「お気に入りの純白のシャツが黄ばんでしまった」「プレゼントしてもらった服が色あせてしまった」「フリマアプリに出品している服がなかなか売れない」……。こんな経験はありませんか?
思い入れのある服は、色褪せや汚れなどによって一軍から外れると、クローゼットの中で眠ってしまいがち。もし、そんな服がこれからも長く着られる一着に生まれ変わったら、自分にとってだけでなく、環境や社会にとっても良いことです。
今回は、服を染め直すことによって新たな価値を生み出すサービス「somete (ソメテ)」をご紹介します。
「somete」は大切な服を好きな色に染め直すサービス
「somete (ソメテ)」は、大切な服を染め直してくれるアップサイクルプラットフォームです。
「somete」が連携する全国約40もの染色クリエイターや工房に依頼できるサービスです。クローゼットの中で眠っていた服が、ずっと着たい服へと生まれ変わります。
アップサイクルとは、捨てられるはずのものや未活用の素材などにデザインやアイデアを加えることによって付加価値をもたせ、新しいものへと生まれ変わらせること。
個性豊かなクリエイターの技術によって、大切な服がイメージチェンジして蘇ります。
人気の色は、ブラック・ブラウン・ジャパンブルー。春桜色やタイダイ色など、個性が光る色もおすすめです。
好きな色に染め直すことによって、大切な服との新しいストーリーが始まります。
サステナブルな染め直しの技法
「somete」で用いられる染め直しの技法は、ユニークでサステナブル。
伝統技術を守ることや、廃棄素材を有効活用することで、大切な洋服の可能性を引き出します。染め直しの技法には、次のような種類があります。
藍染め
日本の伝統工芸「藍染め」や「インディゴ染め」の技術で仕上げます。お手持ちの白いTシャツもしくはシャツが「藍色」に生まれ変わります。
黒紋付染め
着物に用いられる技法「黒門付染め」で仕上げます。お手持ちのTシャツもしくはシャツが上品な「漆黒」に生まれ変わります。白ベースのシャツ以外でも対応可能です。
珈琲染め
廃棄されるはずの珈琲の捨てがらを使用して染める技法です。お手持ちの白いTシャツもしくはシャツを「珈琲色」に染め上げます。
お茶染め
廃棄されるはずの静岡産の茶葉を使用して染める技法です。お手持ちのTシャツもしくはシャツを「鈍色(濃い灰色のような色)」に染め上げます。白ベースのシャツ以外でも対応できます。
染めた人のカラフルなストーリー
「somete」のサービスを利用した人のストーリーを一部ご紹介します。

真っ白のTシャツを大好きなブラックに染めました。
自分好みの色に染めることで、また新しい気持ちで着られることが嬉しいです。

もう着ないだろうと思っていた服が、良い感じになって復活。襟の汚れが気になる白いTシャツが、珈琲染めでお洒落に仕上がりました。

10年前に父がプレゼントしてくれた白シャツ。くたびれてきて着ていませんでしたが、染め直したことで当時の思い出も蘇りました。

フリマアプリに出品していても売れない。リユースショップに出しても10円。そんな服を染め直して長く着られるのはコスパが良いですね。
染め直しで日常・社会に彩りを
「somete」は、全国40に及ぶクリエイターや工房と連携するアップサイクルプラットフォーム。
年間約50万トンもの衣類が日本の家庭から廃棄されていると言われる中、「アパレルロス」の社会問題と向き合っていきたいという思いで、染め直しのサービスを手掛けています。
「somete」はサステナブルな社会を目指す場所です。着なくなった大切な服を染め直すと、日本の伝統文化の発展や、地域産業の活性化にもつながります。大切な服が生まれ変わると、日常に新しい彩り・ストーリーが生まれます。
「服を染める」という選択肢をもち、サステナブルな社会づくりに参加してみませんか?
▼somete 公式サービスサイトはこちら
https://somete.jp