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ユニバーサルデザインとは?7原則とあわせて解説!

「ユニバーサルデザイン」という言葉の意味を知っていますか?

ユニバーサルデザインは「すべての人のためのデザイン」を意味し、多くの人が分かりやすく使いやすいデザインを指します。
しかし、具体的な定義やどんなものがユニバーサルデザインなのかを知らない方は多いでしょう。

今回はユニバーサルデザインの定義や基本的な考え方、そしてユニバーサルデザイン7原則について解説します。

◎この記事を読めばわかること

  • ユニバーサルデザインの意味
  • ユニバーサルデザインとバリアフリーの違い
  • ユニバーサルデザイン7原則の内容

ユニバーサルデザインとはなにか?

ユニバーサルデザインとはなにか?

ユニバーサルデザインとは、どんな人でも利用できるようなデザインです。
英語では「Universal Design」と書き、頭文字を取って「UD」と表記される場合もあります。

私たちの周りには小さな子どもやお年寄り、外国から来た人、障がいを持つ人、妊産婦など様々な人が暮らしています。
ユニバーサルデザインは、年齢や性別、身体の特徴などの個性や違いに関係なく、最初から誰もが利用しやすい工夫です。
建物や商品だけでなく、仕組みやサービスなど多岐にわたり、ユニバーサルデザインは活用されています。

1980年代のアメリカで誕生したユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインという言葉が生まれる前から、北欧のデンマークを中心に「ノーマライゼーション(normalization)」という言葉がありました。

「ノーマライゼーション」は、身体的・精神的障害を持つ人でも、健常者とともに可能な限り平等な生活を送る権利があるという考え方です。
その後、1980年代にアメリカのノースカロライナ州立大学で建物や物のデザインの研究を行っていたロナルド・メイス教授によって「ユニバーサルデザイン」という言葉や考え方が初めて利用されました。

日本で知られるようになったのは、1995年頃からと言われています。

参照元:「ユニバーサルデザインの誕生」|UD資料館

ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いは「目的と対象」

「ユニバーサルデザイン」と同じような言葉に「バリアフリー」という言葉があります。
どちらも同じ言葉として認識されがちですが、ユニバーサルデザインとバリアフリーは「目的」と「対象」が異なります。

ユニバーサルデザイン バリアフリー
ユニバーサルデザインはあらかじめ、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方。 より広く障害者の社会参加を困難にしている社会的、制度的、心理的なすべての障壁の除去という意味でも用いられる。

引用元:「バリアフリーとユニバーサルデザインの定義」|国土交通省

バリアフリーが「障がいのある方やお年寄りでも使いやすいこと」であるのに対し、ユニバーサルフレンドリーは「対象者を限定せず、すべての人が使いやすいこと」です。

バリアフリーよりもユニバーサルデザインの方が幅広い配慮をしているのが、大きな違いと言えるでしょう。

バリアフリーとユニバーサルデザインの違いは、以下の記事で詳しく説明しています。

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「ユニバーサルデザイン7原則」とは?

「ユニバーサルデザイン7原則」とは?

ユニバーサルデザインの考え方をまとめたものに「ユニバーサルデザイン7原則」があります。

①公平性:誰でも同じように使えて手に入れられる

身体的、心理的に使う人を選ばずに、誰でも使用できることが「公平性」です。

例えば自動ドアや段差のない歩道、高さが調節できる椅子が当てはまります。
子どもやお年寄り、車椅子に乗っている人、妊婦さんなど誰でも同じように使えます。

②自由度:柔軟に使用できる

「自由度」は、使う人の能力に合わせた使い方ができることです。

多機能トイレには、高さの違う手すりや様々な場所にペーパーホルダーが付いています。
これはどんな状況の人にも使いやすいよう複数の機能が付けられたユニバーサルデザインです。

③単純性:誰でも使い方がわかる

「単純性」は、初めての人でも直感的に使い方がわかることを意味する言葉です。

シャンプーやコンディショナーのキャップ部分にある凸凹は、視覚障害のある方や視力の悪い方でも触っただけで中身を判別するために付けられています。
他には押す部分が大きなスイッチなども、見ただけで直感的に利用できるようなデザインです。

④分かりやすさ:使い方や意味が分かりやすい

必要な情報(使い方・意味)が分かりやすいことも大切です。

標識や看板がひらがなや漢字、外国語などで書かれているのを見たことはありませんか?
文字だけでなく、点字で表示してあるものもあります。

これは、子どもや海外から来た人、視覚障害がある方などに必要な情報や意味を分かりやすく伝えるための工夫です。

⑤安全性:うっかりミスや事故につながらない

事故や危険を防ぐために「安全性」も必要です。

誤った操作をした時にエラー音が鳴ったり、動作が止まる機能を付けることで危険防止となります。
危険防止機能は、家電やガス設備などに付けられていることが多いです。

他にも、操作画面の「戻る」は、”失敗しても元に戻れる”という安心感を与えます。

⑥体への負担の少なさ:誰でも無理なく使える

力を入れたり無理な姿勢にならなくても誰でも楽に使用できることも、ユニバーサルデザインの一つです。

例えば水道のレバーは、蛇口を握って回すタイプよりも少ない力で利用できます。
またボタンの高さが選べる自動販売機は、一番上の列に手が届かなくても、下にある商品の番号に対応したボタンで商品が購入できるようになっています。

⑦空間性:使いやすい大きさや広さ

「空間性」は、アクセスしやすいスペースと利用しやすい広さを指します。

優先駐車スペースには通常よりも左右の幅が広いので、乗り降りや荷物の積み込みがしやすくなっています。

また、幅の広い改札口も「空間性」に配慮されたデザインです。
荷物の多い人や車椅子の人などでも通行しやすいような広さが確保されています。

まとめ:ユニバーサルデザインは私たちのこころから

まとめ:ユニバーサルデザインは私たちのこころから

ユニバーサルデザインは、すべての人を対象に設計されています。
ユニバーサルデザインが広まれば、誰でも利用でき、不便を感じる人が少ない街になるでしょう。
住み続けられる街には、ユニバーサルデザインが必要不可欠です。

しかし様々なサービスや施設を作っても、目的や使い方を理解していない人が多ければ、意味がありません。
例えば点字ブロックの上に自転車を置いたり、掲示板の前で集まったりすると、使いたい人が使えなくなってしまいます。

一人ひとりが使う人の立場にたって、細かな対応や心づかいができる「心のユニバーサルデザイン」が大切です。
まずはユニバーサルデザインを知るところから始めてみませんか?

  • 記事を書いたライター
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フリーライター。過去の留学や世界一周などの海外経験から、環境問題をはじめとする社会問題に興味を持つ。 「人にも地球にも優しい暮らし」を見つけるために、日々情報を探しています。趣味は海外旅行とコーヒー、読書。 現在は健康や環境、食に関する情報を中心に発信しています。

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