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つくる責任 つかう責任

廃棄されてしまう花に新たな価値をもたらす
フラワーサイクリストの取り組み

「ロスフラワー」という言葉を聞いたことがありますか?

日常的に私たちがごみとして廃棄しているものは身の回りに多くありますが、見方を変えると捨てずに済むもの、新しい価値を生み出せるものがたくさん存在します。大切な人へお祝いに贈ったり、日々の何気ない空間を彩ってくれる「花」も、私たちが知らないところで「綺麗なまま廃棄される」ことがあるという現状を知っていますか?そんな現状に対して、「花のロスを減らし 花のある生活を文化にする」を掲げる株式会社RIN、そしてフラワーサイクリストたちの取り組みを紹介します。

廃棄されるのは食べ物や洋服だけではない?

大量生産大量消費に対応していくため、洋服や食べ物が一定量廃棄されてしまうことが近年問題視され始めています。しかし、こういった一般に知られているごみ問題はほんの一部にすぎません。たくさんの商品を効率的に生産、流通させ、消費者のもとへ届けるというサイクルに重きを置くと、私たちには見えない犠牲が生まれてしまうことがあります。花も、消費者の手に届く前に一定量が廃棄されてしまうもののひとつです。

 

「ロスフラワー」とは?

野菜に規格があることは近頃広く知られていますが、花にも規格があります。花が小さすぎたり茎が短すぎると、それらは「規格外」として扱われ、市場や生花店に並ぶことはありません。花農家さんが手間暇かけて育てた花を、自ら廃棄せざるを得ない現状があるのです。また、消費者の手に届いたもののなかにも、お店の開店祝いの花や結婚式場などで装飾に使用された花など、綺麗な状態のまま廃棄されてしまうものが少なくありません。

このような背景を持った廃棄されてしまう花に、新たな価値を見出し、持続可能な花き市場を維持していくため、廃棄予定の花を「ロスフラワー」と名付け広めているのが、株式会社RINです。

 

花のアップサイクルを実現する「フラワーサイクリスト」とは?

 

株式会社RINは、様々な場所で多くの花が廃棄されてしまう現状に対し、「花のロスを減らし 花のある生活を文化にする」ことを掲げ、廃棄される花を減らすことに貢献しています。具体的には、”廃棄前のロスフラワーを回収し、美しいドライフラワー作品にすることで、新たな命を吹き込む”そんなサイクルを広めることを推進しています。「フラワーサイクリスト」とは、「フラワー」と「アップサイクル」をかけ合わせた言葉で、ロスフラワーを活用した作品を生み出すメンバーの呼称です。

 

株式会社RINの取り組みの紹介

 

フラワーサイクルマルシェ

フラワーサイクルマルシェとは、花農家さんと消費者の架け橋として開設されたオンラインショップです。花農家さんから直送されるロスフラワー(在庫過多で出荷できない花や、規格外の花等)などが販売されています。フラワーサイクルマルシェの商品を購入することで、花の廃棄問題解決に貢献できる仕組みになっています。

※数量限定、時期によりラインナップの変動が有ります

 

ブランディング事業

ロスフラワーのストーリーを主軸に、花の持つ美しさや価値を再定義し、新たな可能性を伝えています。主に廃棄予定のロスフラワーを活用したドライフラワーを用いた店内・ブースの装飾や、ディスプレイの装飾等を行っています。廃棄されてしまう花だったとは思えない、ドライフラワーならではのアンティーク調の風合いが特徴で、定期的に都内を中心とした様々な場所の装飾をしています。

 

コミュニティ事業

様々なバックグラウンドを持つフラワーサイクリストのアンバサダーと共に、花のある生活の魅力を伝えています。アンバサダーは、SNSを通じた花のある生活やロスフラワーの発信だけでなく、ロスフラワーを活用した作品の制作・販売、ワークショップなどを行っている方が多くいます。また、一般の方を参加対象とした「(8/7)はなの日」イベントの企画・運営などもアンバサダーとともに実施しています。

 

フラワーサイクリストスクール

フラワーサイクリストとしての働き方に興味のある方や、 アーティストや作家として活動している方などを対象とした講座を不定期に開講しています。代表の河島春佳さんご自身がアーティストとして活動されるようになった経験に基づいた講座内容で、これまでに100名近くの方が受講されています。

 

まとめ

廃棄されてしまう花を減らすために、私たち一人ひとりにできることもあります。まずは、花のある生活に一歩近づくべく、花屋さんを見かけたら1輪の花を購入してみてはいかがでしょうか?売り切りのお花を購入したり、花を少しでも長く楽しむために自分でドライフラワーにしてみるのもいいですね。花にはストレスを軽減してくれる効果もあり、視覚的に美しいだけではありません。

仕事の帰り道、1週間頑張った自分へのご褒美に。

久しぶりに会う友人の家を訪問するときの手土産に。

喧嘩してしまった恋人や家族への仲直りの印に。

母の日やクリスマスなど花の需要が集中する時期以外でも、花を1輪から気軽に買ってみることから始めてみませんか?

 

 

  • 記事を書いたライター
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幼少期をインドネシアで過ごしたことで社会課題に関心を持ち、開発経済を学ぶ。卒業後はPwCコンサルティング合同会社で人事/組織コンサルに従事したのち、ソーシャルベンチャーやNPO法人などをはじめ、社会起点でパラレルに様々な事業に関わる。「ゆるく楽しく」を大切に、アンバサダー活動などを通じて「1人の100歩より100人の1歩」を広めるべく、エシカル消費を日常に取り入れてもらえる情報を発信している。

  1. 廃棄されてしまう花に新たな価値をもたらすフラワーサイクリストの取り組み

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