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企業・団体事例

森永製菓のSDGsに関する取り組みをご紹介!

森永製菓は、誰にとっても馴染みのあるお菓子の製造・販売メーカー。
「おいしく たのしく すこやかに」のコーポレートメッセージを掲げて、子どもから大人まで、皆が味わえるお菓子を提供しています。

1899年創業の老舗ブランドで、当初はキャラメルなどの洋菓子中心に事業を展開。
現在では、チョコレート・ビスケット・パイ菓子・アイスだけではなく、ウイダーなどの健康・美容商品や、キョロちゃんシリーズなどのキャラクター商品事業にも手を広げています。

このように、今では世界的ブランドを確立した森永製菓が積極的に力を入れているのがSDGs。
2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の達成に貢献するため、主力商品であるお菓子事業を通してさまざまな取り組みにチャレンジしています。

そこで、本記事では、森永製菓のSDGsに関する取り組みについて、具体例を交えて紹介します。
普段手に取る商品を製造している企業の取り組みを通して、一人ひとりのSDGsへの意識改革に繋げましょう。

森永製菓が取り組むSDGsとは

森永製菓が取り組むSDGsとは

2021年度より、「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」をメインパーパスとする森永製菓は、「2030年にウェルネスカンパニーに生まれ変わります。」の実現を目指してさまざまな取り組みに積極的です。

それでは、森永製菓の取り組みについて、具体的に見ていきましょう。

【サステナビリティマネジメント】全社横断的に持続可能な体制を構築

森永製菓では、全社一丸となってサステナブルな社会実現に向けた企業体制構築を目指しています。
さまざまな環境の変化が訪れる現代では、持続可能な開発目標を達成するためには、サステナビリティ推進体制の構築が不可欠といえるでしょう。

たとえば、森永製菓では、2021年に「サステナビリティ経営推進部」を設置。
代表取締役を委員長とするESG委員会が、環境・社会・ガバナンスの観点から検討すべき重要項目をピックアップし、財務・非財務を問わず、SDGs達成に貢献できるような経営指針を定めています。

ESG委員会で特に重要課題として取り上げられているのが、次の5つの項目です。

・世界の人々のすこやかな生活への貢献
・多様な人材の活躍(ダイバーシティ&インクルージョン)
・持続可能なバリューチェーンの実現
・地球環境の保全
・経営基盤の強化

これらのマリアリティは、経営陣だけではなく、社内外ステークホルダーにも重要性が共有されているため、森永グループが全体となってSDGsに積極的であることが伺えます。

【持続可能な原材料調達】食の安全・安心の実現

多様なお菓子を提供する森永製菓では、社会・環境に配慮して原材料の調達が行われています。
取引関係者との間で公平・公正・透明な関係性を構築し、以下の「森永製菓グループ調達方針」に則って調達行為が行われます。

・コンプライアンスの遵守
・品質・安全性の確保
・パートナーシップの強化
・人権・労働環境・安全への配慮
・地球環境への配慮

特に、2020年10月、「カカオ豆」「パーム油」「紙(製品の包材)」の持続可能な原材料の調達比率100%を目指す中期目標を設定したのは注目ポイント。
原材料の製造段階から、発展途上国における劣悪な労働環境・貧困、また、地球温暖化などへの対策がとられています。

【リサイクル率100%】リサイクルの推進で循環型社会を形成

森永製菓グループでは、循環型社会を実現するために、廃棄物排出量の削減に向けた取り組みが進められています。

たとえば、工場部門では、2020年度末に、2005年度比で25%の廃棄物排出量削減に成功。
工程ロス削減など、本来的業務の効率性にも資するものです。

同時に、廃棄物リサイクル率99.97%を達成しています。

また、発生した食品廃棄物を飼料化・肥料化・メタン発酵原料などに利用することでリサイクル。
現段階でも食品廃棄物リサイクル率は75%ですが、今後は、製品特性に合わせた食品廃棄物再生業者を選択することによって、さらに直品廃棄物リサイクル率の向上が目指されています。

【生物多様性保全に向けて】地球環境保全と教育支援

SDGsに欠かせないポイントが、地球環境保全のための教育事業。
持続可能な開発を達成するためには一人ひとりの力が欠かせないため、食文化・原材料調達行為などの場面を通じて、次世代に向けた支援活動を実施しています。

たとえば、2007年から、森永製菓グループ保有地である「三重県 伊賀・エンゼルの森」で、環境教育NPOと連携をしながら、生物多様性保全の大切さを教える活動に力を入れています。
2019年には「森のようちえん」を開催。

また、菓子育絵本「メルとマールのピクニック」を制作し、子育てと食育をリンクさせる取り組みにもチャレンジ。
「森永エンゼルミュージアム MORIUM」で閲覧できるほか、YouTubeでアニメーションを楽しむこともできます。

【健康食材の開発】健康寿命の延伸

森永製菓では、健康機能の研究開発に取り組んでいます。
安心・安全な健康食材を商品に使用することで、健康寿命の延伸が目指されています。

たとえば、森永製菓が独自に開発に成功した「パセノール」は、パッションフルーツ由来の健康食材。
ポリフェノールであるピセアタンノール (piceatannol) ・スキルプシンB (scirpusin B) を多く含んでいることから、健康に役立つと考えられます。

また、森永製菓の商品で大量に使用されているココアの健康機能最新研究も盛ん。
ピロリ菌殺菌効果・冷え性改善効果・抗インフルエンザウイルス効果・口腔内衛生への応用などの研究が進められています。

さらに、プロテインの働きを高める注目素材Eルチンは、自然の植物由来のポリフェノールで、森永製菓が特許取得。
機能性食材として注目されています。

子どもたちにも分かりやすい!森永製菓のSDGsは未来に繋がるお菓子の架け橋

子どもたちにも分かりやすい!森永製菓のSDGsは未来に繋がるお菓子の架け橋

森永製菓HPでは、チョコボールでおなじみのキョロちゃんが「森永製菓サステナブル」のプロジェクトアンバサダーとして、SDGsの内容やその取り組みについて分かりやすく紹介。
子どもたちがSDGsへの関心をもてるようなコンテンツを紹介しています。

諸活動に取り組む森永製菓のお菓子を購入すれば、消費者という立場からSDGsに関わる機会をもてるということ。
日々の食生活の満足度を高めながら、未来に向けた取り組みに参加できます。

「SDGsって難しそうでよく分からない、何をすれば良いかピンとこない」という大人・子どもでも、お菓子がきっかけならSDGsへのハードルは低くなるはず。

森永製菓では、たくさんの人たちが未来に向けてSDGsに参加できる環境を作ってくれているといえるでしょう。

参照元:
モリナガ・サステナブル~笑顔を未来へつなぐプロジェクト~|森永製菓株式会社
森永製菓株式会社 – おいしく、たのしく、すこやかに

  • 記事を書いたライター
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