SDGs企業事例

フェアトレードで商品調達をおこなうイオンの取り組みをご紹介!

大型総合スーパー「AEON(イオン)」やショッピングモール「イオンモール」を全国に展開するイオングループは、高い知名度を誇る大手流通企業グループです。

イオングループ(以下、イオン)ではサスティナビリティ、つまり資源の持続可能性・事業の継続的な発展を目指して、独自の「調達原則」にもとづくフェアトレードによる商品調達をおこなっています。

大手流通企業が先進的にフェアトレードに取り組むことで、サスティナビリティへの効果が大きいだけでなく、他の見本となることも期待できます。

また、私たち消費者にとっては店頭のフェアトレード商品を優先的に買うことで、日々の買い物を通じて社会貢献ができることとなります。
そのため、私たち自身がフェアトレードとは何か、誰にどんなメリットをもたらすのか知っておくことが必要です。

そこで今回は、イオンがおこなうフェアトレードの取り組みやその取り組みによるメリットについて紹介します。

イオンのフェアトレードへのこだわりを示す 「持続可能な調達原則」とは

 

イオンのフェアトレードへのこだわりを示す 「持続可能な調達原則」とは

イオンが持つ「持続可能な調達原則」は、自然資源の持続可能性と事業活動の継続的な発展との両立を目指して立てられました。(イオンホームページより抜粋)

イオンではこの行動規範にもとづき、こだわりを持ってフェアトレードによる商品調達をおこなっています。

今後2030年までには、これまでの取り組みに加えてイオンのプライベートブランドで販売するすべてのカカオにおいて、持続可能性の裏付けがとれた原料に変換することを目指しています。

イオンがおこなうフェアトレードの取り組み

イオンがおこなうフェアトレードの取り組み

フェアトレードとは、商品を不当に安く買いたたくことなく、適正な価格で継続して取引を行うことです。

イオンが始めたフェアトレードの取り組みは、2002年のとあるアンケートがきっかけでした。
店舗でおこなわれたアンケートに、「日常生活を国際貢献と結びつけるパイプ役になって欲しい」と要望があったのだそう。

その回答を機に、イオンがおこなう国際貢献の形として「フェアトレード」の取り組みが始まりました。

その後2014年には、アジアで初めて「フェアトレード調達プログラム」に参加。
2016年には、オーガニックとフェアトレードのW認証を取得したジャムを発売しました。

そして現在では、

・イオンが認定する第三者認証を取得した原料を使用していること。
・生産者や労働者の方々が抱える社会課題の解決に向けたプロジェクトを、イオンが直接、支援し生産地の持続的な発展に寄与していること。

のいずれか、もしくは両方を満たしていることを持続可能性の裏付けとして確認して商品を販売しています。

大手流通企業がフェアトレードをおこない、スーパーマーケットという消費者の生活に根付いた店舗でフェアトレード商品を販売することで、とても大きな循環を生み出します。

身近な店頭にフェアトレード商品が並ぶことで、フェアトレードに対する認知度が高まります。
フェアトレード商品の社会的な意義や商品そのものの品質の良さが伝わることで購入数が増えれば、その売り上げがさらなる生産者を救う機会に繋がるのです。

イオンがおこなうフェアトレードがもたらす 生産者へのメリット

イオンがおこなうフェアトレードがもたらす 生産者へのメリット

フェアトレードによって商品調達をおこなうことで、生産者を不当労働から守るだけでなく、自活できるようサポートすることができます。

数ある原料のなかでも特に、カカオやコーヒー豆などの多くは南アジアやアフリカが原産国です。
こうした開発途上国に住む生産者は不当労働に苦しめられていることが多く、人々は安い賃金で休みなく働かされたり、幼い子どもたちが働かされたりしています。

しかしフェアトレードによって適正な収入を得て、安定した暮らしができて子どもたちも学校に通うことができるのです。

生産者の継続的かつ安定的な収入は、やがて生産者が住む国に経済成長をもたらします。
この成長が他国との経済的な協力関係を生み出し、戦争や紛争の減少に繋がるでしょう。

つまり、フェアトレードがもたらすメリットは、生産者にとってだけでなく世界にとってのメリットになり得ると言えます。

イオンでの商品選びに役立つ 2つのフェアトレードラベル

イオンではたくさんの商品が並ぶ中、フェアトレードの商品であることを示すラベルが2種類あります。

このラベルは「認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン」によって付与され、原料の生産地にもおよぶ徹底した管理体制が確立され、信頼できる商品であることを示します。

ぜひ今後、このラベルの有無を商品選びの参考にしてください。

国際フェアトレード認証ラベル

原料の生産後、輸出入、加工、製造などの各工程で「国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)」が定めた国際フェアトレード基準を守っていることを証明するものです。

農場から認証製品として出荷されるまで、完全に追跡可能であり、コーヒーやバナナなど認証原料100%からなる製品に表示されます。

国際フェアトレード原料調達ラベル(FSIラベル)

おもに複合材料製品に使用されるもので、製品に含まれる原料のうち、ラベル右部のタブに記載されている原料のみが、フェアトレードとして調達されていることを示しています。

イオンで販売しているフェアトレード商品

イオンで販売しているフェアトレード商品

イオンではこれまで、ジャム、一部のチョコレートをフェアトレード商品として販売してきました。

そして2021年9月から順次、イオン全グループの一部店舗で、国際フェアトレード認証と有機JAS認証を取得したコーヒーを発売しています。

さらに10月からはフェアトレードの紅茶も発売されているほか、2030年までに「トップバリュ」をはじめとするプライベートブランドチョコレートのカカオ原料をすべてフェアトレード認証に転換すると発表しています。(一部を除く)

毎日の買い物で社会貢献に参加しよう

毎日の買い物で社会貢献に参加しよう

今回は、イオングループがおこなうフェアトレードの取り組みやその取り組みによるメリットについて紹介しました。

私たちが日々おこなう買い物で、商品を選ぶ基準にフェアトレードの証となるラベルの有無を含めることで、手軽に社会貢献に参加できます。

よく見ると、スーパーマーケットだけでなくコンビニエンスストアに並ぶ商品にもラベルが付いた商品が多くあるので、買い物の際にぜひ気にかけてみてください。

生産者の暮らしを守るため、そして私たちがいつまでも美味しい商品を手にとれるよう、これからはラベルを持つ商品を優先して選ぶよう心掛けたいものです。

参照元:
フェアトレード│イオンホームページ
環境への取り組み│トップバリュホームページ
フェアトレードミリオンアクションキャンペーン│フェアトレードジャパン
『トップバリュ グリーンアイオーガニック』より国際フェアトレード認証コーヒー7品目を新発売|PRtimes
認証ラベルについて│フェアトレードジャパン

  • 記事を書いたライター
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Aya

会社員とのパラレルキャリアを経て、独立。 執筆ジャンルは主に、SDGs、旅行、ファッション。現在、複数のメディアで記事を掲載。 SDGsに関心を持ったきっかけは、ハワイへの語学留学中、日本のSDGsに関する取り組みの遅れを感じたこと。 より多くの人に、環境への取り組みを知ってほしいと思い、2021年6月より「MIRASUS」にて執筆を開始。

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