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企業・団体事例

シェイクシャックに関わる人々、企業、地域のために我々ができることを

シェイクシャック(Shake Shack)はニューヨーク発の人気ハンバーガーショップ。2015年に日本に上陸してから、今までになかった上質食材を使ったハンバーガーショップとして有名になりました。

シェイクシャックの起源は、高級レストランのオーナーがアートを支援するプロジェクトの一環としてホットドックスタンドを出店したこと。今でも高級レストランさながらの上質な食材選びや、チャリティの精神が根付いています。

今回はシェイクシャックのサスティナブルな取り組みと1日限定のハンバーガーのご紹介です。

シェイクシャックの取り組み“Stand For Something Good”

シェイクシャックはブランドミッションに“Stand For Something Good”を掲げています。日本語にすると 「シェイクシャックに関わるあらゆる方々や企業、地域のために我々ができることを」。

地球に配慮した素材のインテリアやカトラリーを採用したり、各店舗では地域の一員としてイベントを開催したり、レストランの枠組に捉われない活動をしています。どんな活動を行っているか具体的に紹介していきます。

こだわりの食材

ハンバーガーのパティはホルモン剤を使っていないアンガスビーフ100%。ベーコンにもホルモン剤と抗生剤が使われていません。

ホルモン剤の一部の種類は人間の健康を害するリスクがあると言われています。そのためEUでは家畜にホルモン剤を投与することを禁止。一方で日本は家畜にホルモン剤を投与することは禁止されていますが、外国産のホルモン剤を投与した肉の輸入は認められています。

環境に配慮したインテリア、カトラリーたち

店舗内にある机はなんとも味わい深い趣が。なんとボーリング場のレーンをリサイクルしたものだそう。丈夫な材質なので長く使うことができ、新品の机にはない光沢感や深みがあります。

トレーのペーパーにはソイインクを使用。石油系のインクに含まれる物質が蒸発し大気汚染につながります。ソイインクは揮発しないので石油系より環境にやさしいと言われています。さらにソイインクはリサイクルしやすく、埋め立ての際に土の中で分解しやすいという性質も。

他にも店舗ではゴミの分別をしっかり行ったり、調理油をリサイクルしたり、環境への配慮が節々に感じられます。

地域コミュニティへの参加

店舗ごとに地域に根付く活動を行っています。ゴミ拾い、地域イベントへの出店、絵本の読み聞かせなど店舗によって貢献の仕方はさまざま。例えば外苑いちょう並木店ではランニングをする人が多い土地柄のため過去にランニングイベントを行い、盛況だったそうです。

〈限定コラボメニュー〉シェイクシャック × ラシーム

ミシュラン2つ星フレンチレストラン “ラシーム” とコラボ


(左:シェイクシャック商品開発担当マーク・ロザッティさん、右:ラシームのシェフ高田裕介さん)

ラシーム(La Cime)は、2023年「アジア ベストレストラン50」第8位にランクインし、ミシュラン2つ星を獲得した大阪のフレンチレストラン。オーナーの高田さんがフランスでの経験を活かして唯一無二の料理を振る舞ってくれます。

なぜ2つのブランドがコラボしたのでしょうか?それはシェイクシャックの商品開発を担当しているマーク・ロザッティさんと高田シェフの友情があったからです。マークさんが2018年に大阪でシェイクシャックをオープンした頃、ラシームを訪れました。芸術性と遊び心に富んだ美味しい料理に感動したそうです。料理だけでなく、高田さんの人柄にも惚れ込み、以来2人は連絡を取り合う仲に。

コラボするにあたり、マークさんは「シェフがその芸術性と遊び心をシェイクシャックにもたらしてくれたことにとても興奮しています。私たちのファンが、特別なバーガーとシェイクを楽しんでくれることを願っています!」と語ります。

ラシームシャックとミックスジュースシェイク

限定で販売されるのはラシームシャック(La Cime Shack)とミックスジュースシェイク(Mix Juice Shake)。2023年5月27日(土)にシェイクシャック外苑いちょう並木店、5月27日(日)にシェイクシャック梅田阪神店で、各1日限定で販売されます。

ラシームシャックはアンガスビーフ100%を使用したパティ、千枚漬け、カブ、柚子などにスペシャルなソースをトッピングしています。ジューシーなパティとさっぱりとした和の食材が見事に調和した一品。高田シェフの腕が光るイノベーティブなバーガーです。

ミックスジュースシェイクはラシームの定番メニュー・ミニャルディーズ(一口で食べられるデザート)から着想を得て作られました。バナナ、みかん、リンゴ、黄桃、パイナップルなどのフルーツと、シェイクシャックのバニラフローズンカスタードが入っています。オーダーが入ってから一杯ずつ手作りする特製シェイク。

〈詳細〉
シェイクシャック シェフコラボ メニュー ※各日1日限定
発売日:外苑いちょう並木店 2023年5月27日(土)、梅田阪神店2023年 5月28日(日)

メニュー:
・ラシームシャック 1,210円(税込)
・ミックスジュースシェイク 880円(税込)

<店舗情報>
■外苑いちょう並木店
住所:東京都港区北青山2-1-15
■梅田阪神店
住所:大阪市北区梅田 1-13-13 阪神梅田本店1階

チャリティープログラム

今回のコラボメニューの売上の10%は、シェイクシャックのチャリティーパートナーである一般社団法人障がい者自立推進機構「パラリンアート」に寄付されます。

「パラリンアート」とは「障がい者がアートで夢を叶える世界」の実現を目指し、社会保障費に依存せず、民間企業と個人の協力で障害者支援を継続できる社会貢献型事業を行っています。

まとめ

シェイクシャックの取り組みはいかがでしたか?

環境に配慮した内装やカトラリーを選んでいたり、地域に貢献するようなイベントを開催したり、ブランドミッション「シェイクシャックに関わるあらゆる方々や企業、地域のために我々ができることを」を体現しているようです。

外苑いちょう並木店は新緑の季節を楽しめる開放的なテラスがとても気持ちいいです。店内で美味しいハンバーガーを楽しみつつ、人や環境に配慮された工夫をぜひ探してみてください。

  • 記事を書いたライター
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エシカルライター。南米エクアドルで女性の自立支援を行うNGOへ訪問し、現地の女性たちとの交流をきっかけにフェアトレードを仕事にすると決意。帰国後フェアトレード商品を扱うアパレル雑貨店で勤務し、店長を経験する。店舗でできることの限界を感じ、ライターに転身。「エシカル消費を広める。」をモットーに活動中。

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