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耕作放棄地を活かす牧之原レモン 傷物をアップサイクルした加工品3商品

静岡県牧之原市のタタラ商店株式会社が、地域農家とともに栽培する「牧之原レモン」を使った加工品3商品「牧之原レモネードのもと」「牧之原レモンゼリー」「牧之原レモンひんやりゼリー」を2026年5月から販売しています。牧之原レモンは、耕作放棄地の利活用を目的に取り組まれているレモンです。加工品は、本来は市場で価値がつきにくい傷物(規格外)のレモンをアップサイクルしたもので、農家さんの手取り向上を目指しています。
日本有数のお茶の産地で、お茶だけに頼らない新しい農業の形を探り続けてきた約10年。その歩みの中で育ててきた牧之原レモンを活かした加工品が、今回紹介する3商品です。

<オンラインショップ>
タタラ商店公式オンラインショップ

耕作放棄地の利活用から始まった牧之原レモン

牧之原レモンは、日本有数のお茶の産地である静岡県牧之原市で、耕作放棄茶園や遊休農地の活用を目的に約10年前から栽培されているレモンです。牧之原市は全国有数のお茶産地として知られる一方で、生産者の高齢化や担い手不足などを背景に、管理が難しくなった茶畑や遊休農地の活用が課題となっています。

耕作放棄地は、全国の農村で広く課題として認識されているテーマです。使われなくなった農地を放置せず、新たな作物で再び生かす試みは、地域の景観や農業の担い手を守ることにもつながります。牧之原レモンは、その課題に正面から向き合う取り組みとして位置づけられています。

現在では複数の農家が栽培に取り組み、「牧之原レモン」として地域ブランド化を進めています。

約10年前に始まった挑戦と栽培品種「璃の香」

地域の農業資材販売や農産物の集荷・販売を行うタタラ商店は、約10年前から地域農家とともにレモン栽培に取り組んできました。お茶だけに依存しない新たな農業の可能性を模索する中で選んだのが、香り高く付加価値の高い国産レモン品種「璃の香(りのか)」です。

璃の香は、農研機構が開発した国産レモン品種です。香りが高く、酸味が比較的まろやかで果汁が豊富なことが特徴で、国産レモンならではの爽やかな風味を楽しめます。

牧之原市では温州みかんなどの柑橘栽培は盛んですが、レモン栽培はほとんど前例がありませんでした。そのため、日本有数のレモン産地である広島県へ視察や研修に赴き、栽培方法を学ぶところからスタートしたといいます。

傷物をアップサイクルして農家さんの手取り向上へ

この加工品づくりには、大きな狙いがあります。本来、市場では価値がつきにくい傷物(規格外)のレモンをアップサイクルし、新たな商品として生まれ変わらせることです。見た目に傷があっても、レモンの香りや果汁の魅力に変わりはありません。加工品にすることで、これまで活かしきれなかったレモンに価値を与えます。

そしてその先に見据えているのが、農家さんの手取り向上です。タタラ商店が目指しているのは、単にレモンを販売することではありません。地域農家が育てた農産物に新たな価値を生み出し、次の世代へ農業をつないでいくことです。

耕作放棄地を活用して育て、傷物(規格外)もアップサイクルして余すことなく活かす。この流れが、農家さんの収入につながり、次の世代へ農業をつなぐ力になります。

牧之原レモンの加工品3商品のラインアップ

「生果だけでなく、もっと多くの人に牧之原レモンの魅力を届けたい」という想いから、3つの加工品が開発されています。

牧之原レモネードのもと 300ml

牧之原レモンを使用した濃縮タイプのレモネードベースです。シロップ状態で果汁80%という高濃度仕上げで、レモン本来の爽やかな香りと味わいを楽しめます。原液1に対し、水や炭酸水、お湯を3で割るだけで手軽にレモネードができるほか、アルコールと合わせたアレンジにもおすすめです。希望小売価格は1,200円です。

牧之原レモンゼリー 120g

牧之原レモンとはちみつを使用したゼリーです。レモンの爽やかな香りと、はちみつのやさしい甘さが調和した味わいが特徴で、お子さまから大人まで幅広い世代に楽しめます。希望小売価格は480円です。

牧之原レモンひんやりゼリー 70g x 3袋

70g入りのゼリーを3個セットにした商品です。冷やしてそのまま食べるのはもちろん、凍らせることでシャーベットのような食感も楽しめます。暑い季節のおやつやお出かけのお供にもおすすめです。希望小売価格は600円です。

開発への想いと取締役副社長のコメント

タタラ商店は、肥料や農薬などの農業資材販売を通じて、長年地域農業に携わってきました。その中で、生産者の高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加など、地域農業を取り巻く課題を身近に感じてきたといいます。牧之原レモンは、そうした課題に対するひとつの挑戦として始まりました。

取締役副社長の多々良大吾さんは、2026年6月の発表で次のようにコメントしています。

「約10年前に始まった牧之原レモンの取り組みが、今回こうして加工品という形になったことを大変嬉しく思います。耕作放棄地の活用にはさまざまな方法がありますが、自然を相手に新たな作物へ挑戦することは決して簡単なことではありません。牧之原レモンも順調なことばかりではなく、多くの試行錯誤を重ねながら今日まで歩んできました。それでも地域農家の皆さまに支えていただきながら栽培を続け、このたび加工品として皆さまにお届けできることを大変嬉しく思っています。」

今後の展望と購入方法

タタラ商店は、牧之原レモンを地域の新たな特産品として育てることで、農地の有効活用や地域農業の活性化につなげていきたいと考えています。加工品開発や販路拡大に取り組みながら、牧之原市の魅力と地域農家の想いを全国へ届けていく方針です。

タタラ商店株式会社は、静岡県牧之原市を拠点に、肥料・農薬・種苗などの農業資材販売、農産物の集荷・販売を行う地域密着型企業です。「地域の農業を支え、未来につなぎ、人々の暮らしを支える」をミッションに掲げ、地域農業の発展と持続可能な農業の実現に取り組んでいます。

今回紹介した3商品は、タタラ商店公式オンラインショップで取り扱われています。商品を手に取ることは、耕作放棄地の活用や傷物(規格外)レモンのアップサイクル、そして農家さんの手取り向上を後押しする、身近な選択になります。牧之原レモンの背景にある農家の想いとあわせて、味わってみてはいかがでしょうか。

詳しくは、タタラ商店の公式サイトや牧之原レモンの公式Instagramもご覧ください。

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