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学生団体

横浜市立大学でサステナブルシーフードを提供する学生団体TEHsの活動をご紹介!

横浜市立大学の中で、SDGsの普及と実践を目的とした学生団体TEHs。大学での授業がきっかけで発足し、今では学内の学食メニュー提供などを行ったり、SDGsに関する様々な取り組みを行っています。

そんな学生団体TEHsのメンバーである、横浜市立大学2年生の山田さん、日向さんのお二人にMIRASUS編集部がお話を聞きました。

「TEHs」設立の経緯

―団体の設立年、設立目的、立ち上げの経緯を教えてください。

TEHsは2020年に、「国際関係論」の授業をきっかけに、SDGsについて関心を持つ学生たちによって設立されました。その中で、サステナブル・シーフードプロジェクトは2021年に発足しました。

横浜市立大学にSDGsを広めようという目的で設立し、SDGsに関心のある本学の学生が学部問わず集まり、積極的に情報発信やイベントを行なったりしています。

団体名の由来を教えてください。

“SDGsの一歩先へ”という想いを込めて、SDGsの「S・D・G」部分のアルファベットをそれぞれ1文字ずつ前にずらして考案されました。

団体のビジョン・ミッションを教えてください。

SDGsが横浜市立大学の学生に十分に伝わり、実際に行動に移して、取り組むことの重要性を知ってもらうこと、そしてその状態がずっと続くことが今後のビジョンです。

本学の国際教養学部の学生はSDGsについて知っている人が多いのですが、他の学部では国際教養学部ほど認知度はありません。学部を問わずSDGsを知ってもらうことが今後のミッションだと考えています。

具体的な活動内容

現在の主な活動を教えてください。

横浜市立大学の食堂で夏季休業や春季休業を除いた月に、毎月1回1週間の期間、食堂の方に協力いただきサステナブルシーフードを使用した学食メニューの提供を行っています。

サステナブルシーフードは、水産資源や環境に配慮し適切に管理されたMSC認証漁業で獲られた水産物、あるいは環境と社会への影響を最小限に抑えた水産物。サスシーを見つける目印は、天然の水産物に付いているMSC「海のエコラベル」、養殖の水産物に付いているASCラベルの2種類があります。

私たちはサステナブルシーフードのことを略して”サスシー”と呼んでいて、そのサスシーメニューを考案し、学食のスタッフの方々と試作会を行い、提供するメニューのポップを作成し、Instagram等のSNSでの投稿画像や活動を広めるためのポスター作成などを行なっています。

サスシーは覚えやすいですね!その他にも色々と活動を行っているんですか?

サスシープロジェクト以外にも、「ウガンダプロジェクト」や「手話勉強会」「環境プロジェクト」「難民プロジェクト」「エシカルプロジェクト」などを行っています。エシカルプロジェクトは2つのプロジェクトに枝分かれし、「家具リサイクルプロジェクト」と「ヘチマたわしプロジェクト」があります。

―プロジェクト内容を詳しく教えてください。

主なものをご紹介すると、まず、「ウガンダプロジェクト」では、アフリカ料理屋さんでの交流会や、ウガンダのオンラインツアーを開催しました。オンラインツアーでは、ウガンダの日常や教育についての情報を得ることができました。

「家具リサイクルプロジェクト」は、大量生産・大量廃棄の問題を少しでも解決したいと思い、スタートしました。発足したばかりのプロジェクトですが、具体的には大学4年生が一人暮らしを終える際に不要となった家具を我々が引き取り、新入生の一人暮らしをする学生に優先的に提供するという活動です。

「ヘチマたわしプロジェクト」では、普段私たちが使用するスポンジから排出されるマイクロプラスチックへの問題を考慮し、植物のヘチマからたわしを作る取り組みを開始しました。
ヘチマから作られたたわしなら、自然植物で環境に優しく、廃棄物の心配もありません。

―企業さんとのコラボ活動などもあるのですか? 

はい、昨年にかんぽ生命さんと共催にて東京渋谷でスポごみを開催しました。「スポごみ」とはスポーツとごみ拾いを掛け合わせた言葉で、楽しみながらごみ拾いをすることをコンセプトにしています。

参加者は、分別しながらゴミを拾っていき、拾ったゴミの重さや種類に応じて得点を獲得します。例えば、例えば、たばこの吸殻は1グラムで1ポイント、それ以外のごみは1グラム当たり0.5ポイントとゴミの種類によって獲得ポイントが異なります。このような得点方式により、単にゴミを拾うだけではなく得点を追うゲーム感覚で参加でき、とても盛り上がりました。

現在のメンバー数と組織構成を教えてください。

サスシープロジェクトのメンバーは15人で、渉外やPOP班SNS班があります。TEHsのメンバーは97人です。

団体活動の特徴とは?

―他団体と違う何かユニークな特徴があれば教えてください。

私たちのプロジェクト、MSC/ASC CoC認証に対応した「サステナブル・シーフード」を使用したメニューの提供は国内大学初めてのプロジェクトとなっています。学食で、サスシーメニューを注文することにより、本学生は「食」という身近な営みからSDGsへ貢献することができます。

活動を行う中でのやりがいや、反対に大変なことを教えてください。

学生からサスシーメニューが「美味しかった」と言ってもらえることです。メニューの考案や試作会、広告の制作などサスシーメニューを実現させるためにはあらゆる行程がありますが、月に1回のサスシーメニューを楽しみにしてくれる人がいることが私たちのやりがいとなっています。

大変なこととしては、サスシープロジェクトに所属する人数が少ないので一人の負担が大きいことが挙げられます。

団体に入ってからの学びや気づきなどがあれば教えてください。

それぞれのプロジェクトであらゆる経験ができています。例えば、IFAD様との共催イベントでは、中長期的な視点で考えることの重要性を学びました。

具体的には、途上国支援においては単なる目の前の資金提供だけでなく、現地の人々が将来どのように自立して生活できるかという視点で考えることが大切です。

私たちも目先の結果だけでなく、中長期的な視点での支援活動の重要性を意識して活動を進めるべきだと感じました。

また、1つのプロジェクトを遂行する大変さも、実際にやってみて気づくことが多かったです。サスシーメニューも、1つのメニューを提供するのに本当にたくさんの人が関わっていて、多くの努力やコミュニケーションが必要であることを実感しました。

団体に加入するのはどんな入会理由が多いですか? 

人によって様々ですが、最も多いのがSDGsに取り組む重要性は理解しているけど、「1人で行動に移すのは難しい」という人が他のメンバーと一緒ならできそうと考え、活動に参画してくれます。

―最後に、今後の活動方針について教えてください。

現在TEHsは約7つのプロジェクトで構成されており、各プロジェクトごとに活動を行っています。しかし、それぞれのプロジェクトと連携を取り合うことで、学生団体TEHsとしての一体感をより持たせていきたいと考えています。

―今回はお話を聞かせていただきありがとうございました。

今回活動をご紹介した「学生団体TEHs」のページはこちら
Instagram:https://www.instagram.com/tehs22__/
X(旧Twitter):https://twitter.com/TEHsycu

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