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ENVIRONMENT

持続可能な消費と生産とは?誰でもわかりやすくかんたん解説

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今、地球上では想像以上のペースで資源が消費されています。現在の生活様式を続けた場合、2050年には世界人口が約100億人に達する中で、地球上の資源だけではすべての人をまかなうことができないとも言われています。このような課題に対応するために、世界が注目しているのが「持続可能な消費と生産」です。この記事では、この言葉が何を意味し、私たちの日常生活にどう関わっているのかを、わかりやすく解説します。

持続可能な消費と生産とは

「持続可能な消費と生産」とは、資源効率と省エネの促進、持続可能なインフラの整備、そして、基本的サービスと、環境に優しく働きがいのある人間らしい仕事の提供、すべての人々の生活の質的改善を意味します。
つまり、より少ないものでより多く、よりよいものを作り、使うという考え方です。

1992年の国連環境会議(地球サミット)で、アジェンダ21の大きな課題が「持続可能な消費と生産(SCP)」であることが認識され、2012年のリオ+20で「持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)」が採択されました。
そして、2015年に国連が採択した持続可能な開発目標(SDGs)の目標12として、「つくる責任 つかう責任」として国際的に掲げられています。

なぜ「持続可能な消費と生産」が必要なのか

現代社会が直面している資源不足の問題は、非常に深刻です。
世界の人々が日本人と同じような暮らしをするとしたら、なんと地球が2.9個も必要になる
というデータが示すように、先進国の生活様式そのものが地球環境に極めて大きな負担を与えているのです。

食料、水、エネルギーなどのあらゆる資源について、深刻な状況が続いています。
毎年、生産される食料全体の3分の1に相当する13億トン、価値にしておよそ1兆ドルの食料が、消費者や小売業者のゴミ箱で腐ったり、劣悪な輸送・収穫実践によって傷んだりしています。
また、世界の淡水は全体のわずか0.5%に満たず、人類はこの限定的な淡水で全ての淡水ニーズを満たさなければならない
という状況もあります。

このような背景から、生産者と消費者の双方が協働して、環境にやさしく、資源を効率的に使う社会へシフトすることが急務なのです。

持続可能な消費と生産の6つの重点分野

10YFPの具体的なプログラムとして、(1)持続可能な公共調達、(2)消費者情報、(3)持続可能な観光、エコツーリズム、(4)持続可能なライフスタイル及び教育、(5)持続可能な建築・建設及び(6)持続可能な食糧システムが掲げられています。
これらは、経済のあらゆる分野における転換を目指すものです。

生産者と消費者、双方の役割

目標12では、”つくる人”である生産者から、”つかう人”である最終消費者まで、あらゆる人々を巻き込んだ供給連鎖(サプライチェーン)を重視しています。
生産段階での環境への影響を減らすことは企業の責任ですが、消費者である私たちの選択も大きな力となります。

食料に例えると、食料による環境への大きな影響は生産段階で生じていますが、消費者である私たちも食べ物の選択や食習慣を通じて、生産者側の生産パターンを変化させることが可能です。

私たちにできること

持続可能な消費と生産を実現するために、私たちが日常生活の中で取り組める行動があります。

商品を購入するときは、持続可能で環境にやさしい取り組みを実施している企業の商品を選ぶように心がけることで、より良い循環が生まれ、持続可能な社会の実現に一歩近づけます。
また、エネルギー使用の削減、食品ロスの削減、リサイクル製品の選択なども、個人レベルの重要な行動です。

生産者側も消費者側も、資源の限界を理解し、長期的視点を持つことが重要です。持続可能な社会へ向けた転換は、ビジネスの最適化と環境保全を両立させる道を示しています。

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