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気候変動に具体的な対策を

脱炭素型のライフスタイルの実現に「グリーンライフ・ポイント」を活用しよう

グリーンライフ・ポイントを通じた環境配慮事業が始まっていることを知っていますか?
グリーンライフ・ポイントは、わたしたち消費者が環境に優しい行動をすることで受け取れるポイントです。

近年、国内外でさまざまな気象災害が頻発していることからも分かるように、地球は今「気候危機」をむかえています。
世界の平均気温は上昇し続けていて、このまま対策を講じなければ更に気温は上昇し続けると予測されており、地球温暖化を放っておくことはできません。

わたしたちは今、地球環境にやさしいライフスタイルを早急に定着させることが求められています。
衣食住や移動、循環など、身近な暮らしの中でできることを少しずつ見直しましょう。

この記事では、グリーンライフ・ポイントの目的や、対象となる行動、企業等の取り組み事例を紹介します。

グリーンライフ・ポイントとは?

グリーンライフ・ポイントとは?

グリーンライフ・ポイントとは、消費者の環境に配慮した行動に対して、企業や地方自治体等が発行するポイントのことです。
消費者が身近な暮らしの中で環境保全に取り組むメリットを実感しながら、脱炭素型のライフスタイルへ転換していけるようにと、2022年4月から始まりました。

「グリーンライフ・ポイント」事業は、環境省によって推進されています。
消費者が環境に優しいライフスタイルへ転換できるようにと積極的に取り組む企業や自治体に対して、取り組みの準備経費の支援をしています。

グリーンライフ・ポイントが目指すのは、カーボンニュートラルの達成

グリーンライフ・ポイントが目指すのは、カーボンニュートラルの達成

グリーンライフ・ポイントが目指すのは、脱炭素型のライフスタイルをとおしてカーボンニュートラルを達成することです。

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの人為的な発生による排出量から、植林・森林管理などによる吸収量を差し引き、温室効果ガスの排出を実質的に合計ゼロにするというもの。
2015年にパリ協定が採択され、世界共通の目標として「2050年カーボンニュートラル」を掲げています。

なぜカーボンニュートラルを目指す必要があるのかというと、気候危機を回避するためです。
近年では地球の温暖化が進み、世界中でさまざまな気象災害が起きています。
気候が変動することによって、今後も豪雨や猛暑のリスクが高まっています。
日本でも、自然災害や、自然生態系、水資源、農林水産業、産業・経済活動、健康などに影響が及ぶことが指摘される状況です。

気候変動の原因である温室効果ガスは、経済活動や日常生活によって排出されてきました。
わたしたちの衣食住や移動といった行動が原因で発生する温室効果ガスが、日本全体の排出量の6割ほどを占めると分析されています。

カーボンニュートラルを達成するためには、国や自治体、事業者だけの力では困難です。
すべての国民が主体的に取り組む必要があります。

参照元:カーボンニュートラル|脱炭素ポータル|環境省

ポイント対象となる消費者のグリーンライフ行動 5つのイメージ

ポイント対象となる消費者のグリーンライフ行動 5つのイメージ

グリーンライフ・ポイントの対象となる消費者の行動は、以下のようなイメージとされています。
SDGsの取り組みと密接した、暮らしの中の環境配慮行動(グリーンライフ)が対象です。

① 衣

・ファッションにおける無駄を減らし、サステナブルファッションを選ぶ。
・洋服のサブスクを利用し、大量消費をしない。

② 食

・地元産の食材・旬の食材を積極的に利用する。
・販売期限がせまった食品を購入し、食品ロスを防ぐ。
・外食時には食べ残しを持ち帰る。

③ 住

・省エネ機器への買い換えや、省エネ電気に切り替えを行う。
・こまめな節電に取り組む

④ 移動

カーシェアやシェアサイクルを活用して、二酸化炭素の排出量を減らす。

⑤ 循環

・スプーンやストローを受け取らない。
・バラ売りや簡易包装の商品を選ぶ。
・リユース品を選んだり、修理をしたりと 使えるものは長く使う。

参照元:食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業|環境省ホームページ

グリーンライフ・ポイント事業を採択する企業等の取り組み

グリーンライフ・ポイント事業を採択する企業等の取り組み

グリーンライフ・ポイント事業を採択している企業や団体の取り組み事例を一部紹介します。

幅広い業種の企業や、自治体、団体等が、脱炭素型のライフスタイルへの転換を消費者に促せるよう、独自の取り組みを設けているので、お得に活用してみましょう。

イオンモール株式会社

ショッピングモールに出展している協力店舗において、テイクアウトをする際にプラスチック製のスプーン・フォーク・ストロー等を受け取らない、マイボトルを持参してプラスチックのカップを使用しない場合を対象に、抽選でWAONポイントが付与されます。

会計時に、イオンモールのアプリでQRコードを読み取ると、抽選で0〜500ポイントが発行される流れです。
プラスチック製のカトラリーや容器を辞退することによって廃棄物を減らし、二酸化炭素の排出量削減にも貢献します。

株式会社エーコープ近畿

エーコープ近畿の店舗で地元生産者の食材を購入すると、T-ポイントが発行されます。
発行されたポイントは、全国のT―カード登録店舗で利用できてお得です。

生産者直売コーナーの商品は、近隣農家の生産者が直接エーコープの店舗に運んでいます。
地元で消費することによって、商品輸送時の二酸化炭素排出量を削減できます。

楽天グループ株式会社

楽天グループでは、衣食住におけるさまざまなサービスにおいて環境に配慮する商品を選ぶことができます。
楽天市場の特設サイトで、配送・梱包資材の省資源化商品や、ラベルレスペットボトルを購入すると、楽天ポイントが付与されます。

また、楽天ビックにて省エネ家電商品を購入する場合、楽天トラベルで再生可能エネルギー利用宿泊施設を利用する場合、楽天ファッション・ラクマにて環境配慮型衣類・リユース商品を購入する場合も同様です。

株式会社クラダシ

株式会社クラダシが運営するECサイト「Kuradashi」は、期限がせまっている商品、季節限定の商品、パッケージの変更やほんの少しキズがある商品など、まだ食べらるのに捨てられる可能性がある商品や産地直送の食品を扱うマーケットです。

Kuradashiで商品を購入すると、賞味期限等によって1〜10ポイント付与され、産地直送商品の場合には追加ポイントが発行されます。
Kuradashiで買い物をすると、フードロスの削減に貢献できます。

特定非営利活動法人アースライフネットワーク

静岡県の温暖化対策アプリ「クルポ」をダウンロードし、対象のサービス利用時にQRコードを読むこむとポイントが発行される県民運動です。

静岡県内にある対象の公共交通機関(電車・バス)、自動車急速充電器、衣料回収ボックスなどを利用することで二酸化炭素の排出を削減できるとして、ポイントが付与されます。
ポイントが貯まると、静岡県内のスーパーの商品券や飲食店の食事券、図書カード等があたる抽選に参加できます。

参照元:食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業|環境省ホームページ

まとめ

まとめ

消費者の環境に配慮した行動に対して企業や自治体等がポイントを発行する「グリーンライフ・ポイント」について紹介しました。
グリーンライフ・ポイントは環境省によって推進され、2022年4月に開始した事業です。
消費者が身近な生活の中でメリットを受けながら、脱炭素型のライフスタイルへの転換を加速するための取り組みです。
消費者の環境に優しい行動を通じて、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の達成を目指しています。

地球は今温暖化が進んでおり、人類や生物すべてが生存の基盤を揺るがすほどの気候危機をむかえています。
国や自治体、事業者だけの取り組みでは足りません。
わたしたち一人ひとりが、衣食住や移動、循環といった行動による温室効果ガスの排出を減らす必要があります。

グリーンライフ・ポイントを活用しながら、エコな行動(グリーンライフ)を定着させましょう。

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