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SDGs

「ゆるベジ」とは?環境への効果やヴィーガンとの違いを解説!

近年、生物保護や環境保護の観点から、食生活のスタイルが多様化しています。
そのなかで特に注目されているのが、「ゆるベジ」です。

これは、動物性食品を摂る機会を減らす食生活を意味します。
私たち個人が手軽に取り入れやすく、長く続けやすい、食を通じた環境への取り組みとして注目を集めています。

そこで今回は、「ゆるベジ」を初めて聞いた人、これから取り組もうと考えている人に向けて、「ゆるベジ」に取り組むことで得られる効果について解説します。

ゆるベジとは?

ゆるベジとは?

「ゆるベジ」とは、動物性食品の摂取を減らす食生活を指します。
“ゆるく”“ベジタリアン”の食生活を送ることから、このように呼ばれるようになりました。

食べるものを臨機応変に選択する食生活であるため、フレキシブルとベジタリアンの単語をかけあわせて「フレキシタリアン」とも呼ばれます。

この食生活の目的は、動物性食品の摂取を減らして、動物の命や地球環境を守ることです。
誰でも手軽に始めて長く続けられるよう、毎日厳格におこなうのではなく、週に1日でも”ゆるく”取り組むことがポイントとなっています。

「ゆるベジ」に取り組むことによる効果

「ゆるベジ」に取り組むことによる効果

私たちが食生活に「ゆるベジ」をとりいれた場合、動物や自然環境ひいては私たち人間にとって大きく4つの効果があります。

どんな効果があるのか、詳しく見ていきましょう。

生物の保護

世界の経済発展に伴い、私たち人間の食に対する嗜好は贅沢になり、肉や魚、乳製品などを頻繁に食べるようになりました。
この嗜好の変化によって、多くの生物が命を落としているのです。
それだけでなく、生体数をふやすためだけに育てられ、劣悪な環境下での生活を強いられることも問題です。

しかし「ゆるベジ」の取り組みが広まり、動物性食品に対する需要が減ることで、多くの生物の命が救われます。
また、劣悪な環境下で数を増やすためだけに育てられることも減るでしょう。

森林保護

食用に育てられる生き物のなかでも特に家畜を育てるには、広大な土地が必要です。
その土地を確保するために、世界各国で森林が伐採されています。

「ゆるベジ」によって家畜への需要が減れば、今後は家畜を育てるために必要な森林伐採をせずに済むでしょう。
森林の木々がCO2を吸収するため、温暖化の緩和も期待できます。

また、森林は雨水をろ過して川や海に流す機能を持っています。
そのため、森林がなくなってしまうと河川の水質汚染や土砂崩れのような災害に繋がります。
しかし森林が保護されれば河川の水質は守られ、災害も防ぐことができます。

さらに、鳥や動物のように森林に住む生き物もいます。
森林伐採はこれらの生物の住処を奪ったり、生態系を破壊しますが、森林が守られることで生物の住処が保護され、生態系の破壊も防げます。

貧困国の保護

世界には貧困にあえぐ国や水不足に悩む国々があり、幼い子どもたちが病気にかかったり命を落としたりしています。
食糧不足・水不足にあえぐ国々に穀物や水が行き渡っていないにも関わらず、家畜を育てて先進国の贅沢な嗜好を満たすために、貴重な食糧や水が使われています。

「ゆるベジ」によって家畜に対する需要が減ることで、食糧や水を貧困国に住む人々と私たちがシェアできるようになるでしょう。

温室効果ガス排出量の削減

2020年に農林水産省が発表した資料によると、メタンガスはCO2と比較して25倍の温室効果があるとしています。
メタンガスは、家畜の消化管内発酵や排せつ物から排出されています。

そのため、「ゆるベジ」の取り組みを私たちが採り入れ、家畜への需要が減ることで家畜を多く育てる必要がなくなり、メタンガスの排出量が抑えられ、地球温暖化を鈍化させることに繋がるでしょう。

ゆるベジ生活を始めるため 私たちができるとりくみ

ゆるベジ生活を始めるため 私たちができるとりくみ

「ゆるベジ」は、私たちひとりひとりが細く長く続けることを重要視した取り組みの方法です。
そのため、肩ひじをはらずに小さく始めることが大切です。

例えば、海外では「ミートフリーマンデー」という取り組みがおこなわれています。
これは、毎週月曜日は動物性食品を食べずに、植物性食品のみを食べるようにしようという取り組みです。
こうしてあらかじめ曜日を決めておくことで、忘れることなくかつ定期的に「ゆるベジ」を続けられます。

最近ではベジタリアンメニューを置くレストランやカフェも増えているので、友達との食事の際にはベジタリアンメニューを置くお店を積極的に選ぶこともおすすめです。
友達と楽しく会話しながら食事をすることで気づきが生まれたり、続けやすくなったりするでしょう。

「ゆるベジ」を始めて楽しみながら続けよう

「ゆるベジ」を始めて楽しみながら続けよう

動物の命や地球環境を守るため、というとどこか遠くの話に聞こえてしまうかもしれません。
しかし、決して対岸の火事ではなく身近に感じてほしい問題です。

「ゆるベジ」はこうした環境問題を改善するための取り組みですが、日常にとりいれやすい点がポイントです。
また、一人でストイックに頑張るのではなく、“みんなが少しずつ頑張る”ことで効果が出る取り組みです。

ぜひ、友達や家族と一緒に楽しみながら続けて、私たちをとりまく環境を守っていきましょう。

参照元:
欧米で広がる新しい食のスタイル「ゆるベジ」「フレキシタリアン」とは│レタスクラブHP
我慢しないダイエットで話題! 「フレキシタリアン」で“ゆるベジ”生活を始めよう│ハウス食品グループ本社株式会社HP
「ゆるベジ生活」が地球を救う!カジュアルな菜食主義『フレキシタリアン』とは【アースデイ特集】│FRONTROWHP
気候変動に対する農林水産省の取組│農林水産省

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事

会社員とのパラレルキャリアを経て、独立。 執筆ジャンルは主に、SDGs、旅行、ファッション。現在、複数のメディアで記事を掲載。 SDGsに関心を持ったきっかけは、ハワイへの語学留学中、日本のSDGsに関する取り組みの遅れを感じたこと。 より多くの人に、環境への取り組みを知ってほしいと思い、2021年6月より「MIRASUS」にて執筆を開始。

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