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気候変動に具体的な対策を

異常な気候変動を食い止めるために、私たちにもできることは?

晴れの日もあれば雨の日、雪の日があるように「気候が変動すること」自体は自然なことです。

しかし、特に近年問題視されている「気候変動」は、SDGs目標にも設定されているように、世界全体で取り組んでいかなければならない深刻な問題に発展してしまっています。

大幅な気温の上昇や豪雨災害、北極海域の氷の減少、急激な天候の変化による作物不足により絶滅の危機に立たされる動物や植物は増えています。

いつまでも美しい自然を守り地球上で暮らしていけるよう、現状をしっかり理解し、今から私たちにできることを実行していきましょう。

ここまで注目される「気候変動」の原因は?

ここまで注目される「気候変動」の原因は?

気候変動の大きな原因の一つは「地球温暖化」です。

急激な気温上昇や止まらない海面上昇、各地で起こる台風・洪水・干ばつなどの災害が地球温暖化によって引き起こされています。
地球温暖化の原因は温室効果ガスと言って、大気中にある熱を溜め込むガスが大量に発生してしまったためです。

元々地球の表面温度は温室効果がなければ-19℃と言われていますが、温室効果ガスによって平均14℃に保たれていたため、温室効果ガス自体はとても重要なものです。

しかし、増えすぎてしまったことに原因があります。

温室効果ガスの約8割は、二酸化炭素です。
私たちの豊かすぎる生活が大量の二酸化炭素を放出し、地球温暖化を進め、異常な気候変動に拍車をかけています。

参照元:温暖化とは?地球温暖化の原因と予測|全国地球温暖化防止活動推進センター

気候変動の危機的状況

気候変動の危機的状況

以前は、「地球温暖化が進んでいる」、「地球温暖化を食い止める必要がある」と言われていました。
気候変動は、止められなかった地球温暖化が原因で起こってしまっています。

また、最近では待ったなしの緊急性を伝えるため気候変動ではなく「気候危機」といった言葉が使われたりもします。

100年後の地球の気温は、1.8℃~4.0℃上がると言われています。
36℃が平熱の人が38℃近くの熱が出れば寒気や頭痛、だるさといった辛い体調の変化が現れると思いますが、地球も同じです。

さらに、100年後の地球の気温に3℃近くの大きな差があるのは、それまでに私たちが何をしていき、何を手放していくかが最も重要なポイントです。

参照元:STOP THE 温暖化|環境省

SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」とは

SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」とは

誰もが住みやすい環境づくりや、地球の資源や自然を大切にしていくため、2015年からスタートした世界共通の目標SDGs(Sustainable Development Goals)にも気候変動対策のための目標が掲げられています。

SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」は、気候変動を食い止めるための3つの達成目標と2つの実現のための方法を設定しています。

気候変動に対応していくためには、既に起こってしまっている変化に「適応」していくこととこれ以上悪化しないよう対策していく「緩和」が必要です。

各国で気候変動に対する対策を計画立てたり、気候変動への対応の技術を高めていったりするため、2020年までに先進国が年間1,000億ドル(約10兆9,000億円)を集めることを目標に一丸となって気候変動を改善していこうとしています。

気候変動の影響を受ける国とは

気候変動の影響を受ける国とは

ニュージーランドとハワイの間にある島国ツバルは「沈みゆく国」と呼ばれ、気候変動の影響を最も受けてしまった国のひとつとしてよく語られています。

ツバルの海面から陸地までの平均の高さは1.5m、高いところで最大4.6mしかありません。
1901年~2010年の約100年の間に19cm海面が上昇し、このままいくと21世紀中に最大82cm海面が上昇すると言われています。

このように気候変動の影響を大きく受けてしまうのでは、先進国ではなく発展途上国です。
行き過ぎた経済成長の恩恵は先進国が受け、大幅な負担が発展途上国へのしかかります。

SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」の対策として定められた、2020年までに先進国が年間1,000億ドルを集める目標は、今だ、達成が厳しい状況です。

2019年に途上国が受け取った気候変動対策の支援は796億ドル。
先進国を中心に、より一層気候変動対策の具体案を実行していく必要があると考えられています。

参照元:先進国の気候変動対策支援、1000億ドルの目標実現厳しい-英首相|Bloomberg

気候変動を食い止めるために私たちができること

気候変動を食い止めるために私たちができること

気候変動を食い止めるために私たちができることは、すでに限られているとわたしは感じます。

確かに、温室効果ガスのもとになっている二酸化炭素は、各家庭からの排出量が少ないというわけではありません。
個人個人がこまめに電気を消したり、エアコンの設定温度を調節したり、水を大切に使ったりすることも、もちろん大切です。

しかし、日本全体で二酸化炭素の排出量を見た時、約8割が企業活動による発生と大きな割合を占めています。

一方で、SDGsの浸透や、ESGといった環境や社会へどれだけ配慮した企業統制をしていけるかがビジネスの評価に直結することが主流になってきました。
各企業がSDGs目標の達成を意識した様々な商品を開発しています。

ペットボトルのミネラルウォーターを買うのではなく、交換式カートリッジの浄水ボトルを使ったり、消費電力の少ない冷暖房機器に買い替えたり、再生エネルギーを活用した電力会社に切り替えたりと本質を意識した見直しも必要だと感じます。

また、環境に配慮した活動を行う企業や気候変動対策を行うNPOやNGO団体に寄付をしたり、ボランティア活動に参加したりして支援に携わることもできます。

参照元:2019年度(令和元年度)温室効果ガス排出量|環境省

「できること」を続けると気候変動の未来は変わる

「できること」を続けると気候変動の未来は変わる

2018年8月に1人の少女の行動が、気候変動への関心を集め、世界を大きく動かしました。
賛否両論あると思いますが、たった一人の行動であっても未来は変わることが実証されました。

日本でも、「フライデーズ・フォー・フューチャー・ジャパン」と言って、若い世代の方を中心に気候変動に関する政策提言や講義活動などが行われています。

彼らは、SNSを中心に気候変動対策への活動を知り、仲間を見つけ、未来が少しでも良くなるようにと行動を起こしました。
まったく同じ考えの人や同じ環境の人はいないからこそ、現状を正しく理解し、情報を集め「じゃあ、自分は何ができるか?」と考えることが重要です。

気候変動の予測や影響の評価を表す「RCPシナリオ」という4つの段階分けをしたシナリオがあります。
今現在の温室効果ガスの排出量は、RCPシナリオの中で最悪を想定しているケースと同等です。
このままなんの進展もなく、今の石油や石炭に依存してしまうと、100年後には最大4.8℃まで気温が上がってしまうと予想されています。

気温が上がってしまっても2℃未満に抑えるために、2050年には世界の温室効果ガスの排出量を、「70%削減する必要がある」と言っていて、真剣にカーボンニュートラルへの取り組みをしていく必要があることがわかります。

こんなはずではなかったと、最悪の未来にならないように、ひとりひとりが自分にとっても環境にとっても最善策を見つけていくことが必要です。

参照元:地球温暖化についてのIPCCの予想シナリオ|WWF JAPAN

まとめ

まとめ

気候変動の問題は危機的状況であることに変わりはありませんが、多くの人が気付き始め、いい方向へ変化していることもたくさんあります。

何もせずに、気候変動での影響が改善されることはあり得ません。
私たち自身が当事者として、気候変動の問題に積極的に関わっていくことのみが地球を守れるカギになります。

まずは、自分にできることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?

  • 記事を書いたライター
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河川海洋ごみ問題解決を目指すNPO法人にて勤務。 海洋プラスチックを使用したアップサイクルアクセサリーブランドの立ち上げ責任者や広報担当として活動。 出産を機にSDGsに興味を持ち、前職の人材業界や金融業界などでの経験を活かして「わたしたちにできること」にフォーカスしながら情報を発信中。

  1. 異常な気候変動を食い止めるために、私たちにもできることは?

  2. 日本の気候変動と豪雨被害の関係は?原因や取り組みも分かりやすく解説!

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