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小川珈琲のSDGsに対する取り組みをご紹介!おいしいコーヒーには理由がある!

「おいしいコーヒーには理由がある」これは、小川珈琲株式会社(以下、小川珈琲)のバイヤーが語った言葉です。

おいしいコーヒーをつくる秘訣はたくさんありますが、小川珈琲のバイヤーが口にする「理由」には「持続可能であること」という意味が含まれています。

小川珈琲では、今この瞬間にお客様においしいコーヒーを楽しんでいただくだけでなく、珈琲文化を未来に繋ぐことを目指しています。この記事では、小川珈琲のサステナブルな取り組みをご紹介します。

小川珈琲とはどんな会社?

小川珈琲とはどんな会社?

小川珈琲は、京都で1952年に創業したコーヒーの製造、販売会社です。生産者とお客様のサプライチェーンをつなぐ企業として、すべての過程で妥協を許さず、究極の一杯を追求しています。

小川珈琲は、単においしいだけでなく、人々の心が満たされるコーヒーとはどういうものなのか、本質的な問いを持ってコーヒー文化の醸成を目指しています。

小川珈琲のSDGsの取り組み

小川珈琲のSDGsの取り組み

現在、持続可能な社会の実現を目指してさまざまな企業が実施しているSDGs。
SDGsは2015年より発布されましたが、小川珈琲ではそれ以前からサステナブルな取り組みを実施してきました。

小川珈琲がSDGsに取り組むときに大切にしているのは、コミュニケーションです。小川珈琲はSDGsを行う中で、誰と、どのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか?

1. コーヒー豆のフェアトレード(目標1,2,5,8,12,13,16,17)

1. コーヒー豆のフェアトレード(目標1,2,5,8,12,13,16,17)

フェアトレードとは、公平・公正な貿易を意味する言葉です。発展途上国で生産された商品が他国で安い価格で売られることで、生産者は、安い報酬や劣悪な環境での労働が強いられることがあります。このような不公平な取引をなくし、適正価格で商品を買い取る貿易の方法がフェアトレードです。

コーヒー豆の価格は国際的な市場で決まります。ところが、途上国のコーヒー豆の生産者は国際市場の動向を知ることができず、業者に言われるがまま、安い値段で豆を売らざるを得ない状況があります。ときには、豆の生産コストより低い価格で売らなければならないこともあり、生産者は貧困に追い込まることもあります。

小川珈琲では、そのような状況を防ぐため、以前からコーヒー豆の生産者とフェアトレードを行ってきました。おいしい珈琲をお客様に届けるためには、何よりも珈琲豆の生産者を守ることが重要だと考えているからです。

企業利益を追求するだけでなく、公正な取引を行って、生産者が満足できる労働環境や生活水準を維持することこそ、おいしい珈琲をつくり続ける秘訣だと小川珈琲は信じてきました。
フェアトレードを行う上で小川珈琲が大切にしているのは、生産者とのコミュニケーション。企業側の価値観を生産者に押し付けることなく、生産者とコミュニケーションを図りながら、生産者にとって幸せな働き方や生活環境をともに考えています。

フェアトレード

2003年、小川珈琲は国際フェアトレード認証ラベル商品を製造するライセンスを取得しています。本物のコーヒーを追い求める小川珈琲がフェアトレードを重視するのは、自然なことだったと言えるでしょう。

2. コーヒー栽培で渡り鳥を保護(目標12,13,15)

コーヒー豆の樹が生い茂るコーヒー農園には、渡り鳥が生息することがあります。
従来、コーヒー豆は自然の林に似た環境で栽培されてきました。ところが近年になって、栽培コスト削減のため、森林を伐採してコーヒーの木だけを植え、生産を行う農園が増加したのです。そのため伝統的なコーヒー生産を行う農園が少なくなり、渡り鳥も減っていったのです。

1990年代後半、アメリカのスミソニアン協会が設立した「スミソニアン渡り鳥センター(SMBC)」が、コーヒー農園が渡り鳥の生息地として重要な場所であることを発見しました。自然林に近いコーヒー農園を評価する動きが始まり、1999年に「バードフレンドリー®認証コーヒー」が設定されます。

バードフレンドリー®コーヒー

「バードフレンドリー®コーヒー」は、スミソニアン渡り鳥センターの認証を受けなければ名乗ることができません。バードフレンドリー®コーヒーの認証基準は2つ。有機栽培であることと、自然環境に近いシェードグロウンの独自条件を満たしていることです。

2005年、小川珈琲では、日本で最初にバードフレンドリー®コーヒーを販売します。バードフレンドリー®コーヒーを取り扱うことで、自然環境を守ることを支援しています。

3. 有機栽培で自然を守る(目標2,3,6,12,13,15)

有機栽培とは、遺伝子組み換え技術や化学合成肥料、化学的な農薬を用いず、環境負荷にできるだけ配慮した栽培法です。有機栽培によって生産されたことを証明するのが「有機JASマーク」です。このマークは、登録認証機関の検査を経て認証されます。

有機JASマーク

2001年、小川珈琲はこの有機JASマーク認証を取得しました。このマークを得ている小川珈琲のコーヒーは、おいしいだけでなく飲む人や環境にとって安全であると保証されています。

参考:有機食品の検査認証制度|農林水産省

4. オランウータンを絶滅から救う(目標1,2,3,10,12,13,15)

世界有数のコーヒー豆の生産地であるインドネシア。インドネシアには、アジア圏で最も広い低地熱帯雨林国があります。世界でも稀な生物多様性を有するインドネシアの熱帯雨林ですが、近年の違法な森林伐採や森林火災のため、森林の減少が問題となっています。

インドネシアの熱帯雨林は、スマトラオランウータンやタパヌリオランウータンの生息地でしたが、森林が減少するとともにオランウータンの個体数も減ってしまいました。オランウータンの数は、絶滅が危惧されるほど減少し、絶滅危惧種に指定されました。

オランウータンを保護するためには、熱帯雨林を守らなければなりません。オランウータンとインドネシアの豊かな自然を守ることを目指して、世界中のコーヒーメーカーがオランウータンコーヒープロジェクトを立ち上げました。

オランウータンコーヒープロジェクト2017年、小川珈琲は「インドネシア スマトラ オランウータンコーヒー」の名称でオランウータンコーヒーを発売しています。

参考:ORANG UTAN COFFEE公式サイト

5. One of Loveプロジェクト(目標1,3,4,6)

発展途上国の子どもたちへ教育の提供や母親たちの雇用を守る活動、「One of Loveプロジェクト」。この活動は、音楽とバラをとおして子どもと母親を支援するというもの。夏木マリさんとパーカッショニストである斉藤ノヴさんがエチオピアとバングラディシュを旅したことがきっかけで2009年にスタートしました。

One of Loveプロジェクト

小川珈琲は、コーヒー豆の発祥の地であるエチオピアを支援するために、One of Loveプロジェクトに賛同しています。

6. アフリカの女性たちの健康に寄与する(目標1,3,5,10,17)

世界では、およそ1億2,500万人がコーヒー生産に携わっています。そのうち7割が女性だということをご存じでしたか?
コーヒーの生産地は経済格差の大きな発展途上国。コーヒー生産に従事する女性たちは、厳しい労働環境に置かれています。

グラウンズ フォー ヘルス

アフリカの非営利団体である「Grounds for Health(グラウンズ フォー ヘルス)」を中心に、子宮頸がんの早期発見や早期治療を目指し、エチオピアやケニアを中心に女性の健康のために活動しています。
そして、2009年から小川珈琲では、グラウンズ フォー ヘルスの活動を支援しています。

アフリカの女性たちの健康に寄与する

小川珈琲は、コーヒーのサプライチェーンの中で、特に「自然環境」と「人々の幸せ」を守りたいと考えています。

まとめ

おいしいコーヒーとは、単に香り高いとか味がよいというだけではないーー小川珈琲の理念は、私たちにサステナブルな視点を与えてくれます。
私たちの身の回りにある「おいしいもの」が生産される背景では、もしかすると地球環境や遠い国の労働者に負担をかけているかも知れません。私たちのもとに届く商品が、どのような製造、販売過程を経てきたものなのか、まずは知ることから始めてみませんか?

今回ご紹介させていただいた小川珈琲株式会社のホームページはこちら
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MIRASUS編集部。地球と人に優しい未来をつくるサステナビリティな事例をご紹介。誰にでもわかりやすくSDGsに関する情報は発信していきます。

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