SDGsやESGといった考え方が一般的になった近年では、サステナビリティに関心を持つ人が増えてきていると言われています。
在庫を最適化するクラウドサービスを手掛ける株式会社シノプスは、流通業が抱える課題をITソリューションで解決へと導きながら、サステナブルな社会につなげる取り組みを行っています。
今回は、そんな株式会社シノプスのサービスや、サステナブルな取り組みについてご紹介します。
シノプスのビジョンは “世界中の無駄を10%減らす” こと
株式会社シノプス(以下、シノプス)は、需要予測と自動発注を行うクラウド型サービス「sinops-CLOUD(シノプス クラウド)」を開発・販売する会社です。スーパーマーケットや専門店などの課題を解決に導くパートナーとして歩んできました。
私たちの暮らしの中で使用している商品は、多くの過程を経て小売店に並んでいます。
原材料の生産〜工場での加工や梱包〜トラックなどによる輸送〜店舗での陳列と、全ての過程の中で膨大なエネルギーを消費し、コストをかけ、人々の労力を使っているのです。
多くの手間暇をかけて作られた商品が余り、廃棄されるのは非常にもったいないことです。シノプスは、小売店の在庫を最適化することで、流通業におけるあらゆる無駄をなくします。
シノプスのビジョンは、“世界中の無駄を10%削減する”こと。
在庫に関わる“人”、“もの”、“金”、“時間”、“情報”を最適化するITソリューションで資源を有効活用することによって、広く社会に貢献することを目指しています。
クラウド型サービス「sinops(シノプス)」で流通業の課題を解決
シノプスのメインプロダクトである「sinops-CLOUD」は、在庫をリアルタイムで把握する機能や、自動発注機能を低価格で利用できるサービスです。従来は自動発注が難しいとされた、賞味期限が短く、需要の変動が大きい日配食品や惣菜などにおいても対応を実現しています。
小売店で「sinops-CLOUD」を利用することによって、次のような効果をもたらします。
ロスをなくす
時間帯別の客数実績をベースに発注することによって、発注過多による廃棄ロスや値引きロス、ピークタイムでの欠品防止による機会ロスに削減ができます。
売上を上げる
店舗ごとに、商品の販売余力をAIを活用して自動解析します。売上や粗利アップにつなげます。
人手不足を解消する
担当者の発注スキルに依存する必要がなくなるため、発注にかかる時間を短縮できます。
短縮された時間を顧客対応や別業務などに有効活用できるようになります。
シノプスの価値観
小売業界は、市場の変化が非常に激しい業界。課題解決へ導くソリューションを生み出し、広げていくことは決して容易ではありません。メンバーの次のような価値観・働き方があるからこそ、実現を可能にしています。
一点集中でインパクトを出す
お客様にとって最も投資対効果が出ることは何かを考えて、行動し続けることを大切にしています。
一点に集中してこだわり抜くことによってインパクトが出るという考え方です。
ゼロベース思考、ゼロ秒思考で動こう
世の中は常に変化しています。変化に対応していくためには、常に前提を疑ってゼロベースで物事を考えることが求められます。そして、考えるだけではなくすぐに行動に移すことを大切にしています。
誠実、正直、オープン
誠実で正直に業務に取り組めることが、良い成果をもたらし、社会貢献へもつながります。
サステナブルなビジネスモデル
シノプスによる在庫の最適化は、持続可能な社会につながるビジネスモデルで、最終的なゴールは「流通業界全体の最適化」です。は、食品スーパーマーケットの各店舗の在庫の最適化のみならず、物流やメーカーの生産計画の最適化を目指します。
Step1. 小売店舗の需要予測の高度化
需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」により、食品スーパーマーケットの在庫の最適化を実現します。食品ロスの削減や人手不足の解消に貢献します。
Step2.卸売業の在庫・物流を最適化
小売店舗の精度の高い需要予測データを卸売業へ事前に連携することで、卸売業の在庫の最適化や物流の最適化を実現します。
Step3. メーカーの生産ロスも削減
さらに先のメーカーまでデータを連携することで、生産計画の最適化を実現します。
これらの取り組みによって、国内におけるサプライチェーン全体の食品ロス削減につながります。
また、「sinops-CLOUD」を導入する小売業者が増えるほど、国内の食品ロス削減効果が見込める仕組みです。
シノプスのESGアクション
シノプスでは、安定した企業の成長を担保しながら、持続可能な社会を目指しています。
地球環境への配慮はもちろん、社内の環境にもあらゆる角度から向き合う会社です。
Environment(環境)
食品スーパーマーケットなどの流通業における発注時間や欠品、ロス、物流を最適化することで、売上や利益の向上、人手不足の解消、投入資源の削減につなげています。無駄な製品の製造を回避できるため、廃棄ロスの削減や、工場でのエネルギー使用量の削減に役立ちます。
店舗が仕入れる量と消費者が求める商品の量の差が縮まると、サプライチェーン全体のCO2排出量を削減でき、必要な資源を守ることができるのです。
Social(社会)
社内の多様性を高めて組織力を底上げするため、さまざまな社内制度を導入しています。
リモートワークと出社のハイブリッドワーク体制を実現し、今では全国で採用活動を行っています。
また、高いリモートワーク率でも社内のコミュニケーションが円滑になるよう、バーチャルオフィスを導入。働きやすい環境づくりに前向きに取り組んでいます。
Governance(ガバナンス)
シノプスは、長期的な事業活動と利益の創出を担保するため、コーポレートガバナンスコード(企業統治)に準じたガバナンス強化を推進しています。経営や情報開示の透明性を確保しています。
シノプスが新しい仲間を募集中
日本では食品の3分の1が廃棄され、世界では9人に1人が飢餓で苦しんでいます。シノプスは、この無駄で溢れる世の中を変えたいという思いで、事業に取り組んできました。
ほしいものを・ほしいときに・ほしい分だけ、流通させるために、需要予測と在庫の最適化を実現したのです。世の中の在庫問題という課題に対して戦い続け、そこに共感した人たちが集まり新しいサービスを生み出しています。
そんなシノプスでは“世界中の無駄を10%削減する”というビジョンに一緒に向かっていけるメンバーを求めています。
シノプスは現在大阪に本社を構え、東京にも支社を展開し、新卒採用は、導入支援、カスタマーサポート、開発エンジニアにて、それぞれメンバーを募集中です。
上記でご紹介した「シノプスの価値観」に共感できる方であれば、年齢問わず活躍できるチャンスが多いに広がっています。
多様な人々が知識や経験、価値観を持ち寄ることでアイデアが生まれ、社会は変わっていきます。世の中の課題解決のために、さまざまな意見が飛び交う風通しの良い環境の中で、自分たちが世の中を変えていく喜びを感じてみませんか。