グリーンバード専修大学は、社会への貢献と地域交流を目的に、2020年3月に設立されました。この団体では、ゴミ拾いという地域の美化と交流を深める活動を通じ、学生たちと地域住民がゴミ拾いを通じた町おこしを目指して共に取り組んでいます。
今回はグリーンバード専修大学の副代表である専修大学2年の牧野さんに、団体設立の経緯から活動内容、地域との連携などについて、MIRASUS編集部がお話を聞きました。
「グリーンバード専修大学」設立の経緯
―団体の設立年、設立目的、立ち上げの経緯を教えてください。
団体設立は2020年の3月です。ボランティア活動を通して、社会に貢献し、地域の方々と交流をすることで、街のことを知り、学生も地域の方々も思い合える環境を目指し、設立されました。
認定NPO法人グリーンバードが母体にあり、その団体の専修大学支部として活動を行っています。
―団体のビジョン・ミッションを教えてください。
グリーンバードとして、“KEEP CLEAN, KEEP GREEN.”を合言葉に、自分たちが住む街をもっとキレイで、もっとカッコイイ街にするために活動をしています。
専修大学チームのビジョンは、ゴミ拾いを通じた町おこしを目指しています。
具体的な活動内容
―現在の主な活動を教えてください。
グリーンバードとしてのメイン活動はゴミ拾い活動です。それ以外にも地域のイベントやお祭りへの参加や、街おこしへ向けての活動、お子さん向けの環境ワークショップを開催し、環境への意識を高める活動をしています。
ゴミ拾いの活動は基本的に月に2回行っています。川崎の生田キャンパスと東京の千代田区神田キャンパスで、それぞれ第1日曜日と第3土曜日に開催しています。
―ワークショップについて詳しく教えてください。
ビーチクリーンを行い、その際に集めたマイクロプラスチックを使ったアクセサリー作りのワークショップを大学の文化祭で開催しました。このワークショップでは、アクセサリー作りだけでなく、環境問題についても学べます。また、地域の子供文化センターでのワークショップも計画していて、ここでは、環境問題やゴミに関する教育活動を行っていきます。
―文化祭でも出店されたんですね!
グリーンバード専修大学が文化祭でブースを出すのは初めての試みでした。多くの年齢層の方々が来てくださり、マイクロプラスチックの環境問題について知って考えて頂きました。団体としての目指していることが体現できたことが嬉しかったです。
―現在のメンバー数を教えてください。
約80名の専修大学の学生が所属しています。その他に、学生以外の一般の方にも活動に参加して頂いてます。
団体活動の特徴とは?
―他団体と違う何かユニークな特徴があれば教えてください。
活動の敷居が低いことと、活動の幅があることが特徴としては挙げられます。一般的に、ボランティア活動は敷居が高いと思われがちですが、私たちの場合は違います。参加者は集合場所に手ぶらで来て、皆でビブスを着てゴミ拾いをすします。
誰でも参加しやすいことを大事にしているので、必要な物は全て支給し、活動中はリラックスした雰囲気を大切にしています。学生のメンバーだけでなく、地域の方々も積極的に参加してくれています。
さらに、ゴミ拾いだけでなく地域イベントへの参加や主催も積極的に行っており、毎回、参加者が活動に飽きないようにさまざまな工夫をしています。
―活動を行う中でのやりがいや、反対に大変なことを教えてください。
学生だけでなく、地域の一般の方も参加されるコミュニティなので、他のボランティアよりも地域との関わりが密接です。清掃をしていると「ありがとう」と声をかけられる事が多く、やはり嬉しく感じます。
その他にも地域のイベントに参加する事が多いため、地域の盛り上がりを自分たちが作っているという実感が得られるため、その点もやりがいです。
大変な点については、活動の定着率の低さが挙げられます私たちのボランティア活動は、敷居の低さが魅力ではありますが、低いからこそ出入りが激しいため、固定の参加メンバーを繋ぎ止めるのが大変に感じます。
―団体に加入するのはどんな入会理由が多いですか?
私たちの団体の特徴として参加のしやすさが挙げられます。ゴミ拾いがメインの活動になるので、最初の志望動機としては、新学期の友達作りや人脈作りを動機として参加する人も多いです。
またそれ以外にも地域との関わりを深められるイベントも用意されているので、ボランティアというものに単純に興味がある人も参加してくれています。お子さん向けのワークショップも最近は開催しているので、子供と接するのが好きという学生も増加傾向にあります。
―最後に、今後の活動方針について教えてください。
昨年12月17日に グリーンバード専修大学が主催で「登戸クリーンナップ大作戦!」というイベントを開催しました。このイベントは、多摩区で活動している他の団体であったり、専修大のボランティアに多くご参加頂きました。
また今後も、継続的にイベントを行っていく予定で、先ほどの子供達に向けたワークショップや、専修大学の専門家の先生による環境問題に関する講演会などを開催する予定です。
このようなイベントを通じて、清掃活動など自分たちの活動を広めるのと同時に、学生団体やボランティア団体との繋がりを深め、本拠地とする多摩区へ貢献を続けていきたいと思います。
―今回はお話を聞かせていただきありがとうございました。
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