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奨学金の利子はどれだけ必要?制度や返済に関しても解説!

奨学金を活用して、大学に通っている人は多くいます。
奨学金は基本的に借りているお金であり、助成金ではありません。
そのため、利子が発生し元金と合わせて返済していく必要があります。

返済計画を正しく立てるためには、奨学金でかかる利子について詳しく把握しておくことが大切です。
今回は、奨学金の利子について解説します。

奨学金とは

奨学金とは

奨学金と一括りにしても、様々な制度があります。
その中でも一般的なのが、日本学生支援機構(JASSO)による奨学金でしょう。

JASSOの奨学金は、「貸与型」と「給付型」があります。
それぞれの特徴について解説します。

貸与型について

一般的な奨学金で、返済が必要なタイプです。
実は、JASSOの奨学金は、利子がつかない「第一種奨学金」と利子が必要な「第二種奨学金」に分けられます。

また、入学時に必要な一時金を貸与する「入学時特別増額貸与奨学金(利子付)」もJASSOの奨学金のひとつです。

給付型について

2020年4月から始まった新しい制度として、給付型の奨学金があります。
こちらの奨学金は返済をする必要がありません。

世帯収入の基準を満たしていることが条件で、成績だけで判断されず「学ぶ意欲」を重視した奨学金です。

参照元:給付奨学金(返済不要)|JASSO

貸与型給付金の種類

貸与型給付金の種類

前項でも触れた通り、JASSOの貸与型奨学金には、「第一種奨学金」と「第二種奨学金」の2パターンがあります。
それぞれの違いは、「利子」が付くかどうかです。

続いては、奨学金の利子について解説します。

第一種奨学金について

無利子で借りられる「第一種奨学金」は、家計基準や学力基準を満たした人だけが借りられる奨学金です。
無利子で借りられる分、厳しい条件が設けられています。

例えば学歴基準では、奨学金の申し込みまでの段階で、高等学校等における全履修科目の評定平均値が3.5以上なければ借りられません。
例外もありますが、いずれにしろ高い評価を得ている必要があります。

第二種奨学金について

無利子で借りられる第一種類奨学金に比べて、ハードルが低いのが第二種奨学金です。
こちらは、最大年率3.0%の利子がかかります。

学力基準も第一種奨学金よりゆるく、平均的な水準であれば問題ありません。

JASSOの奨学金における利子について

JASSOの奨学金における利子について

JASSOの奨学金では、利子を計算する上で2パターンの算定方法を用意しています。
「利率固定方式」と「利率見直し方式」です。

申し込み時にいずれかの算定方法を選ぶ必要があります。
とはいえ、貸与期間が終了する年度の一定時期までであれば、もう一方への変更も可能です。

続いては、それぞれの算定方法について解説します。

利率固定方式

奨学金を借りてから、返済が完了するまで一定の利率で利子がかかる算定方式です。
たとえ将来的に市場金利の変動があったとしても、返還利率は変わりません。

利率は、貸与終了年月によって異なります。
たとえば、2021年3月に貸与が終了した場合は、0.268%でした。

利率見直し方式

利率固定方式では利子が変わらなかったのに対し、利率見直し方式では概ね5年ごとに利率が見直されます。
また、市場金利が変動した場合にも、合わせて奨学金の利子も変わるのが特徴です。

たとえば、2021年3月の利率見直し方式における利率は、0.002%でした。2021年4月には0.003%になっています。

参照元:平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率|JASSO

奨学金の返還額の計算について

奨学金の返還額の計算について

JASSOでは、奨学金貸与・返還シミュレーションが設けられています。
あくまでも目安となる金額ですが、利子を踏まえた返還額がある程度把握できるため、返還計画が立てやすくなるでしょう。

奨学金を借りる前に、必ずチェックしておきたい項目です。

奨学金の利子は教育ローンよりお得?

大学へ通うための資金を工面するために、教育ローンを使うという手段もあります。
教育ローンにも種類があり、日本政策金融公庫が提供する国の教育ローンと銀行教育ローンが一般的でしょう。

銀行の教育ローンは、金融機関によって利子が異なります。
国の教育ローンは、教育一般貸付(国の教育ローン)という名称の貸付です。
固定金利1.65%で最長18年の返済期間が設けられています。

奨学金の金利は、2021年4月の利率見直し方式で0.003%、利率固定方式で0.268%なので、かなりお得に借りられることがわかるでしょう。

参照元:日本政策金融公庫

JASSO以外の奨学金について

JASSO以外の奨学金について

JASSOは独立行政法人であり、公的な奨学金を提供する機関です。
利子や返還のことを考えると、真っ先に選びたい奨学金といえます。

しかし、JASSOだけが奨学金を設けているわけではありません。
大学独自の奨学金や新聞奨学金と呼ばれる制度もあります。
中には、両方の奨学金を借りているという人もあるでしょう。

ライフスタイルや考え方に合わせて、自分に見合った奨学金を選ぶことが大切です。

続いては、JASSO以外の奨学金について解説します。

大学独自の奨学金

大学や短期大学のほか、専門学校などでも独自の奨学金制度を設けている学校があります。
その多くは給付型を導入しており、卒業後の返済が必要ありません。
いわゆる「特待生」と呼ばれる仕組みで、制度の対象者や内容は学校によって様々です。

たとえば、成績優秀者に対する奨学金やスポーツの成績が高い人に支給される奨学金などが挙げられるでしょう。

新聞奨学金

大手新聞社の系列である新聞販売店において、住み込みで働きながら奨学金を借りる制度です。
給与ももらえる上に、住み込みなので家賃や食費も抑えられます。
親にかかる負担を軽減できるため、経済的に余裕がない家庭でも活用しやすい奨学金といえるでしょう。

ただし、朝早くから仕事を行い学業との両立を図らなければならず、努力が必要です。
中には、挫折して借金だけを抱えることになる可能性もあるため、しっかりと考えた上で利用する必要があります。

まとめ

まとめ

奨学金は、学ぶことを諦めずに済むありがたい制度です。
JASSOの奨学金では、利子がかからない無利子の奨学金や返還が必要ない給付型など、さらに多くの人が学べる環境が整っています。
うまく活用すれば、お金の不安を必要以上に抱えることなく、学業に励めるでしょう。

ただし利子がかかる奨学金の場合、トータル的な返還額がどの程度になるかをしっかりと把握しておかなければなりません。
また、長期に渡って返還する必要があるため、将来的な利子も踏まえて算定方法を考えるようにしましょう。

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