パートナーシップとは、すべての国、特に開発途上国でのSDGsの達成を支援するために、持続可能な開発のための世界的な協力関係のことです。簡単に言えば、世界中の人々や組織が力を合わせて、大きな問題を解決していくことを意味しています。
パートナーシップとは何か|基本的な意味
持続可能な世界への道のりをふさぐたくさんの課題を解決するために、政府、国際機関、企業、研究機関、NGO、個人が、それぞれの持つ強みや得意とすることを生かしながら、さまざまな方向からその課題解決に取り組むことがパートナーシップです。誰か1人、どこか1つの国だけの力では解決できない問題も、多くの人や組織が協力すれば、より早く解決にたどり着くことができるという考え方に基づいています。
パートナーシップが必要とされる理由
なぜパートナーシップが重要なのでしょうか。
持続可能な開発目標SDGsでは、貧困をなくし、地球を守りすべての人が平和と豊かさを得る社会を目指していますが、途上国の発展なくしては実現できません。さらに、SDGsは、「社会」「経済」「環境」の三側面から目標が設定されており、SDGsでは1〜16まで様々な問題を提示しているため、それらの課題解決を進めるために、目標17で世界への協力を求めているのです。
国や企業、団体が単独で取り組むだけでは、これほど多くの課題を解決することができません。だからこそ、すべての関係者が連携し、知識や技術、資金を共有することが欠かせないのです。
パートナーシップの具体的な形|官民、市民社会の連携
様々な関係者によるパートナーシップには、知識、専門知識、技術や資金を集めて共有する形があります。具体的には、以下のような協力の形が考えられます。
公的機関と民間企業の協力
官民のパートナーシップとは、政府や自治体などの公的機関と民間の企業などによる協力のことです。例えば、環境技術の開発や質の高いインフラ整備など、大きな資金と専門知識を必要とする事業に取り組む際に、政府と企業が力を合わせます。
データやオープンデータの共有
政府や地方公共団体、国際機関、企業、研究機関など、それぞれが持っている様々なデータや統計を共有し、誰でも使えるようにする「オープンデータ」という取り組みが注目されています。日本でも、2024年12月時点で1,482の市区町村がオープンデータに取り組んでいます。
パートナーシップが解決する課題
SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」は、公的資金の動員、民間資金の活用、技術の開発と拡散、イノベーションの拡大、公正な貿易体制の構築、データの分析と説明責任を目指しています。つまり、お金、技術、情報、透明性のすべてを複数の主体で共有し、持続可能な世界の実現に向けて進もうということです。
私たちにできるパートナーシップ
パートナーシップは政府や大企業だけのものではありません。一般の人々もその一員です。
SDGs達成のために、目の前の小さなことから意識して取り組む必要があります。具体的には、以下のようなアクションが考えられます。
・SDGsについて学び、家族や友人、同僚と話し合う・SDGs推進のイベントに参加する・持続可能な取り組みをしている企業や団体を応援・支援する・自分の職場や地域でできる協力の機会を探す
複数のパートナーが協力することで相乗効果が生まれ、さらなる発展も期待できます。大きな変化は、多くの人が「自分にも何かできることがある」と気づき、行動することから始まるのです。

