「これからも小石原焼を作り続けたい」そんな想いを持ち、令和5年の豪雨災害から「小野窯元」の再興を目指すプロジェクトがあります。小石原焼小野窯元の取り組みをご紹介します!
以下、小石原焼 小野窯元さんの投稿文からの引用
福岡県民が愛するグルメ!【資さんうどん】
この器、、、見覚えありませんか?
実はこの器、、、
約350年もの伝統を受け継ぐ小石原焼なんです。
小石原焼は、福岡県東峰村で作られている陶器で、
国指定の伝統的工芸品にも認定されている歴史のある陶器です。
小野窯元では、小石原焼の伝統の技を受け継ぎ、
『自然由来の釉薬』にこだわり、
『使われる道具もすべて手作り』で小石原焼を作っています。
近年では、北九州発祥の全国的にも有名なうどんチェーン店”資さんうどん”でも
創業者の『地元福岡の伝統工芸品を取り入れたい』との想いから、
小野窯元の器を採用していただいております。
温かいスープが冷めにくく、丈夫で長持ちする小野窯元のどんぶりは、
うどん好きのお客様や資さんうどんファンの方からも
大変好評をいただいております。
またおでん皿やぼたもち皿、湯呑みにも小野窯元の器を採用していただいております。
村を襲った平成29年の九州北部豪雨やコロナ禍を乗り越え、
来客数も徐々に回復してきていた矢先、、、
村を再び襲った豪雨災害工房が全壊
2023年7月再び東峰村を激しい豪雨が襲いました。
≪ 令和5年7月豪雨災害 ≫
平成29年の九州北部豪雨ではなんとか無事だった作陶の場所。
しかし今回は、大規模な土砂崩れと川の氾濫による被害により、
これまで大切に使っていた手作りの仕事道具、
開窯以来継ぎ足しで使ってきた自然由来の釉薬と
その調合を記してきた秘伝の釉薬ノート、
そして焼きあがって納品するはずであった資さんうどんの器、
新作の器や作りかけだった器、、、
小野窯元の歴史や思い出がつまった大切な工房が一瞬にして奪い去られました。
私たちが生活し、小石原焼の製造販売を行ってきた小石原鼓地域は、
村内でも特に甚大な被害がありました。
小野窯元以外にも小石原焼の工房や窯が多数被害に遭い、
その被害額は、おおよそ2億円に上りました。
折れかけた心を救ってくれた支援の輪
あまりにも甚大すぎる被害に一時は小野窯元の再建を諦めることも考えました。
しかし、災害直後から駆けつけてくださったボランティアの方々や
小野窯元の器を愛用していただいているお客様、災害直後から駆けつけ
友人や地域の方々、
たくさんのあたたかい気持ちが私たちの沈む心を押し上げてくれました。
仮工房での作陶開始
被災後間もなく、仮工房での作陶が始まりました。
仮工房は被災前の工房の20分の1の手狭なスペース。
慣れない環境での作陶は思うように上手くいかず、試行錯誤の繰り返しです。
被災してまもなく1年が経過しますが、土砂崩れのあった現場は、
いまだに手つかずの状態です。
復旧の目途は立たず、小野窯元の工房があった場所は、
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されたため、
この場所での再建は不可能と行政からは伝えられました。
これからも小石原焼を作り続けたい
被災前の場所での作陶が不可能となり、絶望的となった再建への道。
東峰村で再び作陶をしたいという強い想いから、
被災した場所から少し離れた安全な場所での再建を決意しました。
しかし物価高騰等の影響もあり、再建には莫大な費用がかかるため、
自分たちだけの力で再建することは不可能な状況です。
今回の応援購入で集まった資金については、工房の再建に充てさせて頂きます。
どうか皆さんご協力をお願いします。
マクアケで「あの器」をお届け!!
今回リターン品として選んだ器は、
小野窯元の自信作であり、応援してくださる皆さんにぜひお届けしたい一品です。
資さんうどん様にも御理解を頂き、今回のリターン品が実現しました。
また、このプロジェクトの開始にあたっては本当に沢山の方々に支えていただき、
災害から1年という節目を前にようやく準備が整いました。
私達だけの力では、到底できなかったと思います。
多くの方に手にとって頂ければ幸いです。
小野窯元の再建には、皆様からの応援が必要不可欠です。
どうか力を貸してください。
FAQ
Q.器のサイズや色味について
A.手作りのため、サイズに若干の誤差が生じる場合があります。
また色味が多少異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
Q.器を食洗器で洗ったり、食器乾燥機にかけることは可能ですか?
A.食洗器及び食器乾燥機にかけることは可能です。
ただし、直火にかけることはできませんのでご注意ください。
Q.普段の器のお手入れはどのようにしたらいいですか?
A.ご使用後は、食器用洗剤で洗ってください。
陶器ですので優しくお取り扱いください。
スケジュール
2024年6月中旬 プロジェクト開始
2024年9月 プロジェクト終了
実行者紹介
小野窯元 代表の小野政司です。
ひとつひとつの器を真心こめて作陶しております。
今回被災したことで、工房や大切な道具、釉薬などすべてを失いましたが、
長年にわたり身に着けた伝統技法や技はなくなることはありません!
土砂崩れにより流出した自然由来の釉薬や手作りの道具は一から作り直し、
現在は仮工房で日々作陶しています。
仮工房のため作業スペースは狭く、作られるものも限られており、
恵まれた作陶環境ではありません。
しかし、生まれ育った東峰村で小石原焼を作り、
皆さんにお届けすることが私の生きがいです。
このプロジェクトを通じて全国の多くの方に小石原焼「小野窯元」を知って頂き、
この村の魅力も知っていただきたいです。
リスク&チャレンジ
本文中に記載させていただいたスケジュールは、 あくまでプロジェクト公開時点の予定です。 応援購入の性質上、配送遅延のおそれがございます。 原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、 リターン配送予定月から 3ヶ月 を超えた場合には、 希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。