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LIFESTYLE

オーツミルクとは?メリットやデメリット・楽しみ方をご紹介

スーパーやカフェでも見かけるようになったオーツミルク。
豆乳やアーモンドミルクと同じ植物性ミルクのため、気になっている人も多いのではないでしょうか。

また、オーツミルクを選択するとSDGsの目標達成にも貢献すると言われているのです。

今回は、オーツミルクのメリットやデメリット・取り入れ、楽しみ方などをご紹介していきます。

オーツミルクとは

オーツミルクとは

オーツミルクとは、オーツ麦と水から作られた植物性ミルクです。
原材料のオーツ麦は、「えん麦」「からす麦」とも呼ばれており、最近ではグラノーラやオートミールにも加工され販売されています。

個人差はありますが、味はほんのり甘く牛乳に近いと感じる人が多いようです。

「第3のミルク」であるオーツミルク

牛乳は「第1のミルク」、豆乳は「第2のミルク」と呼ばれており、オーツミルクも「第3のミルク」と呼ばれています。

そして、第3のミルクにはオーツミルクだけではなく、同じ植物性ミルクのアーモンドミルクやライスミルクなども含まれているのです。

ヴィーガンやアレルギーの人も摂取できる

オーツミルクは、先述した通り「植物性ミルク」です。
そのため、ヴィーガン(完全菜食主義者)の人々も安心して使用できます。

また、原材料がオーツ麦のため、牛乳や大豆・ナッツアレルギーの人々にもおすすめです。

栄養素が添加されている製品も

市販のオーツミルクには、栄養素が添加されている製品もあります。

例えば、

・ビタミンB2
・ビタミンB12
・カルシウム
・食物繊維

などの栄養素が挙げられます。

「牛乳の代わりに飲みたいから、カルシウムが添加されている製品を選ぼう」のように、自身の目的に合ったオーツミルクを選びましょう。

オーツミルクと豆乳の違い

オーツミルクと豆乳の違い

オーツミルクと、ほかの植物性ミルクとの違いは何でしょうか。

今回はオーツミルクと、植物性ミルクの中でも認知度の高い豆乳を比較します。

豆乳とオーツミルク

豆乳は、その名の通り大豆と水が原料です。
大豆の味が強く、好みの分かれる植物性ミルクです。

反対にオーツミルクは牛乳に近く、口に含むとほんのりとした甘さを感じられます。
製品にもよりますが、クセのなさではオーツミルクの方が飲みやすいと感じるかもしれません。

続いては成分を比較していきましょう。
オーツミルクと豆乳の成分は下記の通りです。

オーツミルク豆乳
カロリー4844
たんぱく質0.83.6
脂質2.752
炭水化物5.13.1
食物繊維0.750.2
カルシウム14815
鉄分0.261.2
ビタミンEデータなし0.1

参照元:豆乳マイスター通信|日本豆乳協会

豆乳に注目すると、たんぱく質や鉄を多く含んでいることがわかります。
豆乳は牛乳とほぼ同じ量のたんぱく質を含んでおり、植物性ミルクの中でも高たんぱくな方に部類されているのです。

その一方でオーツミルクは、炭水化物と食物繊維・カルシウムを多く含む傾向にあります。
このように、同じ植物性ミルクですが成分量に大幅な違いがあります。

オーツミルクと豆乳を比較し、オーツミルクの基本情報を理解したところで、続いてはメリットを見ていきましょう。

オーツミルクのメリット

オーツミルクのメリット

オーツミルクには、下記のメリットがあります。

食物繊維「β-グルカン」が含まれている

オーツミルクの原料であるオーツ麦には、水溶性食物繊維「β-グルカン」が含まれています。

このβ-グルカンには、食後の血糖値上昇をゆるやかにしたり、血中コレステロールを低下させたりする可能性があるのです。

参照元:豆乳だけじゃない!いま注目の植物性ミルク|おいしい大豆研究所

不足しがちな「不飽和脂肪酸」を摂取できる

不飽和脂肪酸は体づくりに欠かせない栄養素の1つですが、体内で合成できないため意識的にとらなければいけません。
不足すると、体調不良やイライラしやすくなるなど、心身に影響が出る可能性もあります。

主に植物や一部の魚類に含まれており、オーツミルクは不飽和脂肪酸を手軽に摂取できる方法の1つと言えるでしょう。

参照元:不飽和脂肪酸|e-ヘルスネット|厚生労働省

環境負荷が少ない

オーツ麦を原料とするオーツミルクは、牛乳のように乳牛を育てる必要がありません。
そのため、大規模飼育が原因で起こる、

・森林破壊
・大気汚染
・家畜の糞尿による水質汚染・土壌汚染
・化学肥料の大量使用による土壌劣化
・牛のゲップに含まれるメタンガス(温室効果ガス)の大量排出
・飼料用の植物を育てるために大量の水を使う

などの環境問題を防ぐことができるのです。

参照元:牛のゲップだけじゃない。肉の大量消費が引き起こす10の環境問題まとめ|グリンピース・ジャパン

オーツミルクのデメリット

オーツミルクのデメリット

続いては、オーツミルクのデメリットを見ていきます。

天然の糖分が多く含まれている

オーツミルクは、豆乳やアーモンドミルクといった他の植物性ミルクより、天然の糖分を多く含んでいます。
そのため、飲みすぎには注意しましょう。

1日の摂取量の目安は、コップ1杯(約200ml)と言われています。

牛乳より高価

オーツミルクは、牛乳より高価です。
製品によって異なりますが、倍以上の値段がするものも見かけます。
そのため、目的や経済面を考慮して選びましょう。

最近ではネット上で、オーツミルクのレシピを見かけることも多くなり、「自分で作る」という選択肢もあります。
しかし、ブレンダーやザルなどが必要なため初期費用が多少かかります。

試しに市販のオーツミルクを購入し、続けられそうであれば自分で作ってみる、というステップを踏むのも良いかもしれません。

手に入れるのが少し難しい

牛乳や豆乳に比べるとオーツミルクの認知度はまだ低く、取り扱っていないお店も少なくありません。
そのため、「近所のスーパーに売っていないから、遠くの大型スーパーに行かなければいけない」のように手間がかかる可能性もあるのです。

しかし、先述したように自分で作る方法もありますし、いざとなればネットで購入することもできます。
賞味期限が長い製品もあり、見つけた際はまとめて購入することも可能です。

ここまでは、オーツミルクについて紹介しました。
続いては、どのように取り入れればよいか、楽しみ方を見ていきましょう。

オーツミルクはどう楽しむ?

オーツミルクはどう楽しむ?

 

オーツミルクには、そのまま飲む以外にも下記のような楽しみ方があります。

・紅茶やコーヒーに入れる
・お菓子作りに使う
・クリーム系のパスタソース
・グラタンのホワイトソース
・スムージー
・シリアルにかける

牛乳の代わりに取り入れられるため、幅広いアレンジが可能です。

今回紹介したアレンジ以外にも、さまざまな楽しみ方があります。
ぜひ、自分に合った方法を見つけてみてください。

そして私たちがオーツミルクを楽しみながら生活に取り入れることによって、健康や環境だけではなく、SDGsの目標達成にもつながります。

オーツミルクはSDGs目標達成につながる

オーツミルクはSDGs目標達成につながる

なぜ、オーツミルクを利用するとSDGsの目標達成に貢献するのでしょうか。

双方の関係性を確認する前に、まずはSDGsについて知りましょう。

国際目標であるSDGs

SDGsとは、世界中で起きている環境・社会・経済の課題を解決するために、17の目標と169のターゲットからなる国際目標です。
日本では、「持続可能な開発目標」とも呼ばれています。

2015年に開催された国連総会にて、193カ国が賛同しました。
地球上に暮らす全員が協力し合い、2030年までに17の目標すべての達成を目指しているのです。

オーツミルクを利用することで、SDGs目標13と目標15の達成に近づきます。
それでは、オーツミルクが各目標とどのように関係しているのか確認していきましょう。

目標13「気候変動に具体的な対策を」

目標13には、あらゆる方面から気候変動によって起こる影響に立ち向かい、気候変動問題の解決を目指す内容が記されています。

乳牛を含む家畜から排出される温室効果ガスの割合は、世界全体の約14%を占めています。
そのほかにも、家畜を育てるためには広大な土地が必要なため、森林伐採を行うことも珍しくありません。

このように畜産業は、地球環境に大きな影響を与えているのです。
植物性であるオーツミルクを選択する人が増えると、環境負荷も抑えられます。
その結果、目標13の達成に貢献するのです。

目標15「陸の豊かさも守ろう」

目標15は、

・陸上に暮らす生態系の保護や回復、持続可能な利用の促進
・持続可能な森林管理
・砂漠化の防止
・土地劣化の阻止や回復
・生物多様性の損失を止める

など、陸の環境に重きを置いた内容となっています。

家畜の飼育には温室効果ガスの排出量や森林伐採以外にも、糞尿による水質汚染や家畜の飼育から加工・販売にいたるまでの、水の過剰使用なども問題となっているのです。
また、飼料用の作物を育てるために化学肥料を大量に使用すると土壌劣化も起こります。

そのため、目標13と同様にオーツミルクを選択する人が増えると環境保全につながり、陸の豊かさも守られます。

参照元:
牛のゲップだけじゃない。肉の大量消費が引き起こす10の環境問題まとめ|グリンピース・ジャパン
SDGs(持続可能な開発目標)|蟹江憲史

まとめ

まとめ

味も美味しく、そのうえ環境負荷も抑えられるオーツミルク。
「地球環境のために自分は何ができるだろう?」「植物性ミルクを試してみたいけれど、どれが良いのかわからない」と考えている人は、食生活にオーツミルクを取り入れてみてください。

あなたの選択が地球環境の改善になり、SDGsの目標達成にもつながります。
私たち個人にできることは限られていますが、小さな取り組みを無理のない範囲で続けると、世界課題を解決へ導くほどの力になるのです。

気になる方はぜひ始めてみてくださいね。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事

鹿児島県在住のフリーライター。コーヒーをきっかけにSDGsを知り、興味をもつように。普段は、ライフスタイルやSDGsに関する記事を執筆しています。

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