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長野県はゴミの排出量が少ない!6年連続日本一の取り組みとは?

ゴミの排出量の少なさで6年連続日本一を達成した長野県。
ゴミの問題は、私たちが毎日暮らしていくなかで切り離せないものといえます。

普段の生活を振り返ってみましょう。
ゴミの分別が面倒だと一緒の袋に入れていませんか、注文したものの食べきれないからと残してはいませんか。

もちろん、自分一人が取り組んだからといって、ゴミの排出量減少に貢献することはないという感覚も理解は出来ます。
ただ、一人ひとりが意識しスクラムを組むことで、長野県はゴミの排出量を少なくしてきました。

ここからは、ゴミに対する長野県の取り組みについて触れていきます。

ゴミの排出量の少なさ6年連続日本一を達成

ゴミの排出量の少なさ6年連続日本一を達成

6年連続でゴミの排出量が少ない都道府県1位となった長野県。
これは、環境省がおこなった令和元年度の一般廃棄物処理事業実態調査による結果です。

初めからトップをとれる環境だったのではという方もいるかもしれません。
しかしながら、平成22年度の調査結果では長野県は4位だったのです。
翌年の平成23年度には3位にランキングをあげ、平成26年度に1位となり6年連続で1人1日当たりのゴミの排出量が少ない県となっています。

令和元年度における長野県の1人1日当たりゴミ排出量は816gです。
残念ながら前年度の実績よりも5g増加した結果となりましたが、これは令和元年の東日本台風災害による影響が原因で、可燃ゴミが増えたためです。

長野県の皆さんは官民一体となり、「ごみ減量日本一」の継続はもちろん、2025年度の一般廃棄物の「1人1日当たりのごみ排出量790g」達成を目指して日々取り組んでいます。

美しい信州を次世代へ~“チャレンジ800” ゴミ減量の推進

美しい信州を次世代へ~“チャレンジ800” ゴミ減量の推進

長野県の基本目標は、「もったいないを大切にして ゴミ減量日本一! ~美しい信州を次世代へ~」です。
次世代の人へ美しい故郷を繋いでいこうとするビジョンは素晴らしいもの、また現在ゴミ減量に取り組んでいる皆さんも、自分の意識的行動が日本一へと繋がったことに誇らしい思いのはずでしょう。

ゴミの排出量問題は、日本に限ったことはありません。
世界中で問題視しており、地球全体で取り組むべき課題として達成目標を掲げ、対策に動きだしています。

もしかすると、この世界規模、地球全体というスケールの大きさが理由で、「身近な問題に感じない」「私一人くらいゴミに無関心でも影響ないのでは」と思ってしまうかもしれません。

しかしながら、問題を解決するには一人ひとりの意識的な行動が必要不可欠です。
どのよう国や自治体が大きな目標をたてようとも、各個人が「よし、やってみよう!」と動きださなければ、目標を達成することは叶わないでしょう。

ただ、ゴミを減らすとはいってもどのように取り組めばよいのでしょう。
漠然としたイメージはあるけれど、具体的に何をすればという方もいるのではないでしょうか。

長野県はゴミを減らすために、“チャレンジ800”ごみ減量推進事業推進のもと、さまざまな行動を県民に呼びかけゴミの排出量減少を成功させました。

ここにゴミ減少へのヒントがあります。

家庭や職場で出来るゴミ減量

家庭や職場で出来るゴミ減量

長野県がゴミ減少のために呼びかけた内容としては、次の通りです。

・プラスチックゴミを少なくするために、詰め替え用の商品を利用する。
・ジュースやお酒類など容器は、繰り返し使えるタイプのものを選ぶ。
・冷蔵庫のなかを確認し、余計な食材を買わない。
・家庭で食事をする場合や外食時には、食べ残しをしない。
・ひと絞りの水切りをして、生ゴミの重量を減らす。
・ダンボールコンポストを利用し、堆肥化しゴミを出さない。

これらは、家庭で出来るゴミへの取り組みなど、言われてみれば「なるほど」というものばかりではないでしょうか。
もちろんダンボールコンポストなど、住んでいる環境では出来ない場合もありますが、取り組めることを一つでも二つでも心掛ければ良いのです。

また、職場においてはマイボトルやマイカップの持参、ブームとなったマイ箸と同じように継続的に使用出来るものへ切り替えることにより、ゴミ減少への効果を生み出します。

職場の宴会や同僚との飲み会、この時の食べ残しや飲み残しにも注意を払うべきでしょう。
もちろん、近年は新型ウイルスや変異型ウイルスの影響下にあり、現状宴会等は控えられてはいます。

ただ、ワクチン接種等により遠からず以前の生活スタイルに戻るはずです。
楽しい宴会や飲み会の時にゴミのことまでとなりがちですが、ここで意識出来るかそうでないかが、ポイントの一つといえるのではないでしょうか。

信州プラスチックスマート運動

信州プラスチックスマート運動

プラスチックとの賢い付き合い方に着目した、信州プラスチックスマート運動の取り組みも大きなヒントになるはずです。

海洋に流れ出したプラスチックゴミが世界的な問題になっていることをご存知の方も多いと思います。
このままでは、ゴミの重量が魚の重量を超えるとも示唆されるほどです。

海に面していない信州が、なぜ海洋ゴミを問題視するのかといえば、海洋ゴミの約7割が川から流れこんでいるためです。

信州は上流河川を有しています。
この問題を無視することが出来ず、「信州プラスチックスマート運動」に取り組んだのです。

この運動では、3つの意識した行動がベースとなります。

まずは、意識して「選択」
コンビニのレジ袋有料化などで浸透してきてはいますが、プラスチックのストローやフォークは本当に必要か考えてみましょう。

続いて、少しずつ「転換」
使い捨てプラスチック品の使用が減ることは、プラスチックゴミの減少へと繋がります。
マイバックやマイボトルへと出来るものから切り替えていくべきです。

最後に、分別して「回収」
品物や製品のなかにはプラスチックが必要となるものもあります。

ただ、使用後はルールを守り、分別して回収してもらいましょう。
衣料など新たな製品に生まれ変わるのですから。

食品ロスを減らすことでコストも削減

食品ロスを減らすことでコストも削減

ゴミの排出量を減らす意識の一つとして先にも食べ残しの点に触れましたが、食品ロスには大きなコストが掛かります。
例えば余計な食材や商品などを買った場合、冷蔵庫で大量に保存をすると使用電気量が増え、当然電気代の負担も大きくなります。

またゴミとして出した時、処分するためにも燃料などの経費が掛かるのです。
加えて多くの燃焼作業は、処理設備の疲弊を招き新たなコスト発生にも繋がりかねません。
もう一歩踏み込むと、燃焼による二酸化炭素の発生は、地球環境においては軽視することが出来ないポイントといえます。

日本は食料自給率が低く、多くの食材を海外からの輸入に頼っているのに食品ロスが多い国です。
「料金を支払ったのだから食べ残そうが個人の自由だ」ではなく、それだけでは済まされない問題といえるのではないでしょうか。

自分で出来ることから始めよう

自分で出来ることから始めよう

ゴミを少なくするための一歩として、まず自分に出来ることから始めましょう。
ありきたりですが、意識的にスタートを切れるかがポイントといえます。

自分一人がやってもという感覚よりも、自分一人でもやってみるという行動の方が間違いなく周囲にも影響を与えるはずです。

マイバックを持って買い物にいったり、職場ではマイボトルやマイカップに切り替えたりと、貴方の行動に刺激を受けて賛同する仲間がきっと増えるはずです。

まとめ

まとめ

ここまで、6年連続でゴミの排出量が少ない都道府県1位となった長野県の取り組みについてみてきました。
ゴミ減少に取り組む長野県の行動を通して、自分も何か貢献したいという思いを持っている方の参考になれば幸いです。

もちろん、長野県の皆さんが取り組んでいる全ての行動をおこなうのは難しいはずです。
一つでも自分に出来ることを今日から始めていきましょう。

近い将来、貴方ならではの「“チャレンジ800”」が達成出来ることを祈っています。

 

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