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【大阪公立大学】CO2排出量を削減 下水処理水を森之宮キャンパスの空調等に再利用

大阪公立大学

2025年秋に開設を予定している大阪公立大学森之宮キャンパス(大阪市城東区森之宮2丁目)において、中浜下水処理場で超高度処理された下水処理水を「空調の熱源」「雑用水の水源」に再利用します。これは、二酸化炭素排出量の削減に資する取り組みとなります。

空調の熱源(熱利用)

下水処理水は外気温と比較して温度の変動幅が少なく、夏場には外気温より冷たく、冬場には外気温より暖かいという性質があります。この性質を利用し、教室や図書館等における空調(冷暖房)に下水処理水の熱を活用します。

この熱利用により、森之宮キャンパスにおける空調について、一般的な空調方式と比較して約6%の省エネルギー効果があり、一次エネルギー消費量で年間2,755ギガジュール、二酸化炭素排出量で年間86トンの削減効果が見込まれます。

雑用水の水源(雑用水利用)

中浜下水処理場で超高度処理された下水処理水を施設内の雑用水(トイレ洗浄水)に活用します。

※1 下水処理水は、森之宮キャンパスに隣接する中浜下水処理場(大阪市建設局)において、道頓堀川・東横堀川のさらなる水質改善のために膜分離活性汚泥法(MBR)で超高度処理を実施しています。
〈参考〉大阪市中浜下水処理場水処理施設整備事業ー膜分離活性汚泥法(MBR)と高速ろ過施設の導入ー(大阪市Webサイト)
森之宮キャンパスにおける下水処理水の再利用は、大阪市で工事中の下水処理水送水管の竣工後から開始します。

※2 二酸化炭素排出量は、0.311kg-CO2/kWhで算出。

参考情報
大阪市建設局報道発表資料(9月22日14時)
大阪公立大学森之宮キャンパス(2025年秋 開設予定)

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