産業と技術革新の基盤をつくろう

アフリカのインターネット普及率はどれくらい?SDGs目標9についても解説

スマートフォンの普及に伴い、インターネット普及率は急速に高まりました。

しかし、日本に暮らしていると世界のインターネット普及率の実態はわからないものです。

SDGsの目標9では、「産業と技術革新の基盤を作ろう」を掲げています。
この目標を達成するためには、インターネットの普及は欠かせません。

最近では、アフリカでもネット環境の整備が進んでいますが、どの程度の普及率があるのでしょうか。

こちらの記事では、アフリカに焦点を当てて、インターネットの普及率を詳しくお伝えしていきます。

SDGs目標9とは

SDGs目標9とは

アフリカのインターネット普及率にも大きく影響しているのがSDGs目標9です。

SDGs目標9の大枠は、確固たるインフラを構築すること。
例えば、災害においてインフラが破綻したとしても、すぐに復旧できるような状態に整えておくことを基盤においています。

万が一の事態において、インフラが整備されていれば、国を回していく経済活動を長らく停止することなく前進していくことができます。

そして、インフラはインターネットについても例外ではありません。

中でも、9.aから9.cでは、世界中の誰もが質の高い情報に触れるために、リーズナブルにインターネットにアクセスできる環境を整えることが目標となっています。

ICTについて

現代は、ほとんどの国で情報社会となっており、刻一刻と更新される情報を知っていなければ経済活動を円滑に回すことができません。

ここで重要となってくるのがICTです。
ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、SNSやネット通販など、インターネットを利用した技術のことを指しています。

また、教育の分野においてもICTは非常に重要。
新型コロナウィルスが流行したことによりオンライン授業が増えたこともあり、2021年はICT元年とも言われています。

また医療現場においても活用されていく技術であり、診察や診療がより手軽に行えるようになるのもポイントです。

途上国におけるインターネット環境について

先進国ではインターネット普及率がかなり進んでいるものの、途上国や後発開発途上国においては未だネット環境は整っていると言い難いものがあります。

実際、ITU(国際電気通信連合)によると、世界では約37億人もの人がインターネットにアクセスできない状況にあるとのこと。

こういった状況にあることは、生産性を損ねることに繋がり、発展途上国だけではなく全世界の発展にも大きく影響します。

また、メインとなる産業を持たない国においてインターネット環境が整うことは、平等に新たなビジネスチャンスをつかむきっかけともなるでしょう。

参照元:Measuring digital development: Facts and figures 2020|ITU HP

アフリカのインターネット普及率

アフリカのインターネット普及率

最近では、リーズナブルなスマートフォンが浸透し始めていることから、アフリカでもスマートフォンの普及率が高まっています。

それに伴い、インターネットも急速に浸透している現状です。

2020年の段階で、アフリカのインターネットユーザーは約4億5,300万人いると発表されています。

アフリカの総人口が13億人200万人ということから、35%を超える人たちがインターネットを利用していることになるでしょう。

参照元:世界各地のデジタルトレンドについてまとめたデータブック「DIGITAL2019」|we are social HP

アフリカにおける5G導入

2020年の段階では、3Gが最もアフリカで利用されています。
長らく2Gの状態でしたが、ここ近年で3Gの普及率は上がり、次なる4Gへの転換期とも言われている状況です。

ただし、そのためには経済面の発展や通信インフラの整備が必須。

また、これから先の5G展開を考えると、多くの投資が必要とされています。

アフリカにおける海底ケーブル事業

アフリカでのインターネット通信環境整備において、最も注目されているのが海底ケーブル事業です。

2019年の段階ではGoogleによる投資事業「Equiano」が発表され、2020年にはアフリカや中国のメインとなっている通信関連企業にFacebookが加わり、かなり大きな規模でのインフラ事業として「2Africa」が発表されました。

特に2Africaは世界最大の海底ケーブルとも言われており、アフリカでこれまで利用していたケーブルの3倍近い要領でインターネットサービスを提供できると注目されています。

日本企業の取り組み

日本企業の取り組み

アフリカにおけるインターネット普及率を上げるために、日本の企業も立ち上がり、取り組みを行っています。

その内のひとつである、「ツミキプロジェクト」を紹介しましょう。

アフリカでの経験がきっかけに

ツミキプロジェクトを手がけるのは、ICT事業を行う会社「シュークルキューブジャポン」の社長である佐藤氏です。

彼は、仕事でアフリカにある国際協力機構(JIDA)の事務所に訪問した際に、アフリカのインターネット事情を知りました。
続いて、JICAが行なった「途上国の課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)調査」に参加し、アフリカの国であるウガンダやセネガルの病院を訪問します。

そこで、停電が頻繁に起こることや、未だ電化されていないエリアの診療所を知ったことがツミキプロジェクトのきっかけになりました。

ツミキプロジェクトが手がけるインターネット

現在、ツミキプロジェクトでは、アフリカに電気とインターネットを届ける新事業を行なっています。

そこで開発されたのが、蓄発電システムとWi-fi機能を兼ね揃えた「TUMIQUI Smart kit」です。
持ち運びができるサイズ感で、折りたたみ式のソーラーパネルが搭載されているため、スマホやPCの充電をすることができます。

また、Wi-fiもパスワードを入力すれば誰でも簡単に使えるシステムになっており、電気とインターネットの問題を両面から解決したと言えるでしょう。

まとめ

まとめ

アフリカでは、急速にインターネットの普及が進んでいるとはいえ、まだまだ先進国と比べるとその浸透率は十分とはいえません。
日々変わりゆく情報に誰もがアクセスできる状況になるためには、より多くの投資やサポートが必要でしょう。

アフリカにおけるインターネット普及率がもっと上がることで、アフリカに暮らす人たちのポテンシャルを引き出す助けになるとともに、世界全体の経済活動もより前進することになります。

インターネットやインフラの整備と聞くと、個人が関わるのは難しいと感じることも多いでしょう。
しかし、私たちができることのひとつとして、アフリカの現状を知り、そしてサポートを手がける企業や団体の存在を知ることが挙げられます。

状況を把握し、興味を持つだけでも、大きな関わりです。
例えば、募金をする上でも状況を知っていると、よりリアリティを持って参加することができるでしょう。
小さな一歩が集まると、大きな支援になります。できることから始めていきたいものです。

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