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SOCIETY

アドボカシーとは?NPOなどが取り組む活動事例を紹介!

「アドボカシー」とは、社会課題に対して個人やグループが声をあげ、政治や政策に大きな影響力を与えることです。

なかなか普段聞き馴染みのない言葉ではありますが、政治だけでなく医療や福祉の分野などでもさまざまな活動が行われており、より良い社会を作るためには不可欠な取り組みと言えるでしょう。

本記事では、アドボカシーの意味、具体的な活動事例などについて詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください!

アドボカシーの意味

アドボカシーの意味

アドボカシー(advocacy)は「擁護」や「支持をする」を意味し、社会的に弱い立場にある人たちの主張を代弁することを言います。

医療や福祉の現場においては、患者や高齢者、障害のある方などの意思や権利を代理人が代弁する意味合いでもよく使用されている言葉です。

近年ではSDGsの実現に向けて、世界から貧困をなくす取り組みが目指されている背景もあり、従来からあるアドボカシーの意味合いに加え、社会問題や環境問題に対しての提言を指すケースもあります。

特にアメリカなどでは「ロビー活動」と呼ばれる政治家への直談判などもよくあることから、アドボカシーは政治にも大きな影響力を持っています。
また、さまざまなNPOやNGOもアドボカシー活動を行っており、実際に社会に大きなインパクトを与えた事例は数多くあります。

このように、アドボカシーは個人による代弁や直談判に留まらず、NPOやNGOなどが主催するキャンペーンや広報活動を通じて、一人ひとりの意識変革につなげるアプローチも一般的です。

アドボカシーとSDGsの関わり

アドボカシーとSDGsの関わり

アドボカシーは幅広い領域で行われているため、SDGsとの関連性も多面的です。

特にその中でも大きく関与するのが、SDGs1「貧困をなくそう」。
その理由は、アドボカシーは社会的弱者の主張を代弁する意味合いが含まれているように、弱者視点での社会課題がテーマになりやすいからです。
具体的には、移民や難民、少数民族やセクシュアルマイノリティ、障害のある子どもたちの権利に関してや、格差是正に関するものなどが挙げられます。

例えば、2005年から2006年にかけて、日本でも大きなムーブメントとなった「ほっとけない世界の貧しさ」キャンペーン。
この活動に賛同する意思表明となる「ホワイトバンド」が流行したことを覚えている方も多いのではないでしょうか。

当キャンペーンはまさに世界の貧困問題に対してのアドボカシー活動であり、実際にこの活動をきっかけに、政府が開発途上支援国向けの援助額を増額するほどの大きな影響力をもたらしました。

アドボカシーに取り組む団体

アドボカシーに取り組む団体

それでは、実際にアドボカシー活動を行っている団体の紹介とともに事例を見ていきましょう。

①日本ユニセフ協会

日本ユニセフ協会では、長きに渡って子どもの権利の実現に向けてアドボカシー活動を行ってきました。

実は1955年には、ユニセフ学校募金を通じた啓発活動を開始。
1990年代以降はユニセフ本部と連携を図りながら、子どもの兵士根絶を目指すキャンペーン、子どもの人身売買根絶を目指すキャンペーン、子どもの商業的性的搾取の根絶を目指すキャンペーンなど、さまざまな政策提言を行っています。

近年では、子どもに対する暴力排除、インターネット上での子どもの保護、スポーツにおける子どもの権利の推進等、時代を経る中で新たに生じる社会課題に対しても向き合っています。

参照元:日本ユニセフ協会の主な活動—啓発・アドボカシー活動|日本ユニセフ協会HP

②認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン

特定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、国際組織であるグッドネーバーズ・インターナショナルのもと活動する国際NGOです。

主に子どものこころと身体を守ることを目指し、アジア・アフリカで教育や水、医療などの支援を行ったり、国内でもひとり親世帯を対象とした食料支援「グッドごはん」などの事業を行っています。

貧困問題について考える機会を創出するため、親子で参加できるイベントや活動報告会を積極的に実施しており、社会課題を身近に捉えてもらうための啓蒙活動を推進しています。

参照元:国内での活動|グッドネーバーズ・ジャパンHP

③特定NPO法人セイエン

特定NPO法人セイエンは、市民活動を支える制度づくりに取り組むNPO法人です。
セイエンの前身のシーズ時代から、1998年の市民・議員立法によるNPO法制定にはじまり、認定NPO法人制度の創設、さらにはNPO法人会計基準の策定や、日本ファンドレイジング協会の創設などを行うなど、豊かな市民社会の実現を目的として活動しています。

2008年には三井物産株式会社とも協働し、参加型アドボカシー実践プログラムを提供。
課題把握のための文献調査やインタビュー、パイロットテキスト・入門セミナーの開発、開発したテキストを活用した入門セミナーやアドボカシー実践者・学識経験者などによる研究会や、指導者向け研修会の開催を行った実績があります。

参照元:セイエンとは|セイエンHP

アドボカシーをもっと身近に

アドボカシーをもっと身近に

アドボカシーは、社会課題の解決につながる誰もが参画できる活動です。
多くの人を巻き込み、声をあげることで実際に国が動いた例も過去に多くあります。
こうした継続的な取り組みが、SDGsの実現につながっていくのです。

今回ご紹介したように、日本国内でもNPOやNGOなどがさまざまな社会課題に対してアドボカシーを行っています。
気軽に参加できるイベント等もあるため、ぜひご自身の関心のある分野から、実際に参加してみてはいかがでしょうか。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事

ビジネス専門ライター。大企業のサステイナビリティー推進担当として、SDGsやESGに関する業務に携わった経験を持つ。インナーコミュニケーションやSDGs・ESGなどのテーマを中心に執筆しています。近年のトレンドには常にアンテナを張り、情報収集に勤しむ日々。一見難しそうに感じるテーマを、読者の方にとって身近に感じてもらうことが目標です。

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