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ネットゼロ住宅とは?誰でもわかりやすくかんたん解説

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ネットゼロ住宅(ZEH・ゼッチ)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
わかりやすく言い換えると、毎年使うエネルギーと作り出すエネルギーがほぼ同じになる家、つまり家庭のエネルギー収支を「ゼロ」にすることを目指した住宅のことを指します。

ネットゼロ住宅の3つの要素

ネットゼロ住宅を実現するには、3つの重要な要素があります。

最初は「高断熱」です。壁・屋根・床などの断熱性能を高めることで、夏は涼しく、冬は暖かく保ちやすくなります。そのため、冷暖房にかけるエネルギーが減り、使う電力を削減できます。

次が「省エネ」です。冷暖房・換気・給湯・照明などの設備を、消費電力が少ないものに替えます。
断熱性能が優れている住宅においては、家中の温度差が小さくなり、結露やカビの発生を抑えると共に、室温の差による体への負担が小さくなるため、健康で快適に過ごすことができるとの研究成果が出ています。

3つ目が「創エネ」です。太陽光発電などの再生可能エネルギーシステムを導入して、家庭で電力を作り出します。この3つを組み合わせることで、消費するエネルギーを大きく減らし、さらに生成エネルギーで賄う仕組みが実現するのです。

日本の政策目標とネットゼロ住宅

日本は脱炭素社会の実現を目指していますが、住宅分野でネットゼロ化は重要な取り組みです。
2030年以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す
ことが決定されており、2030年の新築住宅の平均でZEHの実現を目指す
ことを目標としています。国土交通省・環境省・経済産業省の3省が連携し、ネットゼロ住宅の普及を強く推進しており、新築される住宅及び建築物のZEH化に対する補助事業を実施しています。

ネットゼロ住宅のメリット

ネットゼロ住宅には複数のメリットがあります。電気代が大幅に削減される点が最大のメリットです。太陽光発電で作った余った電力は売却できるため、年によっては光熱費がプラスになることもあります。次に、建物全体の温度差が小さくなるため、ヒートショック(温度差で起こる体への負担)のリスクが低減します。さらに、災害時に停電が起きても、蓄電池があれば生活を続けることができるという安心感も得られます。

私たちにできること

すべての人がいますぐネットゼロ住宅を建てることはできませんが、既存の住宅でも取り組みは可能です。例えば、断熱材を追加する壁面改修、高効率のエアコンや給湯器への交換、太陽光パネルの後付けなど、部分的な改修を進める方法があります。また、環境省では「住宅の断熱化」「省エネ家電を選ぶ」などに取り組み、脱炭素と豊かさの両立を目指す国民運動「デコ活」を推進しています。
新築時だけでなく、リフォームのタイミングで断熱性や省エネ性を意識した選択をすることで、より環境に配慮した暮らしに近づけることができます。

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