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食品ロスの世界ランキングで日本は何位?現状や対策を世界と比較してみた!

東京2020オリンピックでも問題視された食品ロス。

食品ロスの世界ランキングが発表されるなど、世界中で食品ロスの問題意識が高まっています。
もったいない精神が強い日本ですが、「世界ランキングでは日本は何位?」「世界や日本はどんな対策をしているの?」と疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。

今回は日本の食品ロスについてもっと知るために、世界と日本を比較しながら食品ロスの現状や削減対策について詳しく解説します。



食品ロスを救うお買い物

食品ロスとは?

食品ロスとは?

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられた食べ物のこと。
例えば、食べ残しや賞味期限切れを理由に捨てた食料はすべて食品ロスになります。

つまり、大切な食料をムダにしてしまうということが食品ロスです。

食品ロスが生まれる場所は2つあります。

1つ目は事業から。
飲食店やスーパーマーケットなどで食べ残しや売れ残りのため廃棄されたものなどが含まれます。

2つ目は家庭から。
食べ切れなかった食材や傷んだ生鮮食品などが挙げられます。

つまり、事業側の責任だけでなく、私たち1人ひとりに食品ロスと向き合う責任があるといえます。

どうして食品ロスが世界で問題になっているのか?

どうして食品ロスが世界で問題になっているのか?

どうして、食品ロスが世界で問題になっているのでしょうか?

なぜなら、食品ロスが未来の地球環境に与える影響が大きいからです。
このまま食品ロスが増加すると、環境問題や食糧危機が深刻化してしまいます。

①環境問題
食品ロスは、可燃ごみとして、ごみ処理施設に運ばれ、大量のエネルギーを使って燃やされます。
その結果、多くの二酸化炭素が排出され、温暖化などの気候問題に影響を与えます。
②食糧危機
現在、世界中には飢えや栄養不足で苦しんでいる人は約8億人います。
2019年時点の世界人口約75億人ですが、2050年には約97億人になると言われています。

つまり、このまま食品ロスを出し続ければ、さらに多くの人が食糧危機に直面し飢えに苦しむことになります。

このように、未来の地球環境と多くの命を守るために、食品ロスが世界で問題視されています。
そして、一刻も早い解決が求められているのです。

参照元:
世界の食料安全保障と栄養の現状2017年報告|国連
世界人口推計2019年版|国連HP



家計と地球にやさしいお買い物「junijuni」

食品ロスの世界ランキング!日本は何位?

食品ロスの世界ランキング!日本は何位?

では、食品ロスの世界ランキングでは、日本は何位なのでしょうか。

食品ロスの世界ランキングでは、日本は第6位。
ちなみに、1位はオランダ、2位はフランス、3位はイギリスという結果になりました。

大量に食品ロスををしているのは、日本を含めた先進国。

今回のランキングは、廃棄量主要国であるアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、韓国、中国、日本の人口1人あたりが廃棄する食品ロスの量を比較したものです。

日本の人口1人あたりが廃棄する食品ロスの量は9カ国中6番目ですが、アジアでは最下位でした。

参照元:食品ロスの現状を知る|農林水産省HP

世界と日本の現状を比較

世界と日本の現状を比較

では、世界や日本ではどれくらい食品ロスがあるのでしょうか。

世界と日本の現状を比較しながらみていきましょう。

①世界の食品ロス

世界の食品ロスの量は、年間で約13億トン。
まだ食べられる食料が年間で約13億トンも廃棄されていることになります。

FAO(国際連合食糧農業機関)の報告書によると、世界では食料生産量の3分の1が毎年捨てられています。

世界には約8億人が飢えで苦しんでいる一方で、先進国を中心に約13億トンの食料が捨てられています。

②日本の食品ロス

日本の食品ロスの量は、年間で約612万トン。
これは東京ドーム5個分に相当します。
国民1人当たりで考えると、お茶碗一杯分の量を毎日捨てていることになります。

日本は、外国から大量に食料を輸入しているにも関わらず、多くの食料をムダにしています。

つまり、世界も日本も、多くのお金と時間をかけて食料を生産や輸入をしているのに、大量の食料を廃棄し、貴重な資源とお金を使ってごみの焼却を行っています。

このような負の循環をできる限り食い止めることが求められています。

世界と日本の削減対策は?

世界と日本の削減対策は?

では、世界や日本では食品ロス削減のためにどんな対策をしているのでしょうか。

①世界の削減対策とは?

世界では2015年の国連サミットで示された「持続可能な開発目標(SDGs)」を軸に、世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させることを目指しています。

先進国がリーダーシップをとり、発展途上国の状況を配慮しながら、食品ロス削減に向けた活動が積極的に行われています。
例えば、エコ先進国のヨーロッパ諸国では、廃棄予定の食品のみを販売するスーパーマーケットや廃棄予定の食材を活用したレストランがオープンするなど、食品ロスになる食材をビジネスに生かす企業も増えています。

参照元:12.つくる責任、つかう責任|ユニセフHP

②日本の削減対策とは?

日本政府も、食品ロス削減のために「食品ロス削減推進法」「食品リサイクル法」の2つの法律を制定しました。
2030年までに食品ロスの量を半減するという目標を掲げ、削減対策を行っています。

また、各自治体や企業も、新たに「フードバンク」や「フードシェアサービス」を導入するなど、食品ロス削減に向けての取り組みは年々積極的になっています。

私たちにできる3アクション

私たちにできる3アクション

食品ロス削減に向けて私たちにできることはあるのでしょうか。

今回は、意識すれば簡単に始められる3つのアクションをご紹介します。

①食料を買いすぎない

家庭で廃棄される原因の1つは、買いすぎです。
そのため買い物の際に、食べ切れる量だけを買うことがとても大切です。

例えば、買い物前に冷蔵庫の中身をチェックしたり、買い物リストを作ったりなど買いすぎない工夫をすることで、ムダのない買い物ができ、食品ロス削減に貢献できます。

これは無駄遣いを減らすことにもなるので節約にもなります。

②大切に使い切る

食品を使い切ることができないことも原因の1つです。
気づいたら食材が傷んでしまったり、賞味期限が切れてしまったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。

食材を上手く冷凍保存したり、残った料理をリメイクしたりなど、工夫して使い切ることが大切です。
家族みんなで食べ切ることが、食品ロスの削減の鍵になります。

また野菜の皮を剥く時は、可食部をまで剥きすぎないことも心がけましょう。
生ゴミも減り、食品ロスも削減にもなります。

③外食時も食べ残しゼロ

最後のアクションは、外食の時の食べ残しをなくすということです。

会食の際、おしゃべりに夢中になったり注文をしすぎたりして、料理を残してしまうことはありませんか。
この食べ残しをなくすためには、食べられる分だけ注文することが不可欠です。

また、「30・10運動」を心がけましょう。

「30・10運動」とは、乾杯後30分は出来立ての料理をみんなで楽しみ、お開き10分前も食べることを一緒に楽しむという取り組みです。
会話を楽しむ時間と食べる時間にメリハリをつけることで、親睦を深めながら食品ロスに貢献することができます。

参照元:今日から始める食品ロス削減のためのヒント|農林水産省HP

まとめ:私たちの行動が世界と日本の食品ロスを救う

まとめ:私たちの行動が世界と日本の食品ロスを救う

世界と日本の食品ロスの現状や対策をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

食品ロスは、環境問題や食料危機に大きく関わるため一刻も早い解決が必要であるということが分かりました。

世界や日本の食品ロスを半減することは困難に思えます。
しかし、私たち1人ひとりが毎日廃棄している「お茶碗一杯分」を「お茶碗半分」に減らすと考えると、とても現実的で前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。

食品ロス削減を実現するためには、やはり私たち1人ひとりの意識が変わり、それに伴い行動を変えていくことが何よりも大切です。

まずは、残さず食べるなど自分たちが無理なく出来ることから少しずつ始めてみませんか。

  • 記事を書いたライター
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MAMI FUJITA

ライター&オンライン講師。小学校教諭歴6年。退職後、社会との繋がりに悩む専業主婦がサステナブルライフと出会って自分らしい生き方を叶える。現在はサステナブルライフ、SDGs、食、教育分野の記事を執筆中。自分・社会・環境を大切にする輪を広げたい。著書『ふだん使いのSDGs:自己肯定感ゼロから解放される!家事BOOK!』

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