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安全な水とトイレを世界中に

SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」とは?概要や取り組みをご紹介!

近年、あらゆるシーンで耳にするようになったSDGs。
持続可能な開発目標として17の目標が掲げられていますが、その内の6つ目が「安全な水とトイレを世界中に」です。

ベースとしては、世界中に暮らす誰もが安全な水を飲むことができ、清潔なトイレが使えることを軸に、水不足や水質向上といった水にまつわる様々な問題解決を促す目標となっています。

こちらの記事では、さらに掘り下げながらSDGs目標6について詳しくお伝えしていきましょう

SDGs目標6のターゲットとは?

SDGs目標6のターゲットとは?
SDGsにおけるターゲットとは、目標を達成するための具体的な行動指針を表しています。SDGs目標6のターゲットで掲げられているのは6つの課題です。
一つずつ解説していきましょう。

SDGs目標6ターゲット6-1

そもそも人体のほとんどは水で構成されていると言われ、人が生きる上で清潔な水は命の糧です。
しかし、現在は水不足や清潔な水を得ることができない人々も世界には多く見られます。

日本のように水道をひねれば綺麗な水が出る国は、非常に恵まれているといっても過言ではありません。
SDGsでは2030年を目処として、世界に暮らす誰もが安全で質の良い水を安く利用することができるようにすることを課題としています。

SDGs目標6ターゲット6-2

世界中には、トイレ環境が整っていないため屋外で用を足す国もあり、衛生とは言い難い環境に暮らす人も少なくはありません。
2030年を目処に、女性や女の子のほか立場の弱い人が必要としていることに注意を払った上で、世界に暮らす誰もがトイレを利用できる環境を作ることを課題としています。

SDGs目標6ターゲット6-3

処理をしないままの排水を流す地域や汚染された水がまだまだ溢れているのが世界の現状です。
2030年を目処に、汚染を減らし有害な化学物質が流れ込むことを抑えて、世界中の水質を改善することを課題としています

SDGs目標6ターゲット6-4

2030年を目処に、水の利用効率を改善するとともに、淡水の採取や供給が持続的に行える環境を確保することで、水不足に悩む人を大きく減少させることを掲げています。

SDGs目標6ターゲット6-5

2030年を目処として、必要があれば国境をまたいで協力し合うことで、あらゆるレベルにおけるトータル的な水質管理を実施することを課題としています。

SDGs目標6ターゲット6-6

2020年までに、山や森林のほか湿地や地下水を含む地層まで、水にまつわるあらゆる生態系を保護し、回復をしていくことを掲げています。

SDGs目標6のターゲットに関わる2つの手段

SDGs目標6のターゲットに関わる2つの手段

SDGs目標6には、水にまつわる6つの目標を達成するための2つの手段があります。

SDGs目標6ターゲット6-a

2030年までに、集水や海水を淡水化する技術や水を効率的利用することを含め、排水処理やリサイクルといった技術を使って、開発途上国での水やトイレにまつわる国際的な協力を増やすことを手段として掲げています

これに対して、開発途上国自体が対応できる力を高めることも手段の一つです。

SDGs目標6ターゲット6-b

飲み水やトイレなど衛生に関わる分野において、より良い管理をするために、コミュニティへの参加を促し、強化していくことを手段としています。

SDGs目標6に対応した実際の取り組み例

SDGs目標6に対応した実際の取り組み例
世界各国はもちろん、日本においてもSDGs目標6に関する取り組みを行っている団体や企業があります。
その一例を2つご紹介していきましょう。

ウォーターエイドジャパンの取り組み

1981年にイギリスでスタートしたウォーターエイドの活動。

水不足や不衛生な水に悩む地域に対して清潔な水を届ける活動に加えて、それぞれの地域に見合った解決策をスペシャリストとともに模索し導入しています。

また、現地における衛生教育も行っており、SDGs以前より、持続可能な水や衛生環境を整えること活動を行っているのです。
日本にもウォーターエイドの活動は広まっており、ウォーターエイドジャパンが2013年に設立されました。

日本が持つ水の知識や衛生分野の知見を世界中の水に悩む地域に役立て、日本からの支援を送る活動を手がけています

伊藤園の取り組み

大手飲料メーカーである伊藤園では、当然ながら水は非常に重要な資源という認識を持っています

このような背景もあり、水質源の保全や水質汚濁の防止に関する取り組みは積極的なものだと言えるでしょう。

具体的には、自社の製造委託先における排水状況や水の使用状況を把握することで、環境への影響を抑える活動を行っています。
また、自社においても水使用量の削減を進めているものポイントです。

キリングループの取り組み

こちらも飲料メーカーとして名高い企業です。

キリングループでは、原料として利用する水を持続可能な状態にするため、水の高効率利用を推進し排水負荷を最小限に抑えることで水資源を守ることをビジョンとして掲げています。

また、2020年にすでに達成しているスリランカ紅茶農園の水源地5箇所における保全活動をさらに広げていき、水にまつわる教育を実施するなど、水をSDGs目標6にまつわる取り組みを積極的に行っている企業と言えるでしょう。

株式会社LIXILの取り組み

トイレや洗面台といった水廻り設備を取り扱う企業として有名な株式会社かLIXIL。

こちらの企業では、ユニセフと共同でのプロジェクト「Make a Splash!みんなにトイレを」を行っています

SDGs目標6におけるターゲット6-2を達成するため、開発途上国向けの簡易式トイレ「SATO」のデザインを手がけました。
このトイレは、非常にシンプルな設計となっており、多くの水を使わなくても洗浄できるといったメリットがあります。

また、低価格で設置できるため、貧困層のエリアに暮らす人たちも綺麗なトイレを使うことが可能です。

まとめ

まとめ
SDGsのそれぞれの目標を達成するためには、国はもちろん企業や団体、そして個人による小さな活動が必要となってきます。
とはいえ、どんな活動をしたらいいかわからな人が多いのも事実です。

特にSDGs目標6に関しては、水が自由に手に入る日本に暮らしていると、なかなかピンと来ない人もあるでしょう。
そんな時に、各企業や団体が行っているSDGsに向けた活動を知ることで、自分なりの意識を高めることもできるでしょう。
世界だけではなく、日本の企業も様々な取り組みを進めています。

この度はSDGs目標6に触れましたが、残る16の目標に関しても多くの人や企業が行動を始めており、まずは、それらの事実を知ることからオススメします。

そして、2030年に、地球に暮らす誰もが綺麗な水を得られる日が来るように、一人一人ができることから始めていきたいものです。

  • 記事を書いたライター
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MIRASUS編集部。地球と人に優しい未来をつくるサステナビリティな事例をご紹介。誰にでもわかりやすくSDGsに関する情報は発信していきます。

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