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SOCIETY

ウェルビーイングとは?誰でもわかりやすくかんたん解説

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「幸せな人生」「心身ともに充実した状態」—こうした言葉で表現されるウェルビーイング。でも、具体的には何を意味するのでしょうか。最近、政府や企業、教育機関で急速に注目を集めているこの考え方について、わかりやすく解説します。

ウェルビーイングの意味|個人と社会が満たされた状態

環境省が令和6年版環境・循環型社会・生物多様性白書で定義したところ、ウェルビーイングは「現在及び将来の国民一人一人の生活の質、幸福度、経済厚生の向上」を指す
ものです。

実は、この概念の歴史は古く、1946年にWHO(世界保健機関)は健康の定義として「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてがよい状態」とウェルビーイングを掲げた
のが世界的な広がりの始まりでした。

つまり、ウェルビーイングは単に「幸せ」という主観的な感覚ではなく、身体、心、社会関係を含めた、より包括的な「充実した生活」を意味しているのです。

何が評価されているのか|複数の側面から測定

ウェルビーイングには、複数の要素が含まれています。
アメリカのGallup社は、ウェルビーイングに「Career(仕事)、Social(社会関係)、Financial(経済)、Physical(身体)、Community(地域)」の5つの要素がある
と指摘しています。

経済協力開発機構(OECD)は2011年に「OECDウェルビーイング指標」を公表し、所得、住宅、雇用、健康、知識、生活満足度、環境の質、安全、市民参画などの複数の指標から評価している
ように、一つの側面だけでは捉えきれない複雑さがあります。

日本での取り組み|政府も企業も重視する理由

日本政府は2021年6月の「経済財政運営と改革の基本方針2021」で、各種基本計画にウェルビーイング関連の成果指標を設定することを決定した
ほか、内閣府は2019年度から「家計と資産」「仕事と生活」「健康状態」「社会とのつながり」など13分野で国民の生活満足度を調査する「満足度・生活の質に関する調査」を実施している
のです。

企業の現場でも動きが広がっており、長時間労働やストレスの軽減、ワークライフバランスの改善を目的とした働き方改革が進められ、リモートワークやフレックスタイム制度の導入、メンタルヘルス支援など多様な施策が実施されている
のが実態です。

なぜ今、ウェルビーイングが注目されるのか

経済効率や利益を優先してきた結果、格差の拡大や地球環境の悪化、貧困などさまざまな問題が起きた
という課題認識が背景にあります。
このような問題は経済を重視した既存の価値観では解決不可能な状況となり、物質的な経済の発展よりも「よりよい社会を作る」ことで解決していこうという取り組みが始まった
のです。

また、SDGsの3つ目の目標である「すべての人に健康と福祉を(Good Health and Well-Being)」にウェルビーイングの言葉が含まれている
ことで、国際的な目標としての位置づけも強まっています。

私たちにできることは

ウェルビーイングは、政府や企業の政策を待つだけではなく、一人ひとりの心がけが大切です。自分自身と周囲の人、そして社会全体が幸福に向かう選択をすること、健康的な生活習慣、充実した人間関係、自分にとって有意義な仕事やボランティア活動への参加など、小さな行動の積み重ねが、やがて組織全体、社会全体のウェルビーイングにつながっていきます。

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