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災害備蓄品である「乾パン」と「アルファ米」から生まれたクラフトビールとは?

日本は地震大国であり,東日本大震災をはじめとして多くの地震災害が発生する国です。また地震だけでなく台風や大雪といった自然災害も少なくないでしょう。

そういった災害に備え、近年では災害備蓄品を家庭だけでなく企業や自治体も備えるようになりました。

しかし、食料備蓄品には期限があり使用する場面がないとそのまま廃棄となってしまっているのが現状です。特に企業や自治体は保持している備蓄品の数から廃棄量が多くなってしまう課題があります。

そこで期限の迫った備蓄品をクラフトビールへアップサイクルすることを試みた企業が「株式会社Beer the First」です。

株式会社Beer the First

株式会社Beer the Firstは、自然とわたしに美味しい一杯を目指し、日本各地の廃棄予定だった食材をクラフトビールへアップサイクルする事業を2021年より開始いたしました。

アップサイクルとは、廃棄物や不要になったものを再利用して、以前よりも価値の高い商品を作り出すことをいいます。
食品や衣類などの廃棄ロスを減らすため,アップサイクルは近年話題となっています。

廃棄予定のパンをビールに

株式会社Beer the First

株式会社Beer the Firstの第1弾事業として、神奈川県の横浜高島屋にあるパンのセレクトショップ「ベーカリースクエア」で廃棄間近となったパンを原料としたホワイトエールスタイルの「RE:BREAD」を販売いたしました。

本来使用する麦芽の23%をパンで代用することによって、廃棄となってしまうパンのアップサイクルに成功しております。

東京都から採択される

東京都が掲げる2050年までに食品ロス実質ゼロを目指す「『未来の東京』戦略ビジョン」および「ゼロエミッション東京戦略」があります。

そこで、食品ロスの大幅な削減が期待できる先進技術の社会的実装を図るため、2022年6月に募集した「フードテックを活用した食のアップサイクル促進事業」に、株式会社Beer the Firstの「クラフトビールを活かしたアップサイクル事業」が採択されました。

災害備蓄品をクラフトビールに

災害備蓄品をクラフトビールに

第2弾の事業として、消費期限の問題で廃棄予定であった災害備蓄品からクラフトビールの製造を行ってます。

1つはローストした麦芽のコクに副原料の「カンパン」から来る香ばしさも感じるブラウンエール。使用する麦芽の10%を、賞味期限切れ間近で廃棄予定だった「カンパン」で代用してます。

もう1つはラガー酵母を使用し、「アルファ米」を副原料に用いたコールドIPAスタイル。
本来使用する麦芽の20%を、賞味期限切れ間近で廃棄予定だった「アルファ米」で代用してます。

まとめ

今回は株式会社Beer the Firstのアップサイクル事業について紹介しました。

廃棄予定の災害備蓄品をクラフトビールへ。彼らの事業は,食品ロス問題を解決へと導く大きな足掛かりとなること間違いないでしょう。
まだまだ課題の多い食品ロス問題。今後のアップサイクル事業に注目です。

参照元:株式会社Beer the First HP

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