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SDGs

SDGsと農業の関係とは?日本の課題や取り組みを紹介!

最近メディアでもよく取り上げられる「SDGs」。
実は、SDGsは農業とも深く関わっています。
けれども、どんな関係があるのかイメージできない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、SDGsと農業の関係を詳しく解説します。
さらに日本で解決すべき課題や取り組みについても紹介していきます。

最後まで読めばSDGsと農業の関係性が分かり、自分ができることも見つかるはずです。

SDGsと農業の関係とは?

SDGsと農業の関係とは?

SDGsと農業にはどのような関係があるのでしょうか。

結論からお話すると、SDGsと農業は密接に関わっています。
その理由は、農業が抱える課題を解決することは、持続可能な社会をつくることにつながるからです。

この二つの関係をSDGsが重視する「社会」「環境」「経済」の三つの視点からみていきましょう。

持続可能な食料生産

「社会」という視点で考えると、目標「2.飢餓をゼロに」と大きく関わっています。
農業は、持続可能な食料生産の実現に欠かせない存在です。

日本では「飢餓」より「食品ロス」という言葉をたくさん耳にします。
そのため、「食料が余っている」という感覚が強くなりませんか。

けれども世界で見ると、全く足りていません。
世界人口を40人のクラスに例えると、「今日の食べるものがなく、明日もあるかわからない」生徒は4人もいます。
このまま人口が増え続けると、2050年には今より飢餓人口が20億人増えると予想されています。

今後人口増加が続いても、すべての人が毎日十分な食事をするためには、どこの地域においても農業の生産性を高めていくことが必要です。

つまり農業には、飢餓やあらゆる栄養不良で苦しむ人たちを助ける力があるといえます。

参照元:2.飢餓をゼロに|ユニセフ

環境保護

「環境」という視点で考えると、「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.緑の豊かさを守ろう」に関係しています。
自然の中で食料を生産する農業には、環境を守る役割も担っているからです。

例えば、大量に食料生産するために、農薬や化学肥料を大量に使うとどうなるでしょうか。

もしかしたら、収穫率も生産性も高まるかもしれません。
けれども土壌は薬品まみれになって、川へも大量の農薬が流れ出します。
そうなると環境がどんどん汚染されていくことは、容易に想像できるのではないでしょうか。

汚染された環境では、長期間、野菜などを作ることは困難です。
さらに野菜の安全性も保証できません。

つまり農業は、将来も安定した食料生産をするために、環境も守り続ける責任があります。
まさに、「12番つくる責任つかう責任」の貢献ともいえます。

持続可能な経済成長

「経済」という視点で考えると、「8.働きがいも経済成長も」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」との関係が深いです。

農業が衰退することなく発展し続ければ、第一産業の経済成長が期待できます。
そうなれば、農家の収入も十分確保することができ、一人ひとりの働きがいにもつながります。

このように、農業は食べる人の生活だけでなく、作る人の家計も守り続けます。
だから、SDGs達成に大きく関係しているのです。

日本が解決すべき3つの課題

日本が解決すべき3つの課題

日本でも、持続可能な農業を続けるためには現状を改善していく必要があります。

けれども、「日本で解決すべき課題って何?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

続いては、日本が抱える農業の課題を紹介します。
解決すべき課題は、大きく分けて3つです。

①自給率の低下

日本は諸外国と比べても自給率が低い国の一つ。
食料自給率を上げることが大きな課題です。

自給率が低いということは、食料の確保を輸入に頼っているといえます。
輸入をすることで輸送費がかかるだけではなく、輸送に多くの資源やエネルギーを使っています。

さらに、日本人が国産の食材を積極的に買わないと、日本の農業が衰退してしまうのは予想できるのではないでしょうか。

日本の農業と環境を守るために、日本の食料自給率を上げなければいけません。

②農家の高齢化

「農家の高齢化」も問題になっています。

農林水産省によると、現在の農家の平均年齢は67歳です。
このまま高齢化が深刻化すれば日本で持続的な農業を続けることは難しくなります。

農業のプロフェッショナルな人たちが現役で活躍している間に、この問題を解決していく必要があります。

③人手不足

農家の人手不足も深刻な問題です。

現在新しく農業を始める方は、近年では2万人程度で減少傾向。
やはり高齢化が進む中、新規参入する若者が少ないのが現状です。

人手不足を解消するためには、農業に取り組みやすい環境や仕組みを作ることや農業をもっと身近に感じてもらう対策が必要になってくるのではないでしょうか。

参照元:農業をめぐる課題と政策|農林水産省

日本での取り組み

日本での取り組み

では、持続的な農業を支えるためにどのような取り組みをしているのでしょうか。

今回は、日本で実施されている3つの事例を紹介します。

食料自給率向上を目指した取り組み

多くの消費者が国産の食材を買って食べるということは、農家の活性化や生産力向上につながります。
そのため、政府は食料自給率の向上に力を入れています。
ちなみに「食料自給率向上のための5つのアクション(フード・アクション・ニッポン)」という言葉を耳にしたことはありますか。

農林水産省は「みんなで食料自給率を上げよう」と、国民に5つの行動を呼びかけています。


1.「いまが旬」の食べものを選びましょう
「旬」の農産物は、もっとも適した時期に無理なく作られるので、余分な手間や燃料などを必要としません。味もよく、栄養もたっぷりで、体にも環境にもやさしい食事が実現できます。
2.地元でとれる食材を日々の食事に活かしましょう
私たちが住んでいる土地には、その風土や環境に適した農産物が育ちます。身近でとれた農産物は新鮮です。一人ひとりが地元でとれる食材を選ぶことが、地域の農業を応援することになります。(地元農業の応援はもちろん国産農産物の応援になります!)
3.ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を心がけ、しっかり朝ごはんを食べましょう
油のとりすぎはさまざまな生活習慣病を引き起こす原因にもなっています。ごはんを中心に、野菜をたっぷり使ったバランスのよい食事を心がけましょう。
4.食べ残しを減らしましょう
開発途上国で飢餓が問題となっている一方で、日本では食料を大量に輸入して大量に捨てています。この現状を踏まえ、家庭においても、食品の無駄な廃棄、食べ残しを減らしましょう。(食料の無駄を減らすことは、食料輸入を少なくすることにもつながります。)
5.自給率向上を図るさまざまな取り組みを知り、試し、応援しましょう
米粉を使ったパン・麺などの新しいメニュー、国産飼料を使った牛や豚、鶏などの肥育、地産地消地域ブランド、直接契約による生産などのさまざまな試みを知り、試しに味わってみるなど、応援しましょう。

「これなら自分にもできるかも」と感じた方も多いのではないでしょうか。

この活動は国だけではなく推進パートナーとして6,487社の企業が協力しています。

有機栽培の推奨

有機栽培(オーガニック栽培)も持続可能な農業を支える取り組みです。
最小限の農薬や化学肥料しか使用しないため、環境を守りながら食料生産が可能です。

農林水産省は、有機栽培をしている野菜や商品に「有機JASマーク」という認証マークをつけています。

「有機JASマーク」とは、農薬や化学肥料などに頼らないことを基本として自然の力で生産された商品のことを表します。

日本では、マークなしで「有機栽培」や「オーガニック」などの表現をすることは違法です。
この制度のおかげで消費者も正しく判断して買い物ができます。

参照元:有機食品の検査認証制度|農林水産省

スマート農業の拡大

スマート農業とはロボット、AI、IoTなど最新技術を活用した農業のこと。
農家の深刻な高齢化や人手不足を解決する救世主として期待されています。

例えば、トマト栽培では自動収穫ロボットが活用されています。
これはベストな収穫時期を判断し自動で収穫できる機械です。

また農薬散布用ドローンは、従来作業なら1時間かかる作業を、わずか10分で完了できます。

スマート農業なら作業の時短や無人化を実現できるため、労働不足の解消が期待できます。
また膨大なデータを元に的確な判断をするため、収穫量や品質の向上にも役立ちます。

つまり経験値に関係なく、生産性を上げられるのがスマート農業の強みです。
新規参入しやすい環境が構築されるといえます。

参照元:スマート農業|農林水産省

自分たちにできる取り組み3選

自分たちにできる取り組み3選

農業はSDGsのために欠かせないということがわかりました。
けれども、自分たちにできることはあるのでしょうか。

今回は気軽に楽しくできる取り組みを3つ紹介します。

①自給率アップに協力する

「食料自給率向上のための5つのアクション」に協力することです。

例えば、

・小麦のパンではなく、米粉のパンを買う
・国産大豆の豆腐や納豆を食べる
・ごはんをもう一口多く食べる
・残さず食べる

このように、小さな行動を続けるだけで自給率アップに貢献できます。

さらに、地元の野菜や旬の野菜を買うことで、地域の農家や日本の農家の方へエールを送ることができます。

国産の食品は新鮮で、自分たちの健康にも大きなメリットがあるのでおすすめです。

②有機JASマークの商品を買う

二つ目は有機 JAS マークの商品を買うことです。

有機栽培された食材がたくさん売れるということは、有機栽培の活性化につながります。
「買い物は投票」という言葉があるように、消費者の選択は企業や生産者の意識を変える力があります。

有機栽培は、通常よりも費用や労力の負担が大きいです。
生産者は、食べる人の健康と環境のことを守りながら日々仕事に励んでいます。

「いつもありがとう。これからもがんばって」というエールを買い物で届けてみてはいかがでしょうか。

③農泊を体験する

三つ目は農泊を体験することです。
農泊は、農業や田舎暮らしを旅行感覚で楽しめます。

地元の食材の美味しさや農業の大変さ、自然の豊かさを身近に感じられると、人気が高まっています。
最近では、テーマや場所別に検索できる便利サイトも登場しました。

子どもの食育にもピッタリなので、興味がある方はぜひトライしてみてください。

参照元:農泊ネット

まとめ

まとめ

今回は、SDGsと農業の関係について紹介しました。
持続可能な社会の実現には農業が欠かせません。

農業には、飢餓を救う力があります。
さらに、環境も守る責任も担っています。

世界の農業についてイメージするのは難しいかもしれませんが、日本の農業や農家の方のことを考えることは簡単なのではないでしょうか。
毎日の食事に感謝しながら、農家の方を応援できる買い物や取り組みにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

一人ひとりの行動がSDGsの貢献を叶える大きな力になるはずです。

  • 記事を書いたライター
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MAMI FUJITA

ライター&オンライン講師。小学校教諭歴6年。退職後、社会との繋がりに悩む専業主婦がサステナブルライフと出会って自分らしい生き方を叶える。現在はサステナブルライフ、SDGs、食、教育分野の記事を執筆中。自分・社会・環境を大切にする輪を広げたい。著書『ふだん使いのSDGs:自己肯定感ゼロから解放される!家事BOOK!』

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