気候変動に具体的な対策を

気候変動とは?地球温暖化の理由と現状、私たちにできる対策を解説

気候変動という言葉をよく聞くようになってきました。
地球の気候は常に緩やかに変化をしていますが、ここ最近の変化は急激と言わざるを得ません。

なぜなら、18世紀後半の産業革命以降、世界の平均気温は右肩上がりだからです。

平均気温が上がることで、地球の気候は大きく変動します。

・なぜ気候変動が起きているのか?
・気候変動が起きるとどうなってしまうのか?
・気候変動を食い止めるには、どうすれば良いのか?

本記事では気候変動について詳しく解説していきます。

気候変動とは?

気候変動とは?

気候変動とは、地球の気温が変化することによって、地球全体の気候が変動することを言います。

これまでも、気候変動は常に起きています。
地球の気温は、上がったり下がったりを常に繰り返しているものなのです。

過去、1300年の歴史を見ても、気候は常に変動していることがわかります。
暖かい時期もあれば、寒い時期もあるのです。

参照元:地球の平均気温の変化|日刊温暖化新聞アーカイブ

ですから、地球の気候が緩やかに変動することは自然の摂理と言えます。

しかし問題は、ここ数十年の気候の変動が急激に起こっていることです。
参照元:地球温暖化とは|COOL CHOICE

緩やかな変化とは言い難い、平均気温の上昇が起きています。
ここ最近の気候変動は、自然の摂理では説明がつかないのです。

自然以外の要因が気候を急激に変化させているという疑いを持つべきなのです。

気候変動はなぜ起きるのか?

気候変動はなぜ起きるのか?

それでは、なぜ気候変動は起きているのでしょうか?

その主な原因は、以下の3つが考えられます。

・人間の活動によりCO2が増えているから
・CO2が増えた結果、地球が温暖化するから
・温暖化で崩れたバランスがさらなる温暖化を招くから

それぞれを解説していきます。

人間の活動によりCO2が増えているから

産業革命以降、石炭や石油を利用して人間活動が活発に行われてきました。
戦後は先進国を中心に経済が著しい発展を遂げます。

日本も高度経済成長を迎え、一気に消費が伸び、大量生産大量消費をしてきました。
そして、1990年以降は、中国やインドのような新興国の発展が目覚ましく、アジアやアフリカなどの発展途上国もそれに続こうとしています。

化石燃料を使った火力発電や自動車産業の発展に伴い、多くの温暖化ガス(主にCO2)が排出されました。
加えて開発による森林伐採が行われて、地球のCO2吸収量が減ってしまいました。

経済発展によりCO2の排出が増え、森林伐採によるCO2吸収量が減ったため、地球上のCO2が増えています。

参照元:人為起源の温室効果ガス排出量|COOL CHOICE

CO2の急激な増加の原因は、人間の活動にあると考えられています。
地球上のさまざまな地域の経済発展とCO2の増加に相関関係があるからです。

今後はアジア、中南米、中東・アフリカ地域の発展がますます活発になっていきます。

このままだと地球上のCO2はさらに増加してしまうと考えられます。

CO2が増えた結果、地球が温暖化するから

大気中のCO2は温室効果ガスと言われており、地球を暖める効果があります。
温室効果ガスがなければ、地球は冷え切ってしまいます。
CO2があることで、私たちは大気に守られているのです。

しかし、CO2が増えすぎてしまうと地球を暖める効果が強くなってしまいます。
その結果、地球の気温が上昇してしまう温暖化を招いてしまうのです。

地球が温暖化すると、北極圏や南極圏の陸上にある氷が解けてしまいます。
陸上の氷が解けることで海面の水位が上昇して海岸線が侵食されたり、たくさんの水蒸気が大気中に放出されます。

温暖化で崩れたバランスがさらなる温暖化を招くから

水蒸気はCO2よりも大きな温室効果があるため、さらに地球の気温が上昇していきます。

気温が上昇するために、北極圏や南極圏の陸上にある氷がさらに溶け出します。
溶け出した氷により、海面上昇が起き、たくさんの水蒸気も発生します。
さらに地球の気温が上昇します。

こうした負のスパイラルが動き始めると、地球の気候変動を抑えることが難しくなっていきます。

世界平均海面水位の変化(1900〜1905年平均を基準とする年平均値、但し1993年に全種類のデータが同じ値を持つように調整して表示)
参照元:海面上昇の原因は陸上の氷の融解と海水体積の膨張|地球環境研究センター

実際に地球の海面水は上昇傾向にあり、21世紀末までに26〜82cmの上昇が予測されています。

陸上から溶け出した氷を元に戻すことは難しいです。
一度崩れしまった地球のバランスは完全に元に戻すことはできません。

これ以上のCO2排出を止めなければ、地球温暖化を止めることができなくなるのです。

気候変動が起きるとどうなるのか?具体的な影響は?

気候変動が起きるとどうなるのか?

CO2の発生が気候変動を起こしている原因となっています。

では、気候変動が起きるとどうなってしまうのでしょうか?

ここでは、気候変動による以下3つの影響についてご紹介します。

・災害が増えたり、干ばつが増えたりする
・農作物が取れにくくなる
・飢餓が増える

それぞれを解説していきます。

災害が増えたり、干ばつが増えたりする

気候変動が起こると大気の状態が不安定になり、大雨や干ばつが増えていきます。

参照元:全国(アメダス)の1時間降水量50mm以上の年間発生回数|大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化|気象庁

日本では徐々に雨の量が増えていることがわかります。

台風や大雨による洪水やがけ崩れのニュースを頻繁に見るようになっています。

参照元:主な天候の特徴・気象災害|世界の年ごとの異常気象2020年|気象庁

世界中でも干ばつや高温、大雨などの異常気象が増えています。気候変動が起きると、災害の発生や干ばつが増えてしまうのです。

農作物が取れにくくなる

地球温暖化がもたらす気候変動が原因で、作物が取れにくくなる地域が増えていきます。

参照元:(研究成果) 干ばつによる世界の穀物生産被害をマップ化|農研機構

過去27年間(1983-2009年)のデータから計算された、干ばつによる収量減少率の平均値です。
赤い色が濃いほど干ばつによる収量減少率が大きいことを示しています。

気候変動が原因で、農作物が取れにくくなる地域が増えています。
その地域の農業が成り立たなくなったり、食料が不足したりします。

飢餓が増える

気候変動により、海面上昇や災害により住む場所が無くなったり、温暖化によって作物が取れなかったりすると、飢餓が増えることになります。

国家間に紛争が起きたり、難民が増える可能性があります。

参照元:【COP26開催】気候変動がもたらす危機:途上国と共に立ち向かう|JICA 独立行政法人 国際協力機構

地球の平均気温が2度上昇すると、1億8900万人が新たに飢餓に陥ることになります。

地球温暖が加速してしまうと、いずれ地球に人が住めなくなるかもしれません。

気候変動を止めるには?

気候変動を止めるには?

気候変動を止めるのはどうすれば良いのでしょうか?

私たちにできる主な対策を5つ紹介していきます。

・CO2の削減
・無駄なエネルギーの削減
・再生可能エネルギーの活用
・リサイクル
・自然環境の再生

それぞれを解説します。

CO2の削減

地球温暖化による気候変動を止めるには、CO2を削減することが大切です。

参照元:家庭からの二酸化炭素排出量(世帯当たり、燃料種別)|JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

私たちの身近な暮らしの中では、さまざまなところからCO2が発生しています。

身近なCO2を削減する方法としては、

・自動車のアイドリングをストップするJCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター
・シャワーを出しっぱなしにしない
・暖房をつけっぱなしにしない

などが挙げられます。

一人ひとりの行動は小さなものですが、世界中で長期間にわたり積み上げれば、大きな削減効果になっていきます。

無駄なエネルギーの削減

CO2は、さまざまな原因で排出されています。

無駄なエネルギー消費を削減することで、CO2の発生を抑えることができます。


参照元:日本の部門別二酸化炭素排出量の割合 -各部門の直接排出量-|JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

例えば、エネルギー転換部門とは発電所などです。

日本の発電には石炭や石油、天然ガスを使った火力発電が多いです。

参照元:日本全体の電源構成(2019年速報) 出所:電力調査統計などよりISEP作成|iseP環境エネルギー政策研究所

無駄な電力消費を抑えることで、発電所から発生するCO2を削減できます。

・照明や空調をつけっぱなしにしない
・冷蔵庫にモノを詰め込み過ぎない
・エアコンの温度を上げすぎたり下げすぎたりしない

などの対策を取ることができます。

再生可能エネルギーの活用

再生可能エネルギーを活用することで、CO2の削減ができます。

太陽光パネルを導入したり、再生可能エネルギーによる発電をしている電力会社に切り替えることができます。

世界の電源別総発電量(2010、2019年)
参照元:世界で存在感増す再生可能エネルギー|JETRO

世界の再生可能エネルギーの発電割合は年々増えています。
エネルギー消費を抑えつつ、再生可能エネルギーを活用することで、CO2の発生を抑えることができます。

リサイクル

リサイクル活動によってもCO2は発生しますが、リサイクルをすることで無駄な生産を減らせるため、全体で見ればCO2削減ができます。

参照元:PETボトルのリサイクルによるCO2排出量の削減効果算定|PETボトルリサイクル推進協議会

例えば、ペットボトルは再生する方がCO2発生は低く抑えられます。

自然環境の再生

植樹や自然環境を保護することにより、森を再生すればCO2を削減することができます。
参照元:森林の二酸化炭素吸収力|関東森林管理局

ジャングルや森林の伐採を減らし、自然環境を回復させることができれば、気候変動を抑えることができます。

自然環境を取り戻す活動に、世界中がもっと関心をもつ必要があります。

気候変動していても諦めてはいけない

気候変動していても諦めてはいけない

地球温暖化による気候変動をぴたりと止めてしまうことは難しいでしょう。
人間の活動を止めてしまえば、私たちはとても生きていくことができないからです。

人間が活動する限り、CO2の発生は止めることができませんが、CO2の発生をできるだけ抑制することはできます。

CO2の削減ができれば、地球温暖化がこれ以上進まずに済むかもしれないのです。

気候が変動しているからといって諦めずに、一人ひとりの努力を積み上げることが大切です。

まとめ

まとめ
本記事では気候変動について解説しました。

気候変動は人間が排出するCO2によって地球が温暖化した影響で起きています。
ですから、人間が排出するCO2を減らすことで、気候変動を食い止めることができます。

SDGsの17個の目標の中にも、目標13として『気候変動に具体的な対策を』が掲げられています。
まさに気候変動は世界が一体となって取り組むべき課題となっています。

地球温暖化をこれ以上進めないためにも、まずは身近なCO2削減やエネルギー消費の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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