「手元から国際協力」ができるハンドクリームとして「hadanishea(ハダニシア)」は2019年3月14日の販売開始から2022年11月までに約5000本が多くの人の手に渡ってきました。
ハンドクリームにブルキナファソ産のシアバターを使うことにより、国際協力の持続的なサイクルを創出しているのが大きな特徴で、使い心地のよさにおいても喜びの声を多くいただいています。
「hadanishea」が生まれるまでの背景や込められた思いやこだわり、SDGsへの貢献について詳しく紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
認定NPO法人Future Codeについて
認定NPO法人Future Codeは神戸から世界へ向けて医療が届かない災害、貧困地域において医療支援活動を行う認定NPO団体です。
団体名のFuture Codeには「世界中の医療に未来への鍵を」との想いが込められており、ブルキナファソやハイチ、バングラデシュを中心に活動をしています。医療活動が主ではありますが、それを取り囲む衛生問題やマラリアへの予防活動など、内容は多岐に渡ります。
医療が行き届いていないことには医療自体の問題以外にもさまざまな視点から考える必要があります。自分たちにできることは何かを常に問い続け、現地が抱えている問題について懸命に取り組んでいるのが認定NPO法人Future Codeです。
認定NPO法人Future Code学生部BYCS(バイクス)とは?
認定NPO法人Future Code学生部BYCSとは認定NPO法人Future Codeに所属している全国の大学生からなる団体です。
BYCSには、
- 【B】Bridge(途上国との架け橋となり)
- 【Y】Youth(若者らしくがむしゃらに)
- 【C】Challenge(挑戦し続け)
- 【S】Smile(人々に笑顔を届ける)
の思いが込められており、「持続可能な国際協力の実現」を掲げソーシャルビジネスに取り組んでいます。
「hadanishea」を生み出すために、ウェブサイトの設計からクラウドファンディングによる資金活動、ハンドクリームのパッケージデザインもBYCSによるもの。「hadanishea」を通してこれからも持続可能な社会のために貢献します。
支援国「ブルキナファソ」とはどんな国?
ブルキナファソはアフリカ大陸にあるサハラ砂漠の西に位置する国です。自然豊かな国で、「アルリ国立公園」は世界自然遺産に登録されており、野生動物の宝庫でもあります。
その一方で、2022年は2度にわたりクーデターが起き、政情不安が残っている現状も。さらに世界で最も貧しい国の1つともいわれており、乳児死亡率の高さやマラリアによる感染症の蔓延といった問題も抱えています。
「hadanishea」の特徴
未精製のシアバターを配合
「hadanishea」にはブルキナファソ産の未精製のシアバターが20%配合されています。シアバターとは西アフリカから中央アフリカに生息するシアの木(アカテツ科シアバターノキ)の実から採れた植物性の油脂のことです。「保湿の王様」と呼ばれていますが、現地では保湿以外に、民間療法として利用するなど古くから生活に根差しています。
人間の皮脂と似た性質であることから肌なじみがよく、高保湿でしっとりする使い心地のよいハンドクリームです。
無香料にこだわっている
「hadanishea」には合成香料が使われておらず、シアバター本来の優しい香りを感じられます。香りが強くないのでさまざまな場面でお使いいただけます。ほかの香りと合わせて使うのもおすすめです。
5つのフリー
シリコン・パラベン・鉱物油・合成着色料・合成香料の5つの材料は使っておらず、肌に優しいハンドクリームです
hadanisheaのこれまでの歩み
はじまり
認定NPO法人Future Codeが中心となり、継続して医療支援・食糧支援をするためにソーシャルビジネスを構想したのがきっかけです。そこに学生団体であるBYCSが加わりハンドクリーム販売が決定しました。
クラウドファンディングの成功
一時的ではない循環型の支援を目標とするためにBYCSがクラウドファンディングを開始し、約363万円の支援を調達しました。ハンドクリーム製造の委託と並行してブランド立ち上げ準備を進めました。
神戸セレクション2020認定
販売が開始されると、2019年11月には、「神戸セレクション2020」の認定を受けました。翌年にはコスメブランド「hadanishea」の商標登録が完了し、現在は国際協力やSDGs関連のイベントやマルシェ等での対面販売にも力を入れています。
hadanisheaとSDGs
「hadanishea」はSDGsにある世界共通の目標17の中でも特に以下の4つの目標達成に尽力しています。
- 【目標1】貧困をなくそう
- 【目標2】飢餓をゼロに
- 【目標3】すべての人に健康と福祉を
- 【目標6】安全な水とトイレを世界中に
ブルキナファソの女性たちが作ったシアバターを輸入し、日本でハンドクリームとして販売した収益で、以下のような活動を行っています。
- 現地のさらなる雇用の機会の創出
- マラリア予防の啓蒙活動
- トイレの建設
- 医療が行き届かない地域で活動
「hadanishea」を使ってエシカルな暮らしと小さな国際協力を
「hadanishea」のハンドクリームは、使う人たちの肌をいたわっているだけでなく、ブルキナファソでシアバターの生産に携わっている人たちにも貢献しています。モノが溢れた時代だからこそ、自分が心から納得できる商品を選んでエシカルに暮らしていきたいものですね。
▼ 「hadanishea」公式オンラインショップはこちら
https://www.hadanishea.com/
▼ 「hadanishea」お取り扱い店舗様一覧はこちら
https://www.hadanishea.com/blog/2022/05/16/110306