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ソーラーパネルの寿命は?懸念する廃棄物の問題について

日本では、2012年に固定価格買取制度(FIT)が導入されました。
これを機に、ソーラーパネルは全国各地に軒並み建設されています。

再生可能エネルギーとして期待されてきたソーラーパネルですが、いつまでも利用できるものではありません。
ソーラーパネルにも寿命があり、その後の廃棄物に関する問題も懸念されている現状です。

今回は、ソーラーパネルの寿命について触れるとともに、廃棄物問題について解説します。

参照元:2040年、太陽光パネルのゴミが大量に出てくる?再エネの廃棄物問題|経済産業省資源エネルギー庁

ソーラーパネルの寿命

ソーラーパネルの寿命

国税庁の法的耐用年数では、ソーラーパネルは「機械・装置以外のその他の設備の種として金属製のもの」に分類され、17年に定められています。

とはいえ、法定耐用年数=寿命とは限らず、一般的なソーラーパネルの寿命は約30年です。
きちんとメンテナンスを行えば、40年以上発電できるタイプも増えています。

ソーラーパネルが劣化する原因とは

ソーラーパネルが劣化する原因とは

いくら性能が良く寿命の長いソーラーパネルでも、管理が悪ければ早い段階で劣化してしまいます。
どのような原因で劣化する可能性があるのかを知っておくと、管理がしやすくなるでしょう。

続いては、ソーラーパネルが劣化する原因を解説します。

ホットスポットが生じた

ソーラーパネルの表面が汚れていたり、配線の不備があったりすると、ソーラーパネル自体が熱を持ちます。
こうした現象を「ホットスポット」といい、ソーラーパネルが劣化する原因の一つです。

ホットスポットが生じると、発電するパワーが弱まります。
また、火災につながる可能性もあるので要注意です。

眉間剥離が生じた

太陽光パネルの構造は、ガラスやシートが複数重なった状態になっているため、水分が入り込むと劣化する可能性があります。
水蒸気のようなわずかな水分や空気でも、隙間に入り込んでしまうと樹脂が劣化し、「眉間剥離」という状態になりかねません。

眉間剥離になってしまうと、発電効率が下がり劣化が進みます。

ソーラーパネルの廃棄物に関する問題

ソーラーパネルの廃棄物に関する問題

割と寿命の長いソーラーパネルですが、いずれは使えなくなり破棄する必要があります。
劣化すれば、寿命が来る以前に廃棄物となってしまうでしょう。

現在、林立しているソーラーパネルも、40年経てば廃棄物の山になります。
この先、こうしたソーラーパネルの破棄が問題になることが懸念されているのが現状です。

どのような問題があるのかを見ていきましょう。

不法投棄の懸念

近年、各事業所が所有する土地に、多くのソーラーパネルが建てられるようになりました。
事業が行われている間はメンテナンスが入り、管理されますが、いざ寿命が来た時に不法投棄されるのではないかという懸念が持たれています。
ソーラーパネルの破棄には、コストがかかるためです。

そのほか、建物に設置されたソーラーパネルに関しても、破棄費用の捻出に困れば山林などに不法投棄される可能性があります。

有害物質の懸念

ソーラーパネルの中には、鉛やセレン、カドミウムといった有害物質が含まれているタイプがあります。
当然、処分する際にはそれぞれに見合った方法で破棄しなければなりません。

しかし寿命が来て破棄する時に、産業廃棄物業者がこれらの有害物質が含まれていることを知らなければ、適切に処分されない可能性があります。

最終処分場が逼迫する恐れ

現在建設されているソーラーパネルは、大半が同時期に寿命を迎えます。
結果的に大量廃棄に至るため、一時的に最終処分場が逼迫する可能性が否めません。

環境省が発表した「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第二版)」では、2030年後半の太陽電池モジュールの排出見込み量は、年間で約50〜80万トンになる見込みとされています。

参照元:「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン(第二版)」|環境省

ソーラーパネルのリサイクルについて

ソーラーパネルのリサイクルについて

2012年以降、各地に建てられたソーラーパネルの中には、故障して寿命を全うせずに使えなくなったものも多数あるのが現状です。

こうした背景を踏まえて、総務省は2017年9月にリサイクル制度の導入をするための検討が必要であると勧告しています。
その上で、2018年12月27に、「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」が見直されました。

参照元:使用済太陽光パネルのリユース、リサイクルについて|環境省

ソーラーパネルのリユース事例

ソーラーパネルのリサイクルを推進する流れのなかで、すでにいくつかのリユース事例があります。

例えば、災害によってソーラパネルの一部が破損した例では、被災認定されたものの多くが使える状態でした。
そのため、リユース業者によって購入され、洗浄・絶縁検査などの手順を踏んだのちリユースされました。

リユースされたパネルは、発電所だけではなく、オフグリットに使われ、街頭や池の循環ポンプなどで活躍しています。

ソーラーパネルのリユース業者について

ソーラーパネルのリユース業者について

前章でも触れたように、各社がソーラーパネルのリユース事業に乗り出しており、今後懸念される事態に備えています。
ソーラーパネルが無駄を生み出してしまえば、元も子もありません。

無駄なくソーラーパネルを活用する業務を行なっている業者を2社紹介します。

ネクストエナジー

再生エネルギーを普及させることを目標に掲げている企業です。
ソーラーパネルがより手に入りやすい価格帯で使えるように、リユース事業を手がけています。

地域未来牽引企業にも選定されており、この先の日本における中心的な担い手として認められている企業といえるでしょう。

参照元:ネクストエナジー

NPC

太陽光パネルの製造からリサイクルまでを一貫して行う企業です。
業界の中でもいち早く「ホットナイフ分離法」というリサイクル方法を導入しました。

ソーラーパネルが寿命を迎えても、環境に優しい方法で処理し、循環型社会を目指しているのが特徴です。

参照元:NPC

まとめ

まとめ

再生可能型エネルギーという面で見ると、ソーラーパネルは画期的で活用すべき設備です。
しかし、形あるものはいずれ壊れるという自然の法則も当てはまります。

寿命を迎えたソーラーパネルが適切に処理されなければ、再生可能型エネルギーとは言い切れません。
ソーラーパネルが寿命を迎えた後の問題を解決するためには、リサイクルやリユースの促進をしていくことが大切です。

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