公式LINEアカウントでも絶賛配信中!

友だち追加
ENVIRONMENT

サーキュラーデザインとは?誰でもわかりやすくかんたん解説

word2

「作って、使って、捨てる」という昔ながらのやり方を変え、商品を何度も生まれ変わらせる設計思想が「サーキュラーデザイン」です。環境問題に向き合う企業や自治体が、今この考え方に注目しています。この記事では、わかりにくいサーキュラーデザインを、日常の例を交えながら簡潔に解説します。

サーキュラーデザインとは|基本的な意味

サーキュラーデザインは、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を実現するデザインです。具体的には、廃棄物・汚染を取り除き、素材や製品をできる限り高い価値を保ったまま循環させ続けることによって、自然のシステムを再生するための、素材・製品・サービス・ビジネス・システムの一貫したデザイン
です。

わかりやすく言うと、製品のデザイン段階から「このあと、どうやって資源として循環させるか」を考える設計方法です。
サーキュラーデザインは、資源の効率的かつ循環的な利用で廃棄物をゼロにすることを目指しており、廃棄物をゴミと捉えず資源と捉える点がポイント
です。

エコデザインとの大きな違い

サーキュラーデザインと似た言葉に「エコデザイン」があります。しかし、この二つは根本的に異なります。
エコデザインは製品のライフサイクル全体を通じて、資源の消費を抑え、環境に与える影響を小さくするデザインで、廃棄物の減少に焦点を当てていますが、サーキュラーデザインとの大きな違いは廃棄物をゼロにすることを目指している点
です。

つまり、エコデザインは「廃棄物を減らそう」という考え方ですが、サーキュラーデザインは「廃棄物を生まないようにしよう」という、より根本的なアプローチなのです。

サーキュラーデザインの具体的な戦略

サーキュラーデザインを実現する戦略として、デジタル化・脱物質化、再生可能な素材の利用などがあげられます。より具体的には、以下のような方法が考えられます。

修理やアップグレードしやすい設計

モジュール化とは、修理やアップグレードしやすくするデザイン手法で、どこか一部が壊れてしまっても、モジュール化された製品であれば、一部を交換して利用することができます。

長期使用を想定した設計

長期使用可能な設計により、一度作った製品をできるだけ長く使えるように設計することで、廃棄物の削減に繋がります。

リサイクルやリユースが容易な素材選び

生分解性のある材料やリサイクル可能な材料を選択することもサーキュラーデザインです。

私たちの生活との関わり

サーキュラーデザインは、企業の取り組みだけではなく、私たち消費者の選択にも影響します。
解体・再利用・リサイクルができるように設計された商品、廃棄プラスチックからできたスピーカー、修理や交換、更新が可能なスピーカー、ジーンズのサブスクリプション、家具のサブスクリプション、ヘッドフォンのサブスクリプションなど、様々なサーキュラーデザインの事例があり、NetflixやSpotifyなどの配信サービスや、電子書籍、あらゆるファッションのシェアリングサービス、容器を自分で持っていくバルクショップ(量り売りショップ)なども、サーキュラーデザインの特徴に当てはまります。

私たちができることは、こうした「循環型」の製品やサービスを選ぶことです。修理できる製品を選んだり、シェアリングサービスを利用したり、長く使える品質の良い商品を購入することも、サーキュラーデザインの考え方を応援する行動になります。

なぜいま、サーキュラーデザインが重要なのか

製品やサービスがもたらす環境負荷の8割はデザインの段階で決まると言われており、デザインは大きな問題を生み出す原因にもなる一方で、解決策としての可能性も秘めています。

現在の大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムでは、地球の資源が枯渇してしまう危機が迫っています。サーキュラーデザインの考え方を製品設計に組み込むことで、資源を最大限に活用し、環境への負荷を大幅に減らすことができるのです。

まとめ|資源を循環させる設計の力

サーキュラーデザインは、単なる環境対策ではなく、これからの時代に必要不可欠な設計思想です。企業が製品を設計する際に「最後にどう循環させるか」を最初から考える。私たちが商品を選ぶ際に「長く使える」「修理できる」「シェアできる」という視点を持つ。こうした取り組みの一つひとつが、持続可能な社会への道を開きます。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
MIRASUS

MIRASUS編集部。地球と人に優しい未来をつくるサステナビリティな事例をご紹介。誰にでもわかりやすくSDGsに関する情報は発信していきます。

  1. 東京1,226円、高知1,023円|最低賃金の全都道府県1,000円超えが問いかける、地域間格差とディーセントワークの今

  2. 「流域」で水を守る時代へ|老朽化する水インフラと、日本が描く水循環の未来

  3. 「安くなった」だけじゃない|地政学・AI需要・政策転換が再エネの「次の局面」を問う

RELATED

PAGE TOP