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ENVIRONMENT

カーボン・ニュートラル製品とは?誰でもわかりやすくかんたん解説

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日々の買い物で目にする「カーボン・ニュートラル製品」という言葉。環境への配慮をアピールする商品が増えていますが、具体的にどのような製品を指すのでしょうか。この記事では、カーボン・ニュートラル製品の意味、仕組み、私たちが選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。

カーボン・ニュートラル製品とは

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量が均衡し、差し引きゼロになっている状態を表します。製品に当てはめると、カーボン・ニュートラル製品とは、製造から使用、廃棄にいたるライフサイクル全体を通じて、発生する温室効果ガスを、植林や森林管理などの吸収活動、あるいは環境技術を通じた除去によって相殺し、実質的にゼロにした製品を指します。

排出を全体としてゼロにするというのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、植林、森林管理などによる吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。つまり、完全にゼロを目指すのではなく、排出した分を何らかの方法で埋め合わせるという考え方です。

製品のどの段階を測定するのか

カーボン・ニュートラル製品の評価は、複雑です。製品の「ライフサイクル」全体を見ます。これには、原材料の採掘・調達から、製造、輸送、使用、最終的な廃棄・リサイクルまでのすべての段階が含まれます。
たとえ再生可能な植物由来の商品であったとしても、その商品の原料調達、加工・輸送などの過程において化石燃料が使用されます。カーボン・ニュートラル製品では、こうした隠れた排出まで含めて計算し、相殺する必要があります。

具体的な事例

世界中で多くの企業がカーボン・ニュートラル製品の開発に取り組んでいます。
パタゴニアは環境再生型有機農業に取り組み、2025年までにカーボンニュートラルな体系を実現することを目標としています。アウトドア製品の製造を通じて環境負荷を減らし、むしろ環境を再生させる方向を目指しています。

また、ドイツの自動車メーカーであるダイムラーと関連会社は、燃料電池自動車の開発に取り組んでおり、大型FCVトラックは長距離輸送が可能な燃料電池自動車で、カーボンニュートラル実現に向けた製品の一つです。

カーボン・ニュートラル製品の課題

注意すべき点は、カーボン・ニュートラルの定義や測定方法がまだ統一されていないということです。
組織や製品・サービスのカーボンニュートラルの表現にはばらつきがあり、現状では多くの課題があります。あるメーカーがカーボン・ニュートラルと謳っていても、その計算範囲や方法は異なる場合があります。消費者として製品を選ぶときは、その根拠を確認することが大切です。

また、植林によるCO2吸収も完全ではありません。
植物由来燃料を燃焼させた際に植物からCO2が排出しても大気中のCO2は増加せずカーボンニュートラルだが、再度別の植物によって完全に取り込まれなければ持続可能にはならない。本当の意味でカーボン・ニュートラルを実現するには、削減と吸収のバランスが継続的に保たれることが重要です。

私たちにできること

どれほど脱炭素を意識した新しい製品やサービスが生まれても、私たち国民が利用しなければビジネスとして成り立たず、社会にも浸透していきません。まずは、今から少しずつ一人ひとりのライフスタイルを見直すことで貢献することができるかもしれません。例えば、商品やサービスの購入時に、脱炭素に向けた取組が行われているかといった視点を取り入れることが効果的です。

さらに、将来、より優れたカーボン・ニュートラル製品が登場したとき、それらを積極的に選択することで、環境配慮に真摯に取り組む企業を応援することができます。

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