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フードドライブとは?誰でもわかりやすくかんたん解説

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フードドライブとは、家庭で余っている食品を回収拠点(スーパーや自治体など)やイベントに持ち寄り、地域の福祉施設や子ども食堂、生活困窮者支援団体などに寄付する活動のこと
です。食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」を減らし、困っている人たちを支援できる、誰もが参加しやすい取り組みとして注目を集めています。

フードドライブが生まれた背景

日本は大きな社会課題を抱えています。一方では、本来食べられるのに廃棄される食品が大量にあり、他方では十分な食事を取れない人たちがいるという矛盾した状況です。
日本国内では年間約523万トン(令和3年度推計結果)、そのうち家庭からは約244万トン発生しています。一人あたりに換算すると、毎日お茶碗1杯(約114g)を捨てている計算に
なります。

一方で、厚生労働省が実施した「2022(令和4)年国民生活基礎調査」によると、生活意識の調査において「苦しい」と回答した世帯は51.3%にのぼります。このような背景から、フードドライブは食品ロスの削減と生活困窮者の支援という、二つの重要な課題に同時に取り組める活動として広がってきました。

フードドライブの仕組み|どのようにして食品が届く?

フードドライブの流れはシンプルです。参加者が家庭で使いきれない食品を回収拠点に持ち寄ると、全国47都道府県の2600店舗(2023年11月時点)に回収箱を常設し、2021年4月〜2023年8月に集まった食品は約138.5トン。実施店舗に持っていき、回収ボックスに入れるだけでOK。スタッフによる受付手続きなどもなく、気軽に参加できます。

回収された食品は、福祉施設や子ども食堂、フードバンク(食品を必要とする団体に無償で提供する団体や活動)などを通じて、必要な人たちに届けられます。

フードドライブに寄付できる食品の条件

フードドライブへの参加を考えるなら、事前に条件を確認することが大切です。
回収する食品には、団体によって条件があります。「未開封であること」「賞味期限まで2カ月以上あること」「常温保存が可能であること」「製造者または販売者、成分表示またはアレルギー表示があること」を条件に挙げる団体が多く、冷蔵・冷凍品やアルコール類などは、回収していない団体が多いです。

フードドライブで喜ばれる食品は、お米やパスタなどの穀物、野菜や魚の缶詰、フリーズドライ食品、レトルト食品、インスタント食品などの日持ちしやすい食べ物である。また、お中元やお歳暮などのギフトパック、贈答品の余剰等も喜ばれます。年末年始に買い過ぎた餅や乾物、もらったけれど使わない缶詰なども活用できます。

フードドライブのメリット|社会と環境への貢献

フードドライブの最大のメリットは、一度の活動で複数の社会課題に貢献できることです。
フードドライブは貧困問題解決の促進につながります。貧困に苦しむ人の中には、十分な食料を確保できない人も少なくありません。

また、フードドライブは環境への負荷低減にもなるというメリットがあります。地球上で排出されている温室効果ガスのうち、約10%が食品ロスによるものなのです。そのため、食品ロスを減らすことで、環境負荷低減への取り組みにもなります。

さらに、地域の関係性作りや分け合う心、共助・公助の心を育むことができます。さらに、日本の大きな問題である食品ロスへの関心を高め、家庭からの食品ロスや廃棄削減の啓蒙につながります。

自分たちでもできる|フードドライブ参加のステップ

フードドライブに参加するのは簡単です。まず、「フードドライブ 地域名」で検索して、お近くの実施拠点を探してみてください。スーパーや自治体の窓口、コンビニエンスストアなど、身近な場所で随時受け付けていることが多いです。寄付する食品の条件を確認した上で、家庭の食品棚を見直し、使いきれない食品があれば持ち寄ってみませんか。

食べられるのに廃棄される食品を「もったいない」から「ありがとう」に変える。それがフードドライブの力です。誰もが気軽に参加でき、困っている人も環境も笑顔にできる活動だからこそ、全国で広がり続けているのです。

  • 記事を書いたライター
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