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お米をアップサイクルした継ぎ目なしの紙パッケージ「kome-kami BOX」発売。新技術で「継ぎ目ゼロ」を実現

株式会社ペーパル
最新技術を用いることで、継ぎ目が一切なく、紙とは思えない滑らかな指通りを実現。芸術作品のような美しいフォルムとナチュラルな色合いが特徴です。

株式会社ペーパル(本社:奈良市、代表取締役:矢田武博)は、食べられなくなったお米を活用した紙素材「kome-kami」ブランドの新商品として、新技術で継ぎ目ゼロと滑らかな表面を実現した紙パッケージ「kome-kami BOX」を2023年4月に開発し、2023年6月から販売を開始します。
廃棄される災害用備蓄食品の加工米や加工流通段階で排出されるお米をパルプに配合しており、素材の売上の1%をフードバンクに寄付することで、フードロス問題の解決を目標とします。

●kome-kamiとは?
1.企業や自治体が廃棄する災害用備蓄のお米や、加工・流通段階で食べられなくなったお米を活用します
2.フードバンクに売上の1%を寄付。 食品ロス問題の解決が目標です
3.江戸時代まであった紙に米を活用する文化を受け継いだ素材です

  •  kome-kami BOXの特徴
    ・継ぎ目の一切ないフォルムの、美しい芸術作品のような紙箱です
    ・紙とは思えないほど滑らかな指通りの表面が特徴です
    ・ちょうどいいA5サイズで、装飾もできるのでアイデア次第で様々な用途で使えます

 kome-kami BOX 紹介サイト:https://foodlosspaper.com/kome-kami-box
   twitter アカウント:https://twitter.com/kome_kami_paper
instagram アカウント:https://twitter.com/kome_kami_paper

kome-kamiBOXの開封時の画像

kome-kamiBOXの開封時の画像

●お米と紙の歴史

実は日本では古くから紙にお米を使う文化がありました。(※1) 鎌倉時代に始まり、特に江戸時代には多種多様な米入りの紙が生まれ、再生紙にお米を入れることで白くしたり、筆のにじみ防止のために使われたりしました。kome-kamiは古くからの日本の「もったいない」文化を受け継いだ伝統的でありつつも新しい素材といえます。

●最新技術を用いることで実現した美しいフォルム

伝統ある米と紙の文化を受け継いだkome-kami BOXですが、最新技術を用いることで美しいフォルムを実現することができました。
まずは、お米を細かく粉砕したものとパルプを一体化した素材を、特殊な方法で金属型に均一に伸ばします。次に、圧力をかけながら一気に乾燥させることで継ぎ目の一切ないスムースな表面の形状が作られます。kome-kami BOXはこの製造方法によって従来の紙製品とは一線を画す滑らかなフォルムを実現できました。

● kome-kami BOXの用途
ちょうどいいA5サイズなので、アイデア次第でどんな用途にもお使いいただけます。例えば、小物入れや、ギフトボックス、お菓子のパッケージなどに最適です。フードロス削減を応援するだけでなく、すべて紙でできているため脱プラにも繋がります。量産して在庫した上で、2023年6月より卸販売を開始します。

kome-kamiBOX

kome-kamiBOX

●第一弾として文具に採用が決定

「HAKOS(ハコス)」という収納BOXに採用されました。HAKOSは、職人の手仕事で手の込んだ紙製品を制作する老舗紙工会社の廣栄紙工株式会社様で製品化されました。
カラフルに色分けした小さな箱を丁寧に1つずつ敷き詰めるなど、細部にこだわって制作されました。文具マニアの物欲が沸き立つようなナチュラルポップなBOXです。一般販売に先立って、2023年5月18日より先行発売します。
販売サイト:https://koeisiko.base.shop/items/74430211

●箔押しやフルカラー印刷も可能
箔押しを施す事によって、高級感とナチュラルさのある印象となります。また、落ち着いた色合いになりますが、フルカラー印刷を施す事ができます。使う方の感性で自由に表現することが可能です。

●kome-kami 誕生の背景
現在、日本全体で年間646万トンにもおよぶフードロスが問題となっています。近年、企業や自治体が備蓄する災害用食品は増加していますが、利用しきれず食用では使えない状態のものも発生しています。また、加工や流通段階で食用として使えなくなってしまうものも多数発生しています。これらは、フードロス量の646万トンにカウントされてない数量となっています。フードバンクなどと連携したりして活用を模索していますが、全てが活用しきれるわけではありません。このような社会的なコストを価値あるものに変換し、売上の1%をフードバンクに寄付します。また、江戸時代までは紙の原料にお米が使われていましたが、古くからある「もったいない精神」を広めることで行動変容を促すこともあわせて、フードロスを削減を目指しています。

フードロス削減の流れ

フードロス削減の流れ

●実物は展示会で触れます
2023年5月18日、19日に開催される西日本最大の印刷関連機材総合展示会JP2023・印刷DX展で実物を展示いたします。ご興味のある方はお立ち寄りください。
展示会詳細:http://jp-ten.jp/

●株式会社ペーパルについて
1890年(明治23年)に奈良で創業して以来、132年に渡り紙の販売を通じて紙文化を支えています。2008年にFSC®/COCを取得して以来、「紙」という循環可能な素材を社会に提供し、脱プラスチックを視野に入れた素材の啓発活動を行うことで、SDGsへの取り組みを推進しています。SDGsの取り組みをさらに拡大させるため、2020年4月より、フードロス問題の解決を目指すための素材「フードロスペーパー」の開発を行うプロジェクトを行っており、これまで「kome-kami」や「クラフトビールペーパー」、「momi-kami コートボール紙」、「vegi-kami にんじん」などを開発しました。

【会社概要】

ペーパル

ペーパル

会社名    :株式会社ペーパル
所在地    :奈良県奈良市池田町76-7
代表者    :矢田 武博
資本金    :3,000万円
創業      :1890年(明治23年)
事業内容  :紙や紙製品の開発・販売

ペーパルWEBサイト : https://www.pepal.co.jp/
kome-kami BOX 公式サイト: https://foodlosspaper.com/kome-kami-box
twitter アカウント:https://twitter.com/kome_kami_paper
instagram アカウント:https://twitter.com/kome_kami_paper

※1:編纂と文化財科学 東京大学史料編纂所研究紀要 第23号

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