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学生団体

世界を捉えるための『新たなレンズ』を提供する!一橋大学「TEDxHitotsubashiU」の挑戦

2018年に一橋大学の学生たちによって設立された「TEDxHitotsubashiU」は、新しい視点を発見し、活発な議論を促進することを目的としています。「TEDxHitotsubashiU」のイベントは、学生や社会のリーダーたちの熱い思いを社会に届ける場として、2019年の初開催以来、一橋大学の学生によって成長を続けてきました。

学内外の多様な登壇者を呼び、今年は「+roads」というテーマのもと、2024年2月に開催されます。今回は「TEDxHitotsubashiU」の代表で一橋大学3年生の田邑さんと副代表で一橋大学4年生の高木さんに、活動内容やイベントの魅力など、MIRASUS編集部がお話を聞きました。

「TEDxHitotsubashiU」設立の経緯

―団体の設立年、設立目的、立ち上げの経緯を教えてください。

TEDxHitotsubashiUは、「一橋大学内で新しい視点と出会う機会を提供すること」を理念として2018年に一橋大学の学生によって設立されました。

当初、一橋大学内で学生団体の活動があまり活発に行われていないと感じた学生が、何か一橋大学を盛り上げることがしたいと考え、色々と考える中で世界的に有名なTEDのブランドを使って立ち上げたのがきっかけです。設立以降、一橋大学の多様なバックグラウンドを持った学生によって運営されています。

2019年度に初開催を迎えたイベント「TEDxHitotsubashiU」は、思考の変化や議論の活性化を促し、イベント後のレセプションでは参加者同士の交流機会などを提供してします。

そうして、イベント関係者全ての方々に持続的なインパクトをもたらしながら、新たな挑戦を続ける学生や、社会で活躍するリーダーたちの熱い思いを、一橋大学から発信しています。

団体名の由来を教えてください。

TEDxHitotsubashiUの“TEDx”は、TEDxイベントのことを指しています。TEDxイベントとは、TEDの理念である「価値ある考えを広める(Ideas worth spreading)」の精神に基づいて、地域ごとに独立して開催されるイベントのことを指します。

団体のビジョン・ミッションを教えてください。

上述の通り、TEDxHitotsubashiUは、「一橋大学内で新しい視点と出会う機会を提供すること」を理念として設立されました。この理念のもと、「新しい視点=世界を捉えるための『新たなレンズ』」を提供するようなスピーチを届けていきます。 

一橋大学は、比較的小規模な文系単科大学で、そうすると、お互いに興味関心や属性の似た学生どうしで関わるだけで学生生活が完結してしまう傾向にあります。

そんな一橋生に、同大学内でまったく新しい視点や価値観と出会う機会を提供することが私たちの重要な役割です。また、国立地域や世界に対し持続的なインパクトを与え続けることも同時に目指しています。

具体的な活動内容

現在の主な活動を教えてください。 

普段はTEDxイベントを開催するための準備を約1年かけて行っています。具体的には、以下の6つのチームに分かれて、それぞれ活動をしています。

  • Organizer チーム(団体全体の統括)
  • Partner チーム(渉外活動)
  • Speaker チーム(登壇者選定・トークづくりの補助等)
  • Communication チーム(広報活動・デザイン等)
  • Technology チーム(撮影・動画編集等)
  • Eventチーム(当日の企画運営・動線設計等)

私たちOrganizerチームはそれぞれのチームの調整や全体をまとめる役割を持っています。どのようにみんなが楽しく活動できるかを常に考え、TEDxイベントの会場手配など事務的な仕事から全体ミーティングの企画や運営など幅広く行っています。

また、各チームでそれぞれ独立して活動をする中で、どうしてもチームごとに方向性がずれてしまうことがあります。たとえば、協賛活動をしているPartnerチームは、やはり協賛企業のことを最優先に考えたくなります。

でも、そんなときに立ち止まり、イベント本来の目的や共通目標を見失わずに改めて全体で共通認識を取るのがOrganizerチームの重要な役割です。

―今年実施のイベントについて教えてください。

今年は、2024年2月11日(日)にTEDxHitotsubashiUを一橋大学の兼松講堂で開催します。

イベントテーマは「+roads」(クロスロード)としています。

誰しもが、その道のりで何度も岐路に直面する。小さなものから大きなものまでたくさんの選択―岐路―が積み重なり、人生という、一本の道となった。そして、これからも選択は続き、その先に道が作られていく。人の数ほど道があり、どの道も自分だけのもの。どんなルートがあってもいい。回り道だって、近道だっていい。

そんな思いから「+roads」というテーマが選ばれました。一橋大学の学生スピーカーから、一橋大学と縁がある社会人スピーカーまで、多様なバックグラウンドをお持ちの方々が登壇されます。

TEDxHitotsubashiU2024申し込みページはこちら
https://tedxhitotsubahiu2024.peatix.com/

現在のメンバー数と組織構成を教えてください。

現在32人で、全員が一橋大学に通う学生です。上述の通り、6チームに分かれて活動しています。

メンバーは学生のうちから社会人と関われる経験がほしいという人や、TEDxイベントを作る側に回ってみたいという人が多い印象です。

団体活動の特徴とは?

―他団体と違う何かユニークな特徴があれば教えてください。

毎週エネルギッシュに活動している点は他団体と変わらないと思うのですが、そんな中でも大学の研究や部活、アルバイトなど、他のことにも力を入れながら活動していて、「キャパシティ」の大きい人が多い点が特徴かもしれません。

また、部費等が一切なく、活動費のすべてを外部からの協賛によって運営している学生団体は、私たちの大学では珍しいかもしれません。

活動を行う中でのやりがいや、反対に大変なことを教えてください。

私たちのイベントのテーマは、私たちが日々生活する中で感じる社会に対する「もやもや」や、社会にこうなってほしいという想いを核に決められているのですが、多様なバックグラウンドを持つメンバーがそれぞれの問題関心を何時間も話し合って、最終的に皆が納得できるテーマを考えるのは、なかなかタフな作業だと思います。

また、メンバーそれぞれがサークルだけでなく勉強や留学、就活等で忙しいので、なかなか全員のスケジュールを合わせるのが難しい時があります。一方で、高い能力を持つ仲間と一つの目標を持ってイベントの完成度を高めていくことにはやりがいを感じます。

イベント後、オーディエンスの方や登壇者の方など、私たちに関わってくださった方から感想をいただけると嬉しくなりますし、私たちのイベントを通して人生が変わったかもと言われた時には言葉に出来ない喜びがありました。

―最後に、今後の活動方針について教えてください。

2024年2月11日(日)にTEDxHitotsubashiUイベントを開催します。講演内容の詳細やお申し込みは下記ページからお願いします。

―今回はお話を聞かせていただきありがとうございました。

▼ 今回活動をご紹介した「TEDxHitotsubashiU」のページはこちら
ホームページ:https://www.tedxhitotsubashiu.org/
TEDxHitotsubashiU2024申し込みページ:https://tedxhitotsubahiu2024.peatix.com/
Instagram:https://www.instagram.com/tedxhitotsubashiu
X(旧Twitter):https://twitter.com/tedxhitu

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