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学生団体

向こう見ずな支援をなくす! 学生国際協力NGO FEST TOKYOのビジョンと挑戦

2010年、学生たちの新たな志が集い、「学生国際協力NGO FEST TOKYO」が設立されました。

真の国際協力を追求し、一時的な解決ではなく、持続可能な変化を目指し、現地のニーズに真摯に耳を傾けながら、向こう見ずな支援をなくす。そのためにFEST TOKYOが歩んできた道のりと、その活動理念、そしてこれからの展望についてご紹介します。

今回はNGO FEST TOKYO代表で、武蔵大学2年生の池亀さんにMIRASUS編集部がお話を聞きました。

「学生国際協力NGO FEST TOKYO」設立の経緯

―団体の設立年、設立目的、立ち上げの経緯を教えてください。

団体設立は2010年です。「現地のために、自立支援を行う団体」である FEST はそもそも「多くの学生 NGO の行う現地に求められている支援ではない自分たち本位の支援を行う姿勢」に問題意識を感じ、この団体が創設されました。

設立当時は、例えば「モノを送って終わり」や「学校を建設して終わり」などの活動をする学生団体が多く目立っていたそうです。それら支援は行った支援のその先に無責任なものが多く、また現地住民が本当に望んでいることをしたいという思いから創設者自ら行動したことが始まりです。

団体名の由来を教えてください。

団体名は
F:focus on
E:equality
S:student perspective
T:together
以上の各単語の頭文字からとっています。「学生目線の支援・啓発を現地の人たちと、共に行う団体」が由来です。

団体のビジョン・ミッションを教えてください。

Vision
世界から向こう見ずな支援をなくす

Mission
最良の国際協力を探究・実行・啓発する

Value
Quest:懐疑的な探究・本質的な活動
Flexibility:柔軟な思考・最適な行動
Evenly:多様性の尊重・相補的な関係
Youthfully:自発的な挑戦・将来にわたる還元

自分たち学生が、限界まで話し合い突き詰め、最良の学生国際協力を探求し、それを現地にて実行する。またそれにとどめるのではなく、それらの過程で得られたことや私たちのVISIONにかかわることを啓発していくことも私たちの団体理念です。

―「世界から向こう見ずな支援をなくす」とは具体的にどういうことでしょうか?

向こう見ずな支援とは、簡単に言うと「ニーズに合っていない支援」や「結果的にマイナスな影響を与えてしまう支援」などが挙げられます。良かれと思って行った支援が、長期的な見通しが欠けていたために、対象者やその地域にマイナスの影響を与えてしまうことがあります。私たちは、そのような向こう見ずな支援を否定し、「最良の国際協力とは」を常に問いながら活動しています。

また、向こう見ずな支援を”しない”ではなく”なくす”としているのは、自分たちだけでなく社会全体で向こう見ずな支援をなくすことを目指しているからです。そのための啓発活動や対外的な発信も重要だと考えています。

具体的な活動内容

現在の主な活動を教えてください。

約4年間のパンデミックによる渡航中止期間を乗り越え、2023年春にフィリピンへの渡航を再開させました。

これまでの支援地の撤退を今夏行い、同時にこれからの新支援地の選定と、新支援地を決めてからは関係構築や現地の役所や地域での承認など手続き、住民のニーズとその地域が抱える問題の詳細調査を行ってきました(今夏)。帰国してからは、2024年春の渡航に向けてプロジェクト立案のため動いています。

現在クラウドファンディング実施です!
https://for-good.net/project/1000433

―上記以外で、取り組んでいる社会課題があれば教えてください。

啓発活動です。例えば、高校への出張授業や写真展、他団体を招きディスカッションする会などを行ってきました。 また、かつて2011年東日本大震災の際は被災地に赴き、ボランティアを行うこともありました。これからも困っている人がいたら、助ける。当然のことを当然に行う集団でありたいと願っています。

現在のメンバー数と組織構成を教えてください。 

大学生13名で活動しています。昨年団体を存続させると決めた昨年9月時点では私1人で、今年の13期が始まったときはたった2人でした。プロジェクトもそうですが、これまでの1年間は人数集めにとても力を注ぎました。

団体に加入するのはどんな入会理由が多いですか?

国際協力に興味があって参画してくれます。将来は国際協力を仕事にしたいと考えているメンバーやそれを一度経験してみたいというメンバーが多く、その中でもさらにFESTを選ぶ理由は、団体の理念や学生のみで現地で直接活動している点が多いです。

団体活動の特徴とは?

―他団体と違う何かユニークな特徴があれば教えてください。

住民のニーズに合った支援をする点です。コーディネーターを介していないので学生のみで直接現地の住民と協働します。また、理念にある「向こう見ずな支援」をしないことを目指しているので、プロジェクトはFESTが主体となり運営するのではなく、住民にオーナーシップがある(住民主体)での運営を行っています。

活動を行う中でのやりがいや、反対に大変なことを教えてください。

やりがいとして、みんなで話し合いながら自分たちができる最良なゴールを探求しているときや、直接現地の住民の方とやり取りし、対等な立場で相手が本当に望んでいる、困っていることについて考え活動できる点が挙げられます。

大変な点は大きな責任が伴う点です。住民が不信感を抱かないように、私たちの理念を確認しながらいろんな個所に注意を払わなければいけないことです。私たちは、あわせて10数名ですから、一人一人が一生懸命動かなければいけないこともまた大変に感じているところだと思います。

団体に入ってからの学びや気づきなどがあれば教えてください。

コロナ禍などで渡航できない期間を経て、ついに今年フィリピンへの渡航を再開することができました。現地で直接感じ取ったのは、人々の温かい心と日々の生活を楽しむ姿勢です。

私たちが、彼らの生活を変えようとすることが大きな誤りであると気づかされました。逆に、陽気に、人とのつながりを強く持つ彼ら彼女らに、私たちが学ぶべき大切な点がたくさんあったように思います。

また、でも実際に多くの子どもたちが劣悪な衛生環境や経済的に恵まれていない現実も目の当たりにしました。それは私たちに、自らがどれほど恵まれた環境で成長してきたかを痛感させるものでした。私たちFESTが現地の人々と何か関わりを持つことで、共により良い未来へ進むためのきっかけを作ることができればと願っています。

―最後に、今後の活動方針について教えてください。

まずは新たに選定した地域にて問題の根本解決ができるプロジェクトを立案し、実行することです。そのうえで、広報や啓発活動へ注力していければと思います。

―今回はお話を聞かせていただきありがとうございました。

▼ 今回活動をご紹介した「学生団体」のページはこちら
ホームページ:https://www.ngofesttokyo.com/
Instagram:https://www.instagram.com/festtokyo/
X(旧Twitter):https://twitter.com/festmember
クラウドファンディング:https://for-good.net/project/1000433

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