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プラスチックフリーとは?具体的な取り組みをご紹介!

プラスチックフリーとは「プラスチックなし」という意味です。

便利で安く、大量生産できるプラスチックは、私たちの生活になくてはならないものになっています。
しかし、この便利さの反面、使い捨てられたプラスチックはゴミとなって自然分解されずに地上に残り続け、地球環境に様々な悪影響を与えています。

特にマイクロプラスチックによる海洋汚染は深刻で、SDGs(持続可能な開発目標)でも取り上げられています。
また、プラスチック製品に使用される化合物には人体に有害なものがあることも指摘されています。

このような背景から、「プラスチックフリー;プラスチックなしで生活しよう」という声が上がり、今や世界的なムーブメントとなっています。

ここでは、そんなプラスチックフリーの取り組みについて紹介します。

世界的な脱プラのキャンペーン「プラスチックフリージュライ」とは?

世界的な脱プラのキャンペーン「プラスチックフリージュライ」とは?

オーストラリアで1人の女性によって始められ、現在大きなムーブメントとなっているのが、プラスチックフリージュライ(Plastic Free July)の活動です。

この運動を始めたレベッカ・プリンスルイズさんは、近隣にある資源ごみのリサイクル施設を訪れた際、そのゴミの山の大きさに衝撃を受けたといいます。

それを機に、レベッカさんはプラスチック廃棄物の問題に取り組むキャンペーンを始め、2011年には、Plastic Free Julyの団体を設立しました。
当初40人からスタートした活動は、2021年7月には全世界で190か国、1億人4千万人が参加するまでになり、大きな影響力を持つものとなっています。

具体的にはどんな活動?

どんな活動?

プラスチックフリージュライは参加型のキャンペーンで、公式サイトで自分のライフスタイルに合った挑戦を選んでサインアップするだけで参加できます。

例えば、「家で1週間、使い捨てのプラスチックは使わない」「7月の間、オフィスでレジ袋、ペットボトル、プラスチックストロー、プラカップは使わない」というように、場所や期間、方法を選ぶことができます。

また、プラスチックゴミを減らすためのアイデアの提供、同じ志を持つ人とのコミュニケーションができるイベントの紹介なども行っています。

小さなグループから学校、地域のコミュニティなど様々な規模でプラスチックを減らす挑戦をするためのアイデアや実践例も提案していて、どんな人にも無理なくチャレンジできる仕組みになっていることが、参加者を増やしている理由でもあります。

参照元:
Linkedin|Rebecca Prince-Ruiz
Plastic Free July 2021 annual report

『プラスチック・フリー生活』が提案するプラスチック削減の実践アイデアとは?

『プラスチック・フリー生活』が提案するプラスチック削減の実践アイデアとは?

身の回りから完全に排除することは難しいけれど、少しでもゴミとなるプラスチックをなくしていきたい…そんな時に参考となる本も多く出版されています。

ここでは、その中のひとつ『プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命』で提案されているアイデアについて、紹介したいと思います。

6大使い捨てプラスチックを避けてみる

今すぐ始められて効果絶大なアクションとして提案されているのが、「6つの代表的な使い捨てプラスチックを使わない」ことです。

この6つの使い捨てプラスチックとは、

・レジ袋
・ペットボトル
・プラスチックコップ&ふた
・プラスチック製食品容器
・プラスチック製ナイフ・スプーン・フォーク
・プラスチック製ストロー

です。

どれも法律で有料化や流通が禁止されるなど、国としても削減が推進されており、廃棄されるプラスチックの中でも大きな割合を占めるものばかりです。
大手チェーンでも店での提供を禁止し始めていることは、ご存じの通りです。

これはあくまでも「プラスチック・フリーの習慣づくり」のための第1歩として取り組んで欲しいということが強調されています。
「完全に使うのをやめなくては!」と負担に思うのではなく、生活の中のプラスチックに意識を向けるためのステップとして実践することが大切なのです。

プラスチックフリーを実践するためのステップ

「どんな人でもプラスチックゼロの生活をすることは無理」と前置きをした上で、本書ではプラスチック依存度を減らすためのステップを紹介しています。

①まずは調査

家のどこにどのようなプラスチックがあるかを調べ、表に書き込んでいきます。

一度に行うのは大変なので、エリアごとに分け、一見プラスチックに見えないものも見逃さないようにするのがポイントです。

②分析と選別

表に書き出したプラスチックの、どれを残してどれを手放すかを考えていきます。

その際には「本当に役に立っているか」「質が悪い、摩耗しているなど、危険性はないか」といったいくつかの観点で見極めることが大事です。

③代わりに使うものを探す

一度にすべてのプラスチックの代わりを探すことは不可能なので、時間をかけてリサーチしながら、できるところから代用品に変えていきます。

・チューブはみがき粉の代わりに、タブレット型はみがきや手作りのペースト
・プラスチック製ラップの代わりに、布に蜜蠟をしみこませたミツロウラップ
・「トイレクリーナー」「レンジ用洗剤」といった特別な場所だけのクリーナーの代わりに、酢・重曹・ホウ砂を用意し適当な配合で使いまわす

など、この本でも多くの代用品のアイデアが紹介されています。

なかには「シャンプーをやめる」「プラスチックを使わない歯ブラシの代用品は木の小枝だけ」といった極端なアイデアもありますが、すべてを行う必要はなく、あくまでも「自分なりのやり方でベストを尽くす」ことが大切です。

参照元:シャンタル・プラモンドン, ジェイ・シンハ (著)『プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命』|NHK出版

まとめ|プラスチックフリーの取り組みはプラスチックを知ることから

まとめ:プラスチックフリーの取り組みはプラスチックを知ることから

ここまで、プラスチックフリーの取り組みをみてきました。
プラスチックを減らすためには、まずプラスチックについて知る必要があります。

コンタクトレンズやフライパンのコーティング、缶詰や牛乳パックの内側など、それとは分からない形でプラスチックはたくさん存在します。
また、ひとくちに「プラスチック」といってもその組成は様々で、なかには人体に悪影響を及ぼすと指摘される化学物質が使用されるものもあります。

今すぐほかのもので代用できるプラスチック製品もあれば、その利点から、今のところどうしても使用せざるを得ないものもあるでしょう。

プラスチックについてよく知り、自分の生活に必要なものと不要なものを見極め、無理のない方法でプラスチックを減らしていく。そこからプラスチックフリーの取り組みを始めてみませんか。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事

ICU卒業後、出版社にて女性誌の編集・ライティングに約10年間従事。その後NPOや財団法人で機関誌の編集・執筆を担当するなかで、社会貢献・慈善活動についての知見を深める。米・ペンシルバニアに滞在経験があり、現地の人々の寄付活動の熱心さに感銘を受ける。得意分野は、SDGs、多様性、フィランソロピー。

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