国はバングラデシュです。

バングラデシュは、南アジアにある共和制国家で、首都はダッカです。
人口は約1億6365万人、面積は14万7千平方キロメートルで、日本の約4割程度の大きさです。
イスラム圏国家のひとつで、都市国家を除けば世界で最も人口密度が高い国であり、人口の数は世界第7位です。

元々はインドの一部でしたが、インドが1947年にイギリスから独立する際にイスラム教徒とヒンドゥー教徒の対立が深まり、イスラム教徒地域をパキスタンとして独立させる構想が浮上し、1955年に東パキスタンになりました。

しかし、パキスタン地域とは遠く離れており、宗教だけで二つの地域を統一することが難しいという理由で分離独立が提案され、1971年にパキスタンから独立しました。

豊富な水資源があるため米やジュートの生産に適しており、以前は”黄金のベンガル”と呼ばれるほど豊かな地域でしたが、現在はアジアの最貧国として認識されています。

バングラデシュの実情と問題

バングラデシュの実情と問題
バングラデシュは豊かな国になるはずでしたが、貧しい国になってしまいました。

なぜ貧しくなってしまったのか、バングラデシュの実情と問題について確認していきましょう。

貧困と教育

バングラデシュは経済成長しており、生活水準の底上げがされています。
しかし、それと同時に経済格差が広がっており、今も貧困にある人々が多く、貧困率は約30%になっています。

食料を十分に得ることができない人々がいて、特に子供については、健康に成長するために必要な栄養が不足しており、環境も衛生的ではなく、乳幼児の死亡率も高くなっています。

また貧困とともに、子供の教育が十分に行き届いていない実情があります。
バングラデシュでは、約620万人の就学年齢の子供が学校に通うことができていません。

子供が学校に通えない理由としては、様々なものがあります。

学費が無料だとしても制服や給食のお金を払うことができなかったり、障がいのある子どもへのサポートが十分でなかったりするのです。

さらに、途中から学校に行かなくなる場合もあります。

これは教育の質が低いためです。
資格を持っていない先生が授業をしていたり、栄養不足で衛生的とは言えない給食が出されたりなど、子供の学ぶ環境が整っていません。

インフラの未整備

インフラの未整備も問題の一つです。
バングラデシュは外資企業の進出先として近年注目されていますが、インフラが整備されていないことが足かせとなっています。

ミャンマーよりは少し整っていると言われていますが、それでも日常的に停電が発生しているような状況が続いています。

道路事情も深刻で、車が数十分間ほとんど動かないという交通渋滞は日常茶飯事です。
首都ダッカでは、同国初となる都市鉄道の建設も計画されていますが、実際に稼働が開始するのは数年後になると言われています。

都市化によって人口の増加や外資企業の進出は今後も続くと予想されますが、車の数も増えると考えられているため、当面の間は道路事情の改善は期待できません。

児童労働

児童労働も問題視されています。
バングラデシュにおける児童労働の問題は深刻で、700万人以上の子供が働いています。

労働をしているのは主に男児で、女児は家事労働をさせられており、実態は想像以上に酷いものだと言われています。

産業化が進んだことで、正規もしくは非正規産業で労働させられる子供が、労働者の需要の増加と同時に増えています。

児童労働の問題を解決するためには、総合的な対策とアプローチが大切です。
政府や国際団体などの協力がなければ実現することはできません。

しかし、国際労働機関(ILO)による”ILO182号条約”に盛り込まれている”最悪の形態の児童労働をなくす”を実行するのは、非常に困難です。

信頼できる統計がなく、政府やNGOなどの協力が不十分であり、”有害な児童労働”の定義が明確に定められていないためです。

ハルタル

ハルタルも問題です。
ハルタルとは、ストライキのような活動で、バングラデシュを中心とした南アジアで行われています。

同国では頻繁に政権交代が行われていますが、選挙前にハルタルが多発します。

ハルタルが開始されると、街中の商店やガソリンスタンドが全て閉まってしまうなど、市民生活やビジネスにおいて大きな影響があります。

平和的な形で抗議活動が行われるのであれば問題ありませんが、通常は暴力的なイベントとなり、街の治安が一瞬で悪化します。

まとめ

まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はアジアの最貧国であるバングラデシュについて解説致しました。

貧困や児童労働など、解決すべき問題は山積みです。

私たちができるのは、こういったバングラデシュをはじめとしたアジアの貧困国の実情を認識し、問題意識を持って行動に移していくことです。

平和な世界を実現するために、アジアの貧困国に関する知識を深めていきましょう。

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